始めに~趣旨

◎長い間書き留めていたものを整理しました。

 その為あっち飛びこっち飛びで文章としてつながっていない項目もあるかもしれません。

 その上内容はかなり長いものです。

 最初から読んでいくと疲れて途中でイヤになるでしょう。

 その為細かい見出しをつけました。

 見出しを見て興味のあるところから読んでいただいても充分に分かると思います。

 

2011年の3月に福島の原子力発電所が大事故を起こし人々を不安に陥れました。

原発が地震で壊れたのか津波で壊れたのか議論の分かれるところですが、

直接の原因は停電による全電源喪失による加熱で核燃料が溶けてメルトダウンと水素爆発を起こした事です。

そして津波の前に地震で配管や格納容器が破壊され、

その後に津波で全電源喪失を起こしたのではないかと疑われています。

さて原子力発電と放射能の危険性は何となく分かるものの、多くの情報がマスコミにあふれ、

私達は何がなんだか分からなくなりました。私達がよく分からない事は次の2つです。

1.原子力、原子、放射能の基礎知識

2.原子力発電がなければ電気が不足するのか?

更に

*今後とも安全に運転できるのか

コストは安いのか

地球温暖化に良いのか

*廃棄物の処理は出来るのか

恐らくこのようなことに皆さんが疑問をもたれている事と思います。

 

その疑問に答えるためにこのレポ-トを書きました。

私は専門の研究者ではありません。

専門家の話は難しくてよく分からないと言われます。

専門家と市民をつなぐ、つまり分かりやすい言葉で一般の人に伝える事も必要です。

そのためあえて専門家ではない私が教科書を書くつもりで書いたレポ-トです。

目次を見て興味のあるところから読めるようにしました。

ぜひ若者達、若いご両親、学校の先生に読んで頂ければ幸いです。

 

結論を先に述べますと、

原子力発電の本当の目的は2つです

1.公共事業として巨大なお金を動かす事。

2.使用済み燃料からプルトニウムを取り出して核兵器を作れる状態にしておく事

 

しかしこの目的を前面に押し出すと国民の支持を受けられません。

そこで国民向けに掲げられた目的が次のことです。

1.将来のエネルギ-不足に備える

2.コストが安い

3.地球温暖化(CO2)に良い

そしてさらに国民が不安に思うことが残ります。

1.本当に安全なのか?

2.もし事故が起きたらどうなるのか?

3.使用済み燃料や廃棄物の処理は出来るのか

 

これらに対しては政府は国民に安心感を与えるため、

マスコミと学者を総動員して徹底的に国民をコントロ-ルしてきました。

一つの例として九州電力の事例です。

●欧州エネルギ-視察団 2009年 事務局 九州電力

 新聞社が入っていませんが、新聞・雑誌関係は別に企画されているのでしょう。

3.11の事故のときに東電がマスコミ関係者と団体旅行をして話題になりましたが、

おそらく全電力会社が地元のマスコミを同じようなことをしているはずです。

                             週間金曜日993号参考

肩書き

会社名

役職等

個人名

団長

九州電力

取締役常務執行役員

深堀慶憲

副団長

鹿児島読売テレビ

常務取締役 報道製作局長

中村洋介

団員

 

 

九州朝日放送

報道製作局部長

臼井賢一郎

RKB毎日放送

取締役報道局長

王寺陽一郎

テレビ西日本

報道部長

小島洋

福岡放送

報道局長

川合次郎

サガテレビ

取締役報道製作局長

泉俊彦

長崎文化放送

常務取締役 報道製作局長

伊藤健一

長崎放送

報道局次長

真島和博

テレビ長崎

常務取締役

菊池恵美

長崎国際テレビ

取締役報道製作局長

梅山賢一

大分朝日放送

経営企画室長

草場淳

テレビ大分

取締役報道製作局長

三浦尚

テレビ熊本

取締役

加藤友信

鹿児島放送

報道製作局長

来沖弘和

南日本放送

経営企画本部総務部長

丸山健太郎

鹿児島テレビ放送

報道製作局長(役員待遇)

堂脇悟

電気新聞

九州支局長

圓浄加奈子

三菱商事

九州支社 機械・開発室長

上入来剛

事務局

九州電力

広報部長

荒木安正

九州電力

報道グル-プ長

片山孝幸

九州電力

報道グル-プ副長

遠江実

九州電力

広報計画グル-プ

小松寅彦

 

 

そして現実に事故が起きてしまいました

 

これらの事に答えるつもりですが、最初は日本の原子力政策の始まりからスタ-トし、

その次に基礎的な元素や放射線の話を中心に始めます。