健康食品と肝臓障害

化学物質とその処理
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最終更新日:2019/02/02 10:44

私達のまわりにある物はすべて水素、炭素、酸素、窒素、燐・・・・等「元素」の組合せによる化学物質です。

身体を作る蛋白質も元素の組合せによるアミノ酸で出来ていてやはり化学物質です。

身体にあるホルモンも各種酵素も化学物質です。

さらに私たち自身、虫でも、細菌など動物、植物もすべて化学物質の集まりなのです。

 

「化学物質には天然と合成がある」

化学物質には自然界に昔から存在する天然系の化学物質と、

主として石油化学の発展から作り出された合成化学物質があります。 

昔は合成化学物質がなかったのですから、天然の化学物質である動物や植物を私たちは食事として摂ってきました。 

しかし天然が全て安全かと言うと、そうとも言えません。    

◎フグの毒、へびの毒、漢方でつかうトリカブト・・・・等は全て天然の化学物質です。

その中で身体に合わないものや毒性のあるものを、排除したりうまく加工したりして摂ってきました。

その歴史上長い経験と知恵で今の食事が出来上がってきたのでしょう。

それが食事の習慣や安全に関する私達の作法でしょう。

 

「体内での化学物質の処理」  

今回は化学物質の中でも、食事や薬として口から身体に入る物の中でいわゆる健康食品に絞って述べます。 

蛋白質など免疫に関する物質を始めとして、すべて身体に入った物は細かく消化されて、

腸から吸収され肝臓で処理され、新しく再構築されます。

これを代謝と言います。

そこで余分な物は腎臓で濾過されて尿として排出され、その他は大便として排出されます。

肝臓の代謝は化合物を、バラバラに分解、無害化し、自分の体に適した化学物質に作り換える作業です。

つまり肝臓は分解・解毒・生産・・・すべてを行う巨大な総合化学工場だということです。

この働きは通常の食事の時だけ働くわけではありません。

食事つまり栄養、サプリや健康食品、アルコ-ル等の趣向品、薬、有害物質、疲労物質・・・・

その他全ての化学物質が肝臓で処理されるのです。

そうすると通常の栄養処理で手一杯働いている肝臓に余分な物が到達すると過剰労働になることが分かります。

相当処理能力に余裕がある人なら少しは堪えられるかもしれませんが・・・・

つまり通常の食事以外の物「健康食品、アルコ-ル等の趣向品、薬、有害物質、疲労物質」等の

処理は肝臓にとって迷惑な過剰労働の押し付けになるのです。 

それが健康食品による肝臓障害が増えることにつながると考えられます。

 

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