沖縄戦

軍隊の守るもの
記事専用プリント対応ページ

最終更新日:2014/05/29 16:37

私たち国民は錯覚していますが、どこの国でも同じで軍隊は住民を守りません

軍隊の守るものは国の体制、つまり時の権力者です。

これは当たり前のことで、軍事力は権力者(政府)が意見の違う相手

(敵国もあれば自国民のこともあります)を力でねじ伏せる為にあるからです。

特に軍人が同時に政治権力を握ると、より荒っぽい行動が増えてきます。

日本軍の場合は天皇を守ることが任務でした。

* 軍人勅諭  日本軍兵士の基本的法律のようなものです。(読みやすくしてあります)

我が国の軍隊は世々天皇の統率するところである。・・・・

時によって皇后皇太子に代らせる事はあっても、臣下に任せたことはない・・・・

兵馬の大権は朕(天皇自身)にある・・・・

軍人は忠節を尽くすを本文とすべし・・・・

只々一途に己が本文の忠節を守り、義は山嶽よりも重く、死は鴻毛よりも軽しと覚悟せよ・・・・

       注:天皇の為には「死」は鳥の羽よりも軽いという意味

この言葉のために兵隊は「天皇陛下バンザイ」と言って死んでいったのです。

戦前、君が代と一緒に歌われた「海行かば」という歌も同じ意味です。

「海に行けば水に浮かぶ屍、山に行けば草にむれる屍」、

天皇のそばで死ぬ事は後悔しないと言う意味の歌です。

* 戦陣訓  軍人勅諭を実行するための具体的な行動指針です。    (読みやすくしてあります)

序 夫れ戦陣は、大命(天皇の命令)に基づき、皇軍の真髄を発揮し、・・・・

深く皇国の使命を体し、堅く皇軍の道義を持し、皇国の威徳を四海に宣揚せんことを、・・・・

本訓 其の1

第1 皇国

大日本は皇国なり。

万世一系の天皇上に在しまし・・・・

第3 軍紀

皇軍軍紀の真髄は、かしこくも大元帥陛下に対し奉る絶対随順の崇高なる精神に存す。

第6 攻撃精神

・・・・陣地は死すとも敵に委することなかれ・・・・

本訓 其の2

第7 死生観

死生を貫くものは崇高なる献身奉公の精神なり。

生死を超越し一意任務の完遂に邁進すべし。

第8 名を惜しむ

恥を知るものは強し、常に郷党家門の面目を思い、いよいよ奮励して其の期待に答ふべし。

生きて虜囚の辱めを受けず、死して罪禍の汚名を残す事なかれ。

本訓 其の3

第1         戦陣の戒め

1      軍機を守るに細心なれ、諜者は常に身近に在り

6  敵産、敵資の保護に留意するを要す

7      皇軍の本義に鑑み、仁恕の心能無辜(罪のない)住民を愛護すべし。

以下省略

注:この戦陣訓は東条英機がまとめたとされています。

 

これらをみると、日本の軍隊が国というより天皇のみを守ることが目的だった事がよく分かります。

明治以降、天皇制を洗脳された日本軍人は見事に「軍人勅諭」や「戦陣訓」を守ったのです。

ただ「戦陣訓 本訓 其の3 戦陣の戒め」の敵の資産を守る事や住民を愛護する事だけは守りませんでした

日清、日露の戦争までは比較的守ったのですが、

昭和に入ってから守られなかったのです。

 

沖縄では県の官吏から警察官、教員、市町村長、兵事主任にいたるまで

「天皇の赤子」として「恥ずかしくない死に方」を県民に指導しました。

沖縄出身の軍人も皇軍としての忠誠心を発揮するために住民虐殺に走ったことは悲しい事です。

そして沖縄に対しては表面的には日本ですが、実際には敵に近いような扱いをしたようです。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ご意見・ご感想はこちらへ ※個人情報の取り扱いについて

お名前 (必須)

メールアドレス ※返信をご希望の方はご記入ください

メッセージ本文