講演録 インフルエンザ

細菌とウイルス
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最終更新日:2014/11/03 10:15

さて細菌とウイルスですが、相当違います。

御存知かもしれませんが、細菌は100分のミリくらいの大きさです。

ウイルスはさらに小さくてその100分の1位、10000分の1ミリくらいの大きさです。

細菌とウイルスの大きな違いは、細菌は栄養と温度が適正だとドンドン増えていきます。

つまり自分で増殖する能力を持っています。

製造工場を自分で持っているわけです。ですから2個4個8個と増えます

それに引き換えウイルスは遺伝子の中に自分の設計だけを持っているだけで、

工場を持っていないので増殖することが出来ません

ではどうやって増えるのかと言うと、ウイルスを図で書くと先ほどの模式図のように色々な突起が出ています。

そこから消化酵素を出して人間の細胞の膜を溶かして中に進入します。

これが感染です。

中に入っただけで増殖までは出来ません。

そこで細胞の中の製造工場、これは私たちのすべての細胞の遺伝子にありますので、

そこにスポッと自分の遺伝情報をはめ込みます。

そして自分の遺伝情報を私たちの遺伝子を利用して増殖するのです。

つまり図面だけもって他人の工場にそっと忍び込んでそこの機械を無断借用して部品を作るのと同じです。

ずるいようですが、ウイルスは小さすぎて自分の工場をもてないのですから、

子孫を残すためには仕方がないのかもしれません。

細菌のように2個4個8個といった倍々の増殖ではなく、工場を利用して大量生産するのですから一気に増えるのです。

大量生産すると細胞の中がウイルスで一杯になります。

ウイルスで一杯になった細胞がウイルスと戦うためには自ら死んで、自死ですね、自殺してウイルスごと破壊します。

この老廃物は痰として排出されたり、体内でリンパで処理をします。

ウイルスとしてはさらに子孫を残したいですから一杯になった細胞から飛び出して隣の細胞に進入し又そこで増殖します。

この繰り返しが感染の拡大です。

 

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