事故による健康被害

今後も増えると思われる異常の原因は?
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最終更新日:2019/07/27 11:21

何故これからもがんや身体の異常は増えるのでしょうか?

今回はそのお話です。

 

事故で放出された放射性元素は、甲状腺がんを起こすヨウ素だけではありません

当然のことです。

しかし国では放射性ヨウ素による甲状腺がんだけを問題にしています。

何故かというヨ-ド製剤を原発事故の直前や直後に飲むという対処方法があるからです。

それ以外の放射性元素に対する対策は講じられていません。

 

原子力発電所で燃料として使われるのは、ウラン235です。

ウラン235は92個の陽子と143個の中性子と電子で構成されています。

最初にウランに中性子をぶつけると核分裂を起こします。

陽子は2つに分裂し新しい元素が出来ます。

その時中性子は、数個は次の分裂の連鎖に使われたり、制御棒に吸収されたりしますが、多くは新規の元素に付きます。

新しい元素は今回の事故の場合40種類以上と報道されていますが実際にはわかりません。

そこであくまでも計算上ですが分裂によって出た元素の表を作りました。

●計算上ウランの分裂(今回の事故)によって出来た元素 

陽子が92個のウランが分裂するので計算上は90種類の元素が新たに出来ることになります。  

丁度半分にはならないされています。

さらに143個の中性子の内140個位はどれかの元素に所属します。

   (数個は次の分裂に使われたり、や制御棒に吸収されます) 

そうすると陽子の数は同じでも中性子の数によって、同位元素は相当な種類になると思われます。  

同位元素には「安定しているもの」「放射線を出すが半減期が短いもの」「半減期が長いもの」様々です。

ちなみにウランの同位元素は、U217~U242まで26種類あり、すべて不安定元素(放射線を出す)です。

どのように分裂したかわかりませんので、この表はあくまでも計算上の可能性の話です。

各元素の右側に所属する中性子の数の違いによる放射線同位元素(不安定元素)の数を書きました。

半減期の短い元素は省きました。

 

ただしこれも計算上の数字で、どのように分裂したか、中性子がどのように配分されたかも分かりません。

あくまでも参考です。

でも相当な種類の放射性元素が出たと予想するのが妥当でしょう。

左側の元素番号(陽子の数)と右側の元素番号(陽子の数)を足すと92の元のウランになります。

元素

番号

記号名前

放射性

同位元素

元素

番号

記号名前

放射性

同位元素

1H水素191Paプロトアクチニウム5
2Heヘリウム090Thトリウム3
3Liリチウム089Aeアクチニウム3
4Beベリウム288Raラジウム5
5Bホウ素087Frフランシウム0
6C炭素186Rnラドン1
7N窒素085Atアスタチン0
8O酸素084Poポロニウム4
9Fフッ素083Biビスマス6
10Neネオン082Pb5
11Naナトリウム181Tiタリウム4
12Mgマグネシウム080Hg水銀3
13Alアルミ179Au5
14Si珪素178Pt白金4
15Pリン277Irイリジウム4
16S硫黄176Osオスミウム5
17Cl塩素175Reレニウム6
18Arアルゴン374Wタングステン4
19Kカリウム173Taタンタル4
20Caカルシウム372Hfハフニウム5
21Scスカンジウム371Luルテチウム8
22Tiチタン170Ybイッテルビウム3
23Vバナジウム369Tmツリウム5
24Crクロ-ム168Erエルビウム3
25Mnマンガン367Hoホルミウム2
26Fe366Dyジスプロジウム3
27Coコバルト465Tbテルビウム7
28Niニッケル564Gdガドリニウム7
29Cu363Euユ-ロビウム9
30Zn亜鉛362Smサマリウム6
31Gaガリウム161Pmプロメチウム5
32Geゲルマニウム460Ndネオジム4
33As砒素459Prプラセオジウム1
34Seセレン458Ceセリウム4
35Br臭素157Laランタン3
36Krクリプトン256Baバリウム4
37Rbルビジウム455Csセシウム7
38Srストロンチウム554Xeキセノン1
39Yイットリウム453Iヨウ素4
40Zrジルコニウム552Teテルル6
41Nbニオブ451Sbアンチモン6
42Moモリブデン350Snスズ3
43Teテクネチウム349Inインジウム2
44Rvルテニウム348Cdカドニウム4
45Rhロジウム447Ag2
  合計93  合計168

この表では放射性同位元素は、合計の93と168を合わせる都と、261にもなります。

つまり放射線を出す同位元素が計算上261種類もあるということです。

何度も書きますが、これはあくまでも計算上です。

実際に今回の事故でこれら全部の元素が出たのか?

全部の放射性同位元素が出たのか、分かりません。

1/4位と考えても60種類でしょうか。

国はもっと正確な調査と検査をするべきでしょう

 

これらの元素の中で、時々ニュ-スで取り上げるのは「水素のトリチウム」「ヨウ素」「セシウム」「ストロンチウム」等です。

上の表で水素で放射性同位元素は1種類、ヨウ素は4種類、セシウムは7種類、ストロンチウムは5種類、

銀は2種類、金は5種類です。

今まで確認できたのは、水素、ヨウ素が1つ、セシウムが2つ、ストロンチウムが1つですが、銀や金の報告もあります。

 

水素の例を取り上げます。

●水素の同位元素

水素は理論上7種類以上ありますが、問題になるのは3種類です。

陽子は1個ですから、後は中性子の数の違いです。

中性子が無いものや何個付いているかで分けられます。

  中性子がないもの     普通の水素  これで出来た水が普通の水 H2O 軽水

  中性子が1個ついているもの  二重水素   これで出来た水が   D2O 重水  

  中性子が2個ついているもの  三重水素(トリチウム)  これで出来た水が T2O トリチウム水

中性子が2個のトリチウムだけが放射線を出す水素です。

中性子が3個以上は半減期が短く瞬間的になくなります。 

●トリチウムの危険性

水素は酸素・窒素・炭素と共に生物の身体を構成する重要な元素です。

勿論他の元素も重要ですが、水素は特に重要です。

私達は(生物全て)「安定した元素」でも「放射性元素」でも同じ元素は区別しないで取り込みます。

ですからヨウ素の場合、放射性ヨウ素が入る前に安定したヨウ素を体内に入れて、

甲状腺を安定ヨウ素で一杯にして、放射性ヨウ素の取り込みを防ごうとします。

水素も同じ事です。

水素は蛋白質を構成する全てのアミノ酸に入っています。

炭水化物も糖分も脂肪もアルコ-ルにも全て水素が入っています。

その重要な水素が安定したものではなく放射性水素・トリチウムに変わったらどうでしょうか?

身体は区別なく放射性水素も取り込みますので、身体の内部から放射線が出ることになります。

つまり全身の内部被爆です。

野菜などの植物や魚介類がトリチウムで汚染された場合、

私たちがそれを食べてトリチウムを取り込むことになります。

現在トリチウムを含んだ汚染水が問題になっていますが、

それだけトリチウムが自然界に放出されたという事です。

考えるだけでも恐ろしいことですが、現実問題です。

しかし報道はされません。

 

先ほども書きましたが、安定であり、放射性であり同じ元素は身体は区別しないて取り込みます。

これらのことから考えて、多くの放射性元素の影響で、

これから先長期にわたって、がん・奇形・身体の異常が増えることは想像できると思います。

 

世界中で全ての原発と核兵器は廃止するべきです。

 

 

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