血圧と自立度

血圧が高くても社会的に自立して元気な老人が沢山居ます。

逆に薬で血圧を下げて元気がなくなる人もいます。

次は日常生活能力と高血圧治療の関係です。

高齢者の日常生活能力(ADL)と高血圧治療の関係を

治療をと自立度で見てみます。

 

●  拡張期血圧値(下の血圧)と14年後の自立

SCN_0075 拡張期血圧と自立度

注:下の血圧が高かった人で

  薬を飲んでいない人と薬を飲んでいる人との比較です。

  斜め右上に伸びている矢印は

  もともとどの位の値を薬で下げたのかの予測です。

  いずれにしても下が高くても

  薬を飲んでいない人の方が

  自立していることが分かります。

 

●  収縮期血圧値と非自立の割合

注:上のグラフは自立している人の割合、

  下のグラフは自立していない人の割合です。注意!

ケツアツ 収縮期血圧と自立度 

 注:高圧剤を飲んでいる人(濃い色の四角)の方が

  自立していないことが分かります。