講演録 インフルエンザ

タミフルについて
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最終更新日:2014/11/03 10:12

まずウイルスの図を資料を見てください。

戦から下が私たちの細胞で、HAやNAの突起がついた丸いのがウイルスです。

  ウイルス構造

細胞の中で増殖したウイルスは、次から次へと隣の細胞に拡大します。

そのとき細胞から外に出ます。

一番左の図です。

飛び出す為にウイルは内側から細胞の膜を溶かします。

そのときにNA部分からノイラミニダ-ゼと言う酵素を出します。

後ろにダ-ゼとかア-ゼとつくのはすべて酵素です。

外に出たらハサミで細胞膜の粘液を切断、つまり溶かして隣の細胞に移動しやすくします。

後でもお話しますが、話題のタミフルはそのノイラミニダ-ゼの働きを抑える作用があります。

ノイラミニダ-ゼの働きを抑えられるので、細胞から離れることが出来ず、

隣の細胞に移動することが出来なくなります。

つまり感染の拡大が出来なくなるのです。

そこでウイルスが私たちの細胞内で一杯になって、やっと飛び出すのに2~3日もかかってしまいます。

その2~3日がとても大事で、その間に人間は免疫力を高めてウイルスと戦う力を十分につくります

そうしてから感染拡大しても免疫の態勢は整っているのですからもう安心です。

つまりタミフルは私たちが態勢を整えるまでの2~3日、感染拡大を延期するための薬なのです。

ですからタミフルは治すのではなく、遅らせる薬ということになります。

治すのは自分の体です。

だから感染が拡大してからタミフルを使っても何の意味もないのです。

感染の初期、24時間とか48時間以内に使用するから

拡大を防げるので、拡大してから使用しても意味がないのです。

それを3日分、5日分と投与しても意味がない事なのです。

 

リラックスに余談を2つばかり

インフルエンザ産業と言って、

今年はマスクを作っている小林製薬やユニチャ-ムはすごい利益です。

タミフルを作っている中外製薬もすごい利益です。

それと

大阪のほうでは豚インフルエンザをトンフル、

鳥インフルエンザをチョウフルとか言うようです。

関西らしいですね。

 

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