講演録:南京事件の真実は?

国民政府は知らなかったか
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最終更新日:2014/07/13 11:51

中国でも報道されなかったという主張も誤りです。

蒋介石は南京が日本軍に占領された直後の

12月24日にアメリカのル-ズベルト大統領に窮状を訴える手紙を出しています。

長文ですが全文です。

蒋介石からル-ズベルト大統領への手紙

        ワシントンD・C

        アメリカ合衆国大統領ル-ズベルト閣下

「中国は有史以来、現在進行しているような容易ならぬ機機に直面した事はかってありませんでしたし、

極東の平和が今日のように破滅的危機にさらされたこともありませんでした。

この5ケ月の間、中国は日本を相手に生死をかけて戦ってまいりました。

最新鋭の武器で武装しながら、中世の野蛮さの特徴であるような残酷さを発揮した日本軍は、

中国に上陸して以降、陸・海・空軍でもってつぎつぎに都市を攻略し、

この間、少なからぬ外国人を含めて、無数の非戦闘員を虐殺し、

莫大な施設・財産・及び宗教寺院、慈善施設さえも容赦することなく破壊してきました。

日本軍は、中華民国の首都を含めて、南京―上海鉄道沿線の都市や町を不法に占領したうえに、

いまや華北の大部分を不当に占領しています。

日本軍国主義者によって「中華民国臨時政府」と称する傀儡政権が北平(注:北京のこと)につくられました。

日本軍はさらに侵略の矛先を四方八方にいっそう拡大しています。

現在の見通しでは、日本軍は江蘇省北部、山東、長江流域及び華南への侵攻を企てていると思われます。

われわれは持てる軍隊をすべて動員し、最善をつくし日本軍の襲撃と戦ってきました。

わが国家の尊厳を守ろうという固い意思のもとに、

われわれは多大な犠牲、すなわち人的資源、商業・産業を犠牲にしてきました。

わが国家が平和と尊厳のうちに生存せうることを願ってわれわれは血を流しているのです。

われわれは通常の意味でいう戦争を戦っているのではなく、

わが領土に対する非道な侵略に抵抗し、苛烈な攻撃に反撃しているのです。

われわれは、中国国家の自由のために、そして人類の共通の脅威に対して戦っているのです。

われわれはわれわれ自身を守るとともに、条約の精神の尊厳を守るために、

とりわけ9ケ国条約にうたわれた中国の主権と独立および領土的・行政的一体性が、

日本および他の調印国によって尊重されるために戦っているのです。

われわれは野蛮な日本軍に降伏などいたしません。

日本政府がその侵略政策をあきらめるまで、中国の国政がわれわれの手にもどるまで、

そして国際条約における領土不可侵の理念が守られるまで、われわれは抵抗しつづける覚悟です。

中国国民は、戦争を通してアメリが中国を道義的に支援してくれていることを知り感謝しています。

大統領閣下のすぐれた指導のもとにアメリカ政府が、固有の正義心と、

極東の領土保全をとなえる伝統的な政策に基いて、すべての法と条約に定められた権利を尊重し、

国際関係における平和を持続するするのに必要な法と秩序を維持するために

最善をつくされることをわれわれは知っています。

世界平和の大義と連帯とがなるべく早い時期に成功をおさめるための戦いを可能とするような

効果的な対中国援助をアメリカ国民が与えてくれるように、閣下に対し、ならびに閣下を通じて、

この危機に際して中国国民に代わり私が緊急に訴えるという非礼をお許しください。

大統領閣下がそのためにはらわれる努力のすべてに対して、

中国国民は永遠に感謝することを忘れないものと私は確信するものです。

1937年12月24日                蒋介石

 

さらに蒋介石は1938年7月7日に「全国の軍隊と国民に告げる書」

「世界の友邦に告げる書」「日本国民に告げる書」という3つの文章を発表しています。

その中の「日本国民に告げる書」にどう書かれているか引用します。

*日本国民に告げる書

・・・・貴国の出征将兵はすでに世界で最も野蛮、最も残酷な破壊力になっていることを

諸君は知っているだろうか。

貴国がいつも誇っている「大和魂」と「武士道」はすでに地を払い消滅してしまった。

毒ガス弾ははばかることなく使用され、麻薬販売は公然とおこなわれ、

すべての国際条約と人類の正義は貴国の中国侵略軍によって乱暴に踏みにじられてしまった。

その上一地区が占領されるごとに放火・略奪の後、

遠くに避難できないわが無辜の人民および負傷兵に対し、

そのつど大規模な虐殺をおこなった。・・・・・

とりわけ私が口にするのも耐えられないが、

言わざるを得ない一事は、すなわちわが婦女同胞に対する暴行である。

10歳前後の少女から5~60歳の老女までひとたび毒手にあえば、一族すべて逃れがたい。

ある場合は数人で次々に辱め、被害者は逃げるまもなく呻吟して命を落とし、

ある場合は母と娘、妹と兄嫁など数十人の女性を裸にして一堂に並べ強姦してから惨殺した。・・・・

このような軍隊は日本の恥であるだけではなく、人類に汚点を留めるものである。・・・・

 

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