講演録 インフルエンザ

発熱
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最終更新日:2014/11/03 10:00

まず熱ですが、微生物が熱に弱いことは皆さん知っています。

加熱殺菌や加熱消毒をしていますよね。

身体も同じです。

感染したときに身体がすぐに微生物と戦う準備を調えている訳ではありません。

身体の免疫細胞がきちんと態勢をととのえるのに数日かかります。

ですから微生物と戦えるようになるまで時間稼ぎに発熱して微生物の活動を弱めているのです。

ですからその発熱を薬で抑えることは良くないことです。

発熱は身体を守るためなのです。

ところが皆さん熱をすぐに下げようとする。

よく言われることですが、「熱が下がると汗が出る・・・・・汗が出れば風邪が治る・・・・!!」

だから何とか汗をかかせようとしていませんか?

これはちょっと違います。

風邪が回復すると、発熱の必要がなくなるので自動的に熱が下がります。

熱が下がれば身体は余分な水分を放出します。

窓の内側に出来る水滴と同じで、冷えれば余分な水が水滴になるのと同じです。

汗をかいたから治るのではなく、治るから汗をかくのです

ですから治らないうちに無理に熱を下げないほうがよいと思います。

 

話題が少しそれますが細菌にもインフルエンザ菌という名称があります。

これは昔インフルエンザと言う名前の感染症が先にあって、原因がまだわかりませんでした。

或る菌が発見されたときにこれが原因だということでインフルエンザ菌と呼ばれました。

その名前が現在でも残っています。

あとからインフルエンザのウイルスが正式に発見されたものですから

名前が、細菌とウイルスと両方に残っているのです。

インフルエンザ菌は髄膜炎を起こすと言うことで、ヒブワクチンが問題になっています。

これは細菌ですね。

 

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