講演録:免疫と蛋白質~コラ-ゲン美容まで

コラ-ゲン
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最終更新日:2015/08/13 10:59

さあいよいよコラ-ゲンのお話です。

コラ-ゲンは私達の身体で一番多い蛋白質です。

骨・筋・皮・・・・など身体を作っている蛋白質です。

日常生活で馴染みがあるのは煮魚が冷たくなった時の「にこごり」でしょう。

ゼリ-・ゼラチンそれから薬のカプセルやお菓子のグミもコラ-ゲンです。

コラ-ゲンと言うとなにか格好が良くて特別なもののように思いますが、単なる蛋白質の化学用語です。

通常は用途によって色々な呼び方がされています。

工業用に使われる時にはニカワ(膠)と呼ばれ大昔から接着剤に使われています。

また精製して食品等に使われる時にはゼリ-やゼラチンと呼ばれます。

何のことはないコラ-ゲン・ニカワ・ゼラチンみな同じ物なのです。

 

原料の作り方ですが、骨や皮くずをタンクに入れてお湯を注ぎます。

お茶を入れるようにです。

するとタラ~リタラ~リと液が垂れてきます。

これがニカワつまりコラ-ゲンです。

テレビコマ-シャルで某製薬会社の宣伝で、大きなタンクそばで「待つのも仕事です」というのがありました。

あれがコラ-ゲン抽出する工程です。

コラ-ゲンの構造ですが、1000近いアミノ酸が左回りに捩れながら一本の紐のようなつながり、

それが3本今度は右回りに捩れています。

縄のような感じです。

 

先ほど薬のカプセル、と言いましたが中国語ではカプセルのことを「膠嚢」つまりニカワの袋と言います。

また免疫の異常に自己免疫疾患の「膠原病」と言いましたが、

これは字の通りニカワが原因の病気です。

本来問題のない自分の体内の蛋白質・ニカワ(コラ-ゲン)を他の異物と認識してしまう病気なのです。

 

だから何なのか?

コラ-ゲン・ニカワ・ゼラチンは動物の骨や皮からのエキスですからとても良質な蛋白質です。

身体作りには欠かせません。

だから子どもには家庭でゼラチンを作るのです。

ただし・・・と言う条件がつきます。

口から食べた場合のみです。

今日の最初からお話してきたように良質であれば良質であるほど身体は敏感に反応します。

つまり免疫反応に引っかかってしまうのです。

口から入ってきちんとした消化の過程を経てアミノ酸として吸収されるからとても良い栄養になるのです。

 

問題のコラ-ゲン美容ですが、足の踵のような丈夫なところに塗るなら良いかもしれませんが、

日常の化粧で荒れた肌に塗るのは危険だと思います。私は・・・・

顔の面が厚い女性もいるかもしれませんが・・・・!

特に粘膜に塗ると免疫反応に引っかかる可能性があります。

どのような症状になるか・・・・

アレルギ-症状つまり蕁麻疹のようになります。

花粉もコラ-ゲンも同じ蛋白質なので花粉症と同じような症状が塗った場所に現れる可能性があります。

つまり炎症を起こすのです。

ニカワアレルギ-やゼラチンアレルギ-の人は強烈なアレルギ-症状を起こしますので特に要注意です。

名前がコラ-ゲンだから違うものだろうと思わないでください。

やはり蛋白質は食べて美容と健康によく皮膚に塗るものではありません。

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