新型インフルエンザとワクチン

質問は新型インフルエンザについてです。

結論から言いますと、

今の新型インフルエンザのワクチンは

危険だと思われます。

今まで450万人が接種していますが、

その事故率、副作用が出た人ですが、

従来型のインフルエンザのワクチンと比べて

約7倍になっています。その中の死亡者は21名です。

450万人の接種で21名の死亡、

これから大量接種が始まりますから、

もし10倍の4500万人が接種したとすると

210名の死亡者が出ることになります。

ですからこのワクチンは非常に危険だと思われています。

2つの資料を見てください。

国立感染症センタ-の資料です。

12月25日までのを含めた集計です。 

接種日(2009年)

推定接種人数

副反応報告数

重症報告数

死亡報告数

10/19~10/25

864,862

107

7

1

10/26~11/1

711,088

149

6

0

11/2~11/8

523,196

78

8

3

11/9~11/15

2,502,707

74

13

9

11/16~11/29

1,416,579

264

92

57

11/30~12/6

3,304,098

67

21

13

12/7~12/13

880,028

78

24

12

12/14~12/25

4,716,269

51

13

8

合計

14,918,827

868

184

103

      注:講演した時以後の数字も追加記入してあります

        数字は週報ですから話した時点とは食い違っています

 

先ほどは予防接種の死亡ですが、

次の資料は、インフルエンザによると

思われる死亡という毎年の統計です。

やはり国立感染症センタ-の発表です。

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2009年

人数

1171人

694人

1818人

865人

694人

57人

      注:2009年は11月10日までの国立感染症センタ-の集計

2003年では1100人以上、

2005年では1800人ですが、

それ以外では1000人以下です。

今年は11月10日現在ですから、

最終統計ではありませんがわずか57人です。

近年では非常に少ない死亡者数ですね。

最近では珍しく軽いインフルエンザだということです。

 

現状ではインフルエンザで

死んでいる人がわずか57名、

ワクチンでの死亡者が

21名(注:12月25日集計では103名)です。

 

大量接種は始まると大変な死亡者になります。

そうする死なないためには

ワクチンを打たないほうがいいと

いうことになりますね。

 

26日の新聞に鹿児島で女性看護師が

ワクチン接種後初めて死亡・・・・

という記事がありました。

基礎疾患あると言うことですが、

これは基礎疾患があろうとなかろうと・・・・

インフルエンザの死亡統計に入ります。

ほかに原因があっても

インフルエンザによる死亡統計に入ります。

つまりインフルエンザは怖いというイメ-ジが付きますね!

 

それに対して予防接種で死んだ場合は

基礎疾患があれば予防接種の統計に入らないで、

基礎疾患の統計に入ります。

何かインチキ臭いですね。

 

もともと基礎疾患があった人が

インフルエンザで亡くなったら

原因はインフルエンザ、

予防接種で亡くなったら

原因は基礎疾患・・

この考えはおかしいですよね。

 

私の手元に「新型インフルエンザ予防手帳 Q&A」

というのがあります。

このようなパンフレットが

かなり出回っていますね。

これは保険組合かなにかで出したものです。

ここに書かれていることが

全部正しいと皆さん思っています。

しかしこれを誰が作っているのかと

考えたことがありますか?

これは専門家が作っているのではありません。

専門家は監修をしているだけで、

実は雑誌等の編集者やコンサルタントが

作っているのです。

広告代理店や医師会等から依頼されて作ります。

編集者はインフルエンザのことがわかりませんから、

インタ-ネットで新型インフルエンザを調べます。

新型と言う言葉で検索すると、

半分くらい鳥インフルエンザが出てきます。

何故かと言うと国では新型の定義を

鳥インフルエンザとしているからです。

ですから国のほうの対策はすべて

鳥インフルエンザの対策になっています。

その例として成田空港でマスクして

走り回っていた光景が

ニュ-スで話題になりましたが、

あれは鳥インフルエンザ対策です。

そしてその後で今流行っているインフルエンザを、

単に新しいから

新型インフルエンザと呼んでいるのです。

特にマスコミがです。

でも国は今でも鳥インフルエンザだけを

新型としています。

国ではインフルエンザ対策ではなく

危機管理対策としています。

それで若い編集者がパンフレットを作ろうとすると、

半分くらい鳥インフルエンザの

情報が入りますから、

ごちゃ混ぜに文章を作ります。

すると読んだ人が余計に

わからなくなってしまいます。

次にイラストレ-タ-が

文章に合わせたイラストを書きます。

ですから訳のわからない

パンフレットが出来てしまいます。

それを新型インフルエンザに対する対策です、

と皆さんにパンフレットを配るのです。

それで国民がパニックを起こしているのが現状です。

 

ニュ-ヨ-クタイムスに

皮肉っぽく書かれましたが

「日本が国中あげて、

うがいから手洗いからマスクから

一丸となって変質狂国家になっている」と

言うような嘲笑が書かれています。

 

そのような見方もあるんだということを

念頭において話を進めたいと思います。