元素とその変化

分裂の仕組み
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最終更新日:2014/05/11 12:42

ウラン-235の核分裂は原子核に1個の中性子が衝突する事で起きます

その結果2つの新しい元素と2~3個の中性子が出来ます。

 

SCN_0019

 

このことを質量(数字)で見てみます。

   ウラン-235は 陽子が92個と中性子が143個でその合計が235です。

   そこに中性子が1個飛び込みますから瞬間的に中性子が144個になりウラン-236になります。

   分裂したときには中性子が仮に2個飛び出したとして中性子が142個になります。

   92個の陽子と142個の中性子の合計234が割れて2つの元素になるのです。

   これが核分裂です。

   どういう訳か陽子は丁度半分にはならずに下記のように分裂します。

50個と42個 「スズ」と「モリブデン」

51個と41個 「アンチモン」と「ニオブ」

52個と40個 「テルル」と「ジルコニウム」

53個と39個 「ヨウ素」と「イットリウム」

54個と38個 「キセノン」と「ストロンチウム」

55個と37個 「セシウム」と「ルビジウム」

   ヨウ素やセシウムを例にしますと

     * ヨウ素-131が出来た場合  (陽子53個 中性子78個)

       片割れはイットリウム-103となります (陽子39 中性子64個)

       全部の数字の合計が 53+78+39+64=234(分裂前のウランの数字と同じです)

   或いは

     * セシウム-134が出来た場合  (陽子55個 中性子79個)

        片割れはルビジウム-100となります  (陽子37個 中性子63個)

        全部の数字の合計が 55+79+37+63=234

その分裂の仕方が40種類以上あるといわれます。

40通りの割れ方をするので、倍の80種類以上の元素が出来ることになります。

これらは全て不安定な元素ですから放射線を出しながら崩壊して別の元素に変わりますので、

更に種類が増える事になります。

国や電力会社が測定してもしなくてもこれだけの放射元素がばら撒かれている事は理屈の上からも間違いありません。

ただ測定していないだけです。

こう考えるとたった1種類のウランを分裂させたことで無数の放射性物質が出来てしまうという事が分かります。

ウランを利用しなければ「あの山は放射線が出てるから近寄らないように・・・」で済んだのに

利用したばかりに放射性物質の種類を増やしてしまったのです。

今回の事故でどのような元素が出来たのか一覧表を作ってもみました。

分裂からできたものとウランの崩壊から出来たもののです。

ただし理論的に出たことを予想していますから実際にこれだけ出ているかどうかは分かりません。

注: 後の方で事故後の溜まる汚染水のところで汚染水に含まれる放射性元素の種類を書きす。

  東京電力が測定して発表したものですからその方が正確かもしれません。

  それでも60種類近くあります。

 

まず今回の事故は核分裂している時の発生したのですから、核分裂で出来たと予想される放射性物質です

SCN_0083

 

次に原子力発電所の運転中にウランの崩壊で出来た超ウラン元素(ウランより重元素)の一覧を載せます。

SCN_0022

 

 

 

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