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キーワード「金原節三」を含む投稿一覧

  • 日本軍の資料発見

    2020/11/08
    10:48

    細菌戦はあったのでしょうが、具体的な証拠証拠が

    なかなか発見出来ませんでした。

    ところが1993年6月、偶然に多くの資料が

    中央大学の吉見教授等によって発見されました。

    発見場所は「防衛庁防衛研究図書館」です。

    陸軍幹部の業務日誌が発見されたのです。

    その後その資料は閲覧禁止になってしまいましたが,

    日本政府保管の正式資料ですから重大な証拠となります。

    国は全面公開するべきでしょう。

    発見された日誌は下記の通りです。

     

    ●参謀本部作戦課  井本熊夫中佐の業務日誌  23冊

     1940年9月~1942年12月、参謀本部作戦課員

    ●陸軍省医務局医事課 金原節三大佐の

             陸軍省業務日誌摘録  35冊

     1937年8月から陸軍省医務局医事課員

     1941年11月から同医事課長

    ● 同上  大塚文夫大佐の備忘録  13冊

     金原大佐の後任として1943年9月、医事課長就任

    ●参謀本部第一部長  真田穣一郎少将の業務日誌  40冊

     

    次から始まるレポ-トでは、

    実際の細菌戦の様子や証言と、

    これを裏付ける日本軍の上記日誌等を

    年代ごとに別項目にして整理します。

     

     

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  • 慰安婦や強姦の南方への拡大

    2020/08/23
    12:41

    1941年12月8日、

    アメリカやイギリスと開戦し、

    南方に侵略を開始していくと共に、

    慰安所や強姦も南方に拡大していきました。

     

    そのあたりの事を、金原節三

    「陸軍省業務日誌摘録」から見てみます。   

       (文章は意訳します)

     

    ● 陸軍省課長会報での法務局長報告 

          1942年2月12日

     富兵団(第25軍)において

     敵前逃亡112、強姦3、掠奪3の報告あり・・・・

     比島(フィリピン)方面でも相当強姦(14名)あり、

     下士官の婦人傷害事例もありたり。・・・・

     

    ● 局長会報 (大山文雄法務局長と

         田中隆吉兵務局長のやりとり) 

         1942年5月2日

    (法務局長) 

     第25軍の独立速射砲第1大隊の

     現役大尉がクアラルンプ-ルにおいて

     マレ-人の妻女を強姦、    

     その時計5~6個を掠奪し、

     さらにジョホ-ルの第3王女を騙し、    

     真珠を詐欺し、強姦、掠奪、詐欺の

     犯罪を犯せる者あり。

    (兵務局長) 

     第25軍はクアラルンプ-ルに来るまでは

     とかくの評判ありしも、

     この事件を契機として今後面目を一新せり。

    (法務局長) 

     フィリピン方面においても強姦多かりしが、    

     厳重なる取締まりをなしたる結果、

     犯罪激減せり。

    (兵務局長) 

     フィリピンは他の地域に比し比較的多かった。    

     しかし、支那事変に比すれば少ないといえる。

      注:中国での強姦が相当ひどかった。

     

    ● 局長会報 大山法務局長の報告 1942年5月9日

     南方軍の犯罪件数23件。

     大体において支那事変に比し少なし。

     第14軍(司令官本間雅晴中将)には強姦が多し。

     女が日本人むきなるをもってなり。

      注:女が日本人向きだからとは変な理屈です。

     

    ● 局長会報 大山法務局長の報告 1942年5月27日

     南方犯罪の状況 

      掠奪強姦76件(開戦以来)

      強姦は14軍に多し、

      犯罪が多きは、14軍、15軍、16軍、

      南方総軍、直轄、の順で、

      軍律違反も14軍に多し。

       注:第14軍はフィリピン、

         第15軍はタイ・ビルマ、

         第16軍はインドネシアを担当

     

    ● 局長会報 田中兵務局長の報告 1942年6月3日

     ・・・・マレ-では支那婦人に対する

     暴行が5月の1ケ月だけで8件あった。

     

    ● 局長会報 大山法務局長の報告 1942年8月12日

     南方の犯罪610件、強姦罪多し、

     支那よりの転用部隊に多し。

     慰安設備不十分、

     監視監督不十分に起因す。

     拘禁所にはどこも200名あて収容しあるが、

     いずれも3~4名の法務官が処理しあり

     

    これらの局長会報を見ると、

    いかに中国での強姦が凄まじかったかが分かります。

    その結果中国から転進してきた部隊が

    南方に来てさらに強姦事件を

    起こしていることが分かります。

     

