日本の毒ガス戦

中国全土における毒ガス使用地点と回数
記事専用プリント対応ページ

最終更新日:2015/06/20 10:57

毒ガスの被害者がどれだけいるのかも調査困難です。

戦争中のため国民政府軍との正面戦や八路軍(共産軍)との戦いで調査統計がバラバラです。

三光作戦等の毒ガスによる捕虜や一般住民の虐殺もあります。

また関東軍化学戦部516部隊の毒ガス実験もあります。

それらを分かる範囲で集計した数字はあります。

ただし毒薬を空から撒いたり、水に投入したり、食料に入れたりした例は集計に入っていません。

中毒者は少なくとも    94,000人以上

中毒死者数        10,000人以上

注:死者はガスによる死者です。

  日本軍は証拠隠滅のため中毒者を刺殺しましたが、その数は含まれていません

前記の使用例から毒ガスの使い方を整理すると次のようになります。

密室に住民を集めて毒ガスで殺害する

洞窟に逃げ込んだ住民や兵士を毒ガスで燻り出す

飛行機から毒ガスを散布する

戦闘中に毒ガス弾や毒ガス筒を発射する平方メ-トル

水や家などの生活の場に毒を撒く

 

毒ガスの被害者の証言は数え切れないほどあります。

地下鉄サリン事件を思い出していただければ分かります。

あのような状態が起きたのです。

さらに戦争が終わったと日本軍は毒ガス弾を現地に放置したままにしたまま、現在に至っています。

そのため何も知らない一般住民や子供たちに現在でも被害が出ています。

中国全土ではどのような使用分布になるのか地図を掲載します。

SCN_0090 中国全土の毒ガス

 

次は各地区で何回毒ガスが使用されたのかの表です。

中国側資料資料でわかっている範囲です。

*毒ガスを使用した地点の分布(1241例)「化学戦史付録事例集」1990年から

紀学仁「日本軍の化学戦」論文から

 

番号

地域

1937

 年

1938

 年

1939

1940

 年

1941

 年

1942

 年

1943

 年

1944

 年

1945

 年

合計

1

河北

2

10

11

26

22

23

8

11

4

117

2

山西

7

60

71

48

33

20

22

7

2

270

3

内蒙古

6

12

4

14

4

40

4

山東

8

1

12

22

16

11

7

1

78

5

河南

29

16

3

23

7

4

10

2

94

6

陜西

1

1

4

1

7

7

安徽

26

13

4

3

1

2

1

50

8

江蘇

3

2

6

5

10

4

7

2

39

9

上海

10

1

2

13

10

浙江

1

5

9

17

32

11

湖北

39

22

34

19

9

55

4

4

186

12

湖南

16

1

5

2

32

13

69

13

江西

80

80

26

8

1

2

1

198

14

広東

1

4

10

2

3

20

15

広西

2

10

3

15

16

福建

2

2

17

黒竜江

2

1

2

2

7

18

吉林

1

1

2

19

遼寧

1

1

2

合計

23

256

257

203

154

120

150

61

17

1241

敵後方戦場

55

70

85

76

65

33

28

11

423

正面戦場

23

201

187

118

78

55

117

33

6

818

        注:毒ガスの数ではなく使用した回数です。1回で何発も使用しています。

          敵後方戦場とは一般人に使用した回数です。

          正面戦場戦闘とは戦闘で使用した回数です。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ご意見・ご感想はこちらへ ※個人情報の取り扱いについて

お名前 (必須)

メールアドレス ※返信をご希望の方はご記入ください

メッセージ本文