固定価格買取制度

余剰電力買取制度は平成21年11月から太陽光発電で開始されました。

この買取制度では太陽光発電促進付加金として電力会社ごとに私たちの電気代に上乗せされています。

 

●電力会社別太陽光発電促進付加金単価

 

北海道

東北

東京

中部

北陸

関西

中国

四国

九州

沖縄

平成23年度

(円/Kwh)

0.01

0.03

0.03

0.06

0.01

0.03

0.06

0.06

0.07

0.06

平成24年度

(円/Kwh)

0.03

0.04

0.06

0.11

0.04

0.05

0.11

0.13

0.15

0.11

 

その後他の再生可能エネルギ-まで広げて平成24年7月1日から

再生可能エネルギ-の買取制度としてスタ-トしました。

これが固定価格買取制度です。

民間企業や一般家庭で発電して、自家使用して余った分をその地区の電力会社に売る制度です。

この制度で対象になる発電方式は下記の通りです。

 太陽光発電

 風力発電

 水力発電(3万Kw未満)

 地熱発電

 バイオマス発電

 

電力会社が買い取る価格は毎年「調達価格等算定委員会」の意見で国が決めますが、

一旦決めた価格は一定期間守られます。

買い取り価格を決めた時点で国は基準となる発電コストは算出しています。

 

●2012年7月資源エネルギ-庁のデ-タ-です。

  

注:少しボケていて見づらい図ですが、太陽光が一番コスト高いことがわかります。

  1番安いのはLNGです。

 

価格と期間は発電方式と発電規模によって異なります。

普及するに従って買い取り価格は下がっています。

 

 ●年ごとの価格の推移 価格は税別です

発電種類

平成24年

平成25年

平成26年

平成27年

太陽光

10kw以