日本の毒ガス戦

中国においてある毒ガス弾
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最終更新日:2014/06/01 13:30

1945年8月15日の敗戦時に、軍は全ての機密書類を焼却しました。

当然のことながら毒ガスに関しても証拠を残さないように処分しました。

その処分ですが、全て埋めたり川や湖に沈めたのです。

証拠書類はないし、又あっても日本政府は今にいたるまで一切情報を提供していません。

どこに毒ガス弾が捨てられているのか一切分からないのです。

戦後、中国の各地で道路工事や建築現場や川の中からボロボロになった毒ガス弾が発見されました。

中国政府の調査では何も知らない一般の人が2000人以上被害にあっています。

戦争が終わってもまだ毒ガスの被害が続いているのです。

日本政府は毒ガスを使用したことを認めない、認めないから情報を提供しない、そのために広がっている被害です。

中国政府は各地で発見された毒ガス弾を、危険なため自国の費用で1ケ所に集めました。

それがマスコミを騒がしている「日本軍が置いて来た200万発の毒ガス弾」です。

1992年2月、ジュネ-ブ化学兵器禁止条約の多国間協議の場で、

中国政府は「中国における日本遺棄化学兵器の発見状況及び現状」という文書を提出しました。

このことでこれまで秘密のベ-ルに包まれていた毒ガス弾の遺棄が一気に明るみに出たのです。

* 中国における日本遺棄化学兵器の発見状況及び現状  概略

       化学兵器の数量 1 現在までに発見されていて処理されていない化学砲弾は約200万発で

  大部分は地下に埋蔵されており、確認のためには発掘が必要

               2 現在までに中国側で廃棄、処理したものは30万発

               3 廃棄及び処理されていない化学剤は約100トン

               4 現在までに中国側で処理されたものは20トン

       化学剤の種類  1 イペリット

 2 ルイサイト

 3 ジフェニ-ルシアンアルシン

 4    ホスゲン

 5    青酸

 6 塩化アセトフェノン

日本軍は中国でかなりの量の毒ガスを使用しましたが、この200万発はその残りだけではないようです。

実はソ連との戦争に備えて備蓄してあった毒ガスもあるようです。

日本政府は1991年から現地での処理のため下調べを何度か行なっています。

1993年2月、衆議院で「我が国が残してきた可能性は大きいとの認識だ。

誠実に調査し、結果を踏まえて処理する事を考えたい」と河野洋平官房長官は答弁しています。

 

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