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  • 軍も困っていた

    2020/07/07
    14:25

    軍が慰安婦の連行や強姦に困っていたことは事実のようです。

    国家や正規軍がこのようなことを推奨するわけはなく、

    結果として起きてしまったからです。

    勿論、国家や軍に責任があるのは当然のことです。

     

    ●軍慰安所従業婦等募集に関する件   

       1938年3月4日 陸支密第745号(原文カナ、意訳)

       陸軍省兵務課起案 

       副官より北支那方面軍及び中支那派遣軍参謀長宛通牒案

        (梅津美次郎陸軍次官や今村均兵務局長の決裁印があります)

     支那事変地における慰安所設置のため、

     内地においてこれが従業婦などを募集するにあたり、

     ことさらに軍部了解などの名義を利用し、ために軍の威信を傷つけ、

     かつ一般民の誤解を招くおそれある者、

     あるいは従軍記者、慰問者などを介して不統制に募集し、

     社会問題を惹起するおそれある者、

     あるいは募集に任ずる者の人選適切を欠き、

     ために募集の方法、誘拐に類し、警察当局に検挙、取り調べを受ける者あるなど、

     注意を要するもの少なからざるについては、

     将来これらの募集にあたりては、派遣軍において統制し、

     これに任ずる人物の選定を周到、適切にし、

     その実施に当たりては、関係地方の憲兵および警察当局との連携を密にし、

     もって軍の威信保持上、ならびに社会問題上、遺漏なきよう配慮相成りたく、

     命(注:天皇の命令)により通牒す。

     ◎解説:以前でも軍が選定した業者が慰安婦の募集をしていましたが、

      その選定業者があまりにひどい募集をするので、

       困った軍は今後しっかりと選定しさらに警察や憲兵と協力するという意味です。

      そしてこの文章から分かる事は、

      内地つまり日本国内ですら誘拐まがいのひどい募集をしていた事です。

      国内ですらそうですから、

      植民地や占領地では慰安婦をどのように集めたのか分かるというものです。

      そしてもし軍の威信を守り、社会問題化を防ぐなら

      慰安婦制度そのものを禁止すればよいのであって、

      周到にしてうまくごまかそうとしています。

      なお、この通達の時期は南京事件の直後だったことも重要です。

     

    ●「軍参謀長口演要旨」 17年9月22日 第14軍司令部

       (フィリピン)イロイロ憲兵分隊執務参考綴り(比島防衛546)から

       (原文カナ)

     1-3 省略

     4 軍紀風紀について

     当軍上陸以来の犯罪非行の状況をみると、

     作戦初期においては強姦著しく多く一時憂慮したが・・・・

     近頃窃盗横領等の散発を見る。

     特に将校、下士官にしてこの種の犯罪を犯す者がある・・・・

     役種別に状況を見ると、強姦や対上官犯は共に召集者に断然多く、

     窃盗横領は現役者に多い・・・・

         以下省略

     

    ●「軍法会議取扱人員表」 昭和17年1月から12月  

     第一野戦憲兵隊会議書綴 から

      陸軍刑法 戦地強姦    7名

       戦地強姦致死  1名

    刑法   強姦    

         強姦未遂    2名

       注:逮捕されて処罰された人数です。実際はこの何10倍もあったでしょう

     

    ●第64師団戦史から 1944年7月に華北から第11軍に配属された部隊

     ・・・・湖南省に到着して将兵一同驚いたここは、

     第11軍将兵全般の民衆に対する暴戻ぶりであった。

     即ち、第11軍各兵団は

     「戦いには強いが民衆に臨むには暴であった」との感を強くした。・・・・

     いくたびかの第11軍の長沙攻略により、戦禍を蒙った住民の中には、

     放火、掠奪、強姦、殺傷等により、怨恨の骨髄に徹するものあり・・・・

     

    このように慰安所を作っても、

    陸軍刑法を改正しても強姦事件は増えるばかりでした。

    国府台陸軍病院の早尾軍医中尉が軍の委託を受けてまとめた

    「戦場に於ける特殊現象と其の対策」という論文があります。

    その中の「性欲と強姦」という項目には次のように書かれています。

     

    ●性欲と強姦 

       国府台陸軍病院附 金沢医科大学教授 陸軍軍医中尉 早尾乕雄

       1939年6月(原文カナ、意訳)

