原発の安全基準

設計基準と見直し
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最終更新日:2018/09/26 10:38

原発を設計した時の耐震基準は阪神淡路大震災のあと

2006年9月に「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針」が見直されました。

見直し再計算をしたところ「各原発は思ったより丈夫である」耐震基準が上がってしまったのです。

例えば浜岡原発1号2号では450ガルまで耐えると思っていたが、

計算しなおしたら600ガルまで耐えることが分かりました・・・・・・。

これは非常に奇妙な事です。

原発を修理したわけでも補強したわけでもありません。

ただ単に計算書を見直したら丈夫になりましたと言う事です。

その上今回はストレステストが行なわれていますが、またこのことを繰り返しています。

コンピュ-タ-のシミュレ-ションで負荷を掛けていったら(机上の空論です)

もっと丈夫なことが分かりました、と言うことです。

●九州の川内原発1号の例

では最初270ガルまで安全だとされていたのが、2009年の書類見直しで370ガルまで安全になり、

さらに今回のストレステストで1004ガルまで安全になってしまったのです。

●四国伊方原発の例 週間金曜日2018年5月11号参考   

☆四国電力では伊方の1号機と2号機の耐久性を最初次のようにしていました。

設計用最強地震動(S1) 起こりそうな最大地震に耐えるガル200ガル              

設計用限界地震動(S2) 起こりそうにないが万が一を想定したガル  300ガル     

その根拠は伊予灘海底の活断層は1万年前から現在まで活動した形跡がない。   

☆A級活断層発見の論文 高知大学理学部・岡村真教授

1996年5月「えひめ雑誌」      

1万年前後以降、2000年周期で活動したと見られる地層の変化がある。

地震の危険がある。   

☆1997年8月11日、四国電力は大型コンピュ-タ-で計算し直した結果を伊方町に提出、

 同8月21日、愛媛新聞のコラムに取り上げられた。

 473ガルにも耐えられることが判明したと発表。  

 このように何もしないのに原発の強度が増しているのがわかります。

 2018年現在、1号機2号機は廃炉が決まっていますが、3号機の強度は現在650ガルになっています。

何度も言いますが修理も補強もしないで急に安全になるわけはありません

再稼動に向けてのインチキであることは間違いないでしょう。

 

「設計基準とは」

   私は設計が本職ではありませんので細かくは分かりませんが、

一般に機械を作る場合はかなり耐久性に余裕を持った設計をするはずです。

場合には5倍くらいの余裕を持つはずです。

食品や薬の安全も何倍かの余裕があります。

エレベ-タ-を例にとりますと、乗客重量500Kgの設計基準で作った場合、510Kgで落下する事はないでしょう。

恐らく1000Kg~2000Kg乗っても大丈夫でしょう。

この場合人間が500Kg乗っても大丈夫な事は絶対保証しますが

1000Kg乗っても多分大丈夫だと思いますが保証は出来ません・・・・でしょう。

これが設計基準です。

エレベ-タ-会社が「当社のエレベ-タ-は500Kg用で作りました・・・・

しかし図面をみたら600Kgまで大丈夫そうですからシ-ルを 600Kgに張替えます・・・・

更に細かく計算したら1000Kg乗せてみたら落下しなかったので明日からシ-ルを1000Kgに張替えます・・・・」

こんなエレベ-タ-を誰が信頼できるでしょうか?

これと同じことが原発で行なわれているのです。

非常に恐ろしい事です。

 

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