暮らしと健康アラカルト

始めに~サプリメント
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最終更新日:2014/05/28 13:47

ある会報に年数回書いているコラムです。

主として健康に関することを書いています。

生理学的な身体の仕組みを分かりやすく書く様に努力しています

 2006年3月に書いたものです

 

最近流行しているサプリメント(Supplement)のお話をします。

サプリメントとは、広義には特別用途食品や保健機能食品などと法律で便宜上分類されていますが、

いわゆる健康食品を含みます。

しかし一般的には、いわゆる健康食品を指し、

日常の食事で不足する栄養分を補うものをいう狭義の用い方がされています。

この狭義のサプリメントは健康な人が普通に食事をしていれば摂取する必要は通常ありません。

むしろ問題があるようです。

 

1. 私たちの体は、口から入ったものを腸に至るまで自らチェックをし、吸収しやすい形状にし、

  合わないものは嘔吐や下痢として排出し、安全な物のみ吸収し、残りは大便にするという機能を備えています。

  そして吸収された物は肝臓や腎臓で処理して尿として排泄します。

  この過程は、栄養でも、薬でも、毒でも、或いは体内で発生した老廃物でも

  身体にとっては基本的に同じことです。

  ですから必要以上の栄養は各臓器に過剰な負担をかけることになります。

2. 動物の各消化器官はいろいろな雑多な食事から必要な物を選び取るために働いています。

  必要なものはわずかで殆どはいらないもので、それが大便です。

  と言う事はサプリメントで栄養素だけを食べたら、

  消化器官は働く必要がなくなるので徐々に機能低下をしてきます。

 

このように、健康のことを考えて摂取したつもりが、吸収する前では消化器官の機能低下を起こし、

吸収した後では臓器の過剰負担につながる可能性があるのです。

 

少し付け加えるならば、サプリメントは、アメリカでは巨大な産業です。

まさに野放し状態なのです。

アメリカの商工会議所は日本政府に強烈な圧力をかけ、

政府はアメリカの要求を受け入れて市場開放と規制緩和を進めて、

日本も野放し状態になろうとしています。

東京都の調査で表示や広告の違反が90%、

なかでもダイエットに関しては100%違反(2003年)だったことは象徴でしょう。

 

 

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