講演録:南京事件の真実は?

南京爆撃
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最終更新日:2014/06/21 9:44

陸軍の動きを話しましたがその時海軍ではどうしていたのか。

海軍では1937年8月15日、在南京の日本人たちが避難してから数時間後に大爆撃を始めました。

海軍木更津航空隊所属で前年に完成した世界的な新鋭機96式陸上攻撃機20機が、

長崎の大村基地から約600キロを4時間で飛んで渡洋爆撃をしたのです。

海軍省では「世界航空戦史上未曾有の大空襲」を宣伝しましたが、この空襲は国際法違反でした。

* 開戦に関する条約  1907年ハ-グで締結  日本は1912年に批准

締約国は、理由を付したる開戦宣言の形式

または条件つき開戦宣言をふくむ最後通牒の形式を有する明瞭かつ事前の通告なくして

その相互間に、戦争を開始すべからざること

* 陸戦の法規慣例に関する条約  1907年ハ-グで締結  日本は1912年に批准

防守せざる都市、村落、住宅または建物はいかなる手段によるも、

これを攻撃または砲撃することを得ず

当然ながら違法な爆撃に対する抗議が出ました。

*8月29日には南京に駐在する欧米5ケ国の代表が出した抗議書

いかなる国の政治的首都、とりわけ戦争状態にある国の首都にたいする爆撃にたいして、

人間性と国際的礼譲についての配慮を必要とするような抑制について、

日本側当局は適当な配慮を促すべきである。(中略)

爆撃は、かかげられた軍事目標にかかわらず、

現実的には教育や財産の無差別の破壊、および民間人の死傷、苦痛に満ちた死につながる。

*9月28日 国際連盟総会において「日本の中国都市爆撃非難決議」が全会一致で可決

諮問委員会は、日本航空機による支那における無防備都市の空中爆撃の問題を緊急考慮し、

かかる爆撃の結果として多数の子女を含む無辜の人民にあたえられたる生命の損害にたいし

深甚なる弔意を表し、世界を通じて恐怖と義憤との念を生じせしめたるかかる行動にたいしては、

何らの弁明の余地なきことを宣言し、ここに右行動を厳粛に非難す

*政府内にも批判  外務省東亜局長 石射猪太郎の日記から

10月4日  日本の新聞はもう駄目だ

7日    世界は今や日本に向ってあらゆる言葉をもって非難をあびせている。

  それは決して驚くことではないが、憂うべきは日本自体の無反省

 

 南京爆撃では日本海軍は誤爆(無差別爆撃)を許可する通達を出しています。

*南京空襲部隊制空隊の戦闘要領に関し希望事項  海軍第13航空隊戦闘詳報から

爆撃はかならずしも目標に直撃するを要せず

敵の人心に恐怖を惹起せしむるを主眼とするをもって、

敵の防空砲火を考慮し、投下点を高度2千ないし3千メ-トル付近に選定し、

かつ一航過にて投下を完了するごとく努められたし・・・・

  注:目標に当たらなくても良い、爆弾は全て投下するとは、無差別の許可です。

日本の海軍省の記録では、8月15日の渡洋爆撃から始まって、12月13日の南京占領にいたるまで、

海軍の南京爆撃は50数回におよび、延べ参加機は900余機

投下爆弾は160余トンにおよんだとされています。

 

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