健康食品と肝臓障害

健康食品に関する国の見解 4
記事専用プリント対応ページ

最終更新日:2019/12/07 10:45

4.「健康食品:の情報についてのメッセ-ジ(P)     

P.知っていると思っている健康情報は、本当に(科学的に)正しいものですか。

 情報が確かなものであるかを見極めて、摂るかどうかを判断してください。       

 体験談は、安全性・有効性を示す根拠にはなりません

 効いたと言う事例がたくさんあげられていても「安全・有効であることがわかった」とは言えません。

 また、特定の研究者だけが主張している場合には、必ずしも安全性・有効性の証拠にはなりません

 さらに、動物と人とでは、「健康食品」の成分の消化吸収や代謝・体のつくりかたなどが違い、

 反応のしかたが異なるため、動物実験で有効であったとの結果を

 そのまま人にあてはめることはできません

 安全で適切な「健康食品」を選択するためには、人での適切な試験が行われているか、

 複数の研究による客観的な評価がなされているかなどを確認することが必要です。        

 たとえ、多くの人に効果があると言われている「健康食品」でも、

 誰がどのような目的で、どれだけの量をどれだけの期間に摂るかによって、

 製品の安全性や有効性は変わります。

 「健康食品」は消費者が自ら判断して摂るか否かを決めるものです。              

 そのため、安全性を確保するためには、

 摂取してはいけない場合(肝機能や腎機能が低下しているなどの病歴・健康状態、

 その成分に対するアレルギ-を有するなど)や、

 過剰摂取したときに想定される健康被害(症状)、医薬品との相互作用などについて、

 消費者自身があらかじめ情報を入手して知っておくことが重要です。

 そして情報は、信頼できる情報源から得ることが大切です。

 例えば、食品安全委員会や厚生労働省では、

 「健康食品」の健康被害に関する情報をインタ-ネットで提供しています。

 また、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所の「健康食品」の安全性・有効性情報」では、

 「健康食品」が関連した健康被害の防止のため、

 「健康食品」の基礎的な知識や安全情報を掲載しています。   

5.「健康食品」の摂取についてのメッセ-ジ(Q~S)     

Q. 「健康食品」を摂るかのどうかの選択は「わからない中での選択」です。        

  以上のように、「健康食品」は安全性、品質、有効性などいずれの点でもわかっていないまま

  販売されているものが少なくありません。

  「健康食品」を摂るかどうかを決めることは、

  そういったわからないことが多い中での選択と言えます。

  効果ついての情報だけではなく、健康被害についての情報も得て、

  自分の状況をよく考えた上で選択することが大切です。     

R.摂る際には、何を、いつ、どのくらい摂ったかと、効果や体調の変化を記録してください。

  「健康食品」を摂っているときには自分の体調によく気をつけてください。

  健康食品を安全に摂る上で、どの製品をどれだけの量、どのような方法で摂り、

  その時の体調はどうであったかというメモを作成することが有用です。(表参照:省略)

  「体調が良い」という記載が並べば自分に合った製品であると判断できます。

  「体調が変わらない」という記載が並べば、

  継続して摂るか否かを再度検討するきっかけになります。

  「健康食品」が原因と疑われる健康被害が起こっても、

  摂取した製品や摂取状況などの具体的な内容がわからない場合が多く、

  医薬品などよりも被害の状況が明らかになるのが遅れる傾向があります。

  摂取内容や体調などをメモしておくと、

  摂るのを中止する判断や医療機関などで因果関係を推定してもらうのに役に立ちます。  

以下略

S.「健康食品」を摂っていて体調が悪くなったときには、

  まずは摂るのを中止し、因果関係を考えてください。       

  自分の体調変化に注意し、体調が悪くなった時には、摂るのを中止してください。

  「健康食品」の健康被害は、いくつかの問題が重なって起きることがあるため、

  これまで体調が悪くならずに食べ続けていた「健康食品」でも

  体調が変化する要因となることがあります。

  体調悪化の原因が「健康食品」そのものによるかどうかは、

  「健康食品」を摂り始めた後から起ったか、摂るのをやめると和らいだか、

  などを考えるとある程度判断ができます。

  「健康食品」で健康を害していないかをセルフチェックしてください。

  このように考えても判断できない場合などは「健康食品」に対する

  知識を有する専門家(医師・薬剤師・管理栄養士・アドバイザリ-スタッフ等)に相談してください。

「健康食品」についての安全な選択をするために(まとめ)

健康の保持・増進の基本は、健全な食生活、適度な運動、休養・睡眠です。

●「健康食品」を摂る選択をする前に、今の自分にとって本当に必要か考えてください。

 その際に、信頼できる(科学的根拠のある)情報を入手するよう努めることが、

 自分の信頼を守るために大切です。

●「健康食品」を購入/摂る場合は、このメッセ-ジ述べられている点に注意して、選択することが

 必要です。

●増量することは健康被害をもたらすリスクを高めます。

 たとえ効果が実感できなくても、増量してはいけません

●「健康食品」を摂っていて体調が悪くなった場合は、すぐに摂るのをやめてください。

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ご意見・ご感想はこちらへ ※個人情報の取り扱いについて

お名前 (必須)

メールアドレス ※返信をご希望の方はご記入ください

メッセージ本文