軍による性暴力

国が関与 4 現地領事館関連
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最終更新日:2018/07/28 9:56

現地の領事館や朝鮮総督府の関係資料です。

●在留邦人の各種営業許可及び取締りに関する陸海外三省関係者会同決定事項

1938年4月16日  在南京領事館 (原文カナ・意訳)          

出席者  

陸軍側  兵站司令官    千田大佐             

  第3師団参謀   栗栖中佐

  第3師団軍医部   高原軍医中佐

  南京特務機関   大西少佐

  南京憲兵隊    小山中佐  

海軍側  海軍武官     中原大佐                          

  嵯峨艦長     上野中佐               

領事館側            花輪総領事

                        田中領事

清水警察署長

               以下省略

会議で話し合われた要点

・・・・陸海軍に属する酒保および慰安所は陸海軍の直轄経営監督するものなので

領事館は関与しない。・・・・

将来兵站部の指導により作られるべき軍専属の特殊慰安所は憲兵隊の取締まるところにて・・・・

解説:これは軍と領事館の会議です。 

   この会議の結果、慰安所に関しては領事館の手が届かないようになりました。 

  つまり政治のコントロ-ルを外れて軍が仕切るようになったのです。

  そして「軍直営」の言葉も見えます。

 

●支那渡航婦女の取扱に関する件  機密第213号    1

938年5月12  (原文カナ・意訳)               

在、山海関 副領事 佐々木高義から外務大臣 広田弘毅宛文書

2月23日付「内務省警保局長発、各庁府県長官宛通牒」によれば

醜業を目的とする婦女の支那渡航は満21歳以上の者となっているので

当館でも、鋭意取締りをしているが、

本年10月当地を通過して北京に行く途中の旭川の業者が連れている芸妓4名の内

3名はいずれも21歳未満にして、

かつ醜業を目的としている事は極めて明白である。

それにもかかわらず旭川警察署長発行の身分証明書を持参していたため仕方なく通過させた。

ほかにもこれに類する事2~3あり。

当方の今後の取締りの上に種々の影響を及ぼす恐れがあるため、調査の上お返事を頂きたい。

(その内3名は15歳、16歳、17歳でした)

解説:いくら領事館で取り締っても、内地の警察でさえ違法な募集に加担している。 

  調査をして欲しいという依頼です。 

  日本人女性を募集することですら違法なことをしたのですから、 

  朝鮮人女性の募集はもっとひどかったことになります。

 

●済南行旅客の制限撤廃に関する件    1938年3月1日

朝鮮総督府外務課「昭和13年、昭和14年旅券例規」という公文書から

北支那派遣軍事務官 室田寅雄から朝鮮総督官房外務部長 宛  

原文カナ・意訳

・・・・本年1月14日より、一般旅客の済南旅行を許可する事としたが、

これは特に身元を厳選して特務機関名の許可証を発行することとし・・・・

その期間に天津出張所で旅券許可証を発給した人数は、

          内地人  731名(内 女173名)

          朝鮮人  176名(内 女115名)

            計  907名 (このほかに軍憲兵隊で発給した者もある)

解説:在留邦人がほとんどいなく、  厳しく旅行制限されていた済南に

  特務機関や憲兵の優先許可で女性が渡航しているのは  軍慰安婦と言うことになります。

 

 

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