    ・・・・出征者に対して性欲を長く抑制することは、

    自然に支那婦人に対して暴行することになるだろうと兵站部は気をきかせ、

    中支那にも早々に慰安所を開設した。

    その主要な目的は性の満足により将兵の気分を和らげ

    皇軍の威厳を傷つける強姦を防ぐ事にあった。

    慰安所の急設は確かにその目的の一部は達した。

    しかしあの多数の将兵に対して慰安所の女の数は問題にならない。

    上海や南京には慰安所以外にその道は開けているから

    (注:民間の売春宿があった)、

    慰安所の不足した地方や前線へ送り出せたが、

    それでも地方では強姦の数は相当あり、また前線にもこれを多く見る。

    これは女の供給が不足していることが原因であるが、

    やはり留学生が西洋女に興味を持つと同様で

    支那女に好奇心が湧くとともに

    内地では到底許されないことが

    敵の女だから自由になるだろうという考えが非常に働いているため

    支那娘をみたら憑かれた様に引き付けられて行く、

    従って検挙された者こそ不幸なんで、陰ではどれ程あるか分からない・・・・

    部隊長は兵の元気を作るために必要として見て見ぬ振りをしたのさえあった・・・・

    勝利者なるが故に金銀財宝の掠奪は言うに及ばず、

    敵国婦女子の身体まで汚すとは誠に文明人のする行為とは考えられない。

    東洋の礼節を誇る国民として慙愧に耐えぬことである。

    昔、和倭は上海に上陸し南京に至るまでこのような暴挙に出たため

    非常に野蛮人として卑しめられ嫌われたというが、

    今においても尚、同じ事が繰り返されるとは何とした恥辱であろう・・・・

    日本の軍人は何故このように性欲に理性が保てないのかと、

    私は大陸上陸と共にただちに痛感し、戦場生活1年を通じて始終痛感した。

    しかし軍当局はあえてこれを不思議とせず、

    この方面に対する訓戒は耳にした事がない。・・・・

    軍当局は軍人の性欲を抑えることは不可能だとして、

    支那婦人を強姦しないように慰安所を設けた。

    しかし強姦ははなはだ盛んに行なわれて、支那良民は日本軍人を見れば必ず恐れた・・・・

     

    そのあたりの事を、金原節三「陸軍省業務日誌摘録」から見てみます。

    (文章は適時意訳します)

    ●陸軍省課長会報での法務局長報告  1942年2月12日

     富兵団(第25軍)において敵前逃亡112、強姦3、掠奪3の報告あり・・・・

     比島(フィリピン)方面でも相当強姦(14名)あり、

     下士官の婦人傷害事例もありたり。・・・・

    ●局長会報(大山文雄法務局長と田中隆吉兵務局長のやりとり)1942年5月2日

     (法務局長) 第25軍の独立速射砲第1大隊の現役大尉が

          クアラルンプ-ルにおいてマレ-人の妻女を強姦、

          その時計5~6個を掠奪し、さらにジョホ-ルの第3王女を騙し、

          写真機を詐欺し、強姦、掠奪、詐欺の犯罪を犯せる者あり。

     (兵務局長) 第25軍はクアラルンプ-ルに来るまではとかくの評判ありしも、

        この事件を契機として今後面目を一新せり。

     (法務局長) フィリピン方面においても強姦多かりしが、

          厳重なる取締まりをなしたる結果、犯罪激減せり。

     (兵務局長) フィリピンは他の地域に比し比較的多かった。

        しかし、支那事変に比すれば少ないといえる。

            注:中国での強姦が相当酷かったか分かる発言です。

    ●局長会報 大山法務局長の報告  1942年5月9日

     南方軍の犯罪件数23件。

     大体において支那事変に比し少なし。

     第14軍(司令官本間雅晴中将)には強姦が多し。

     女が日本人向きなるをもってなり。

       注:女が日本人向きだから強姦が多いとは変な理屈です。

    ●局長会報 大山法務局長の報告 1942年5月27日

     南方犯罪の状況:掠奪強姦76件(開戦以来)、

     強姦は14軍に多し、犯罪が多きは、14軍、15軍、16軍、南方総軍、直轄、の順で、

     軍律違反も14軍に多し。

           注:第14軍はフィリピン、第15軍はタイ・ビルマ、

             第16軍はインドネシアを担当

    ●局長会報 田中兵務局長の報告 1942年6月3日

     ・・・・マレ-では支那婦人に対する暴行が5月の1ケ月だけで8件あった。

    ●局長会報 大山法務局長の報告 1942年8月12日

     南方の犯罪610件、強姦罪多し、支那よりの転用部隊に多し。

     慰安設備不十分、監視監督不十分に起因す。

     拘禁所にはどこも200名あて収容しあるが、いずれも3~4名の法務官が処理しあり

     

    これらの局長会報を見ると、いかに中国での強姦が凄まじかったかが分かります。

    その結果中国から転進してきた部隊が

    南方に来てさらに強姦事件を起こしていることが分かります。

     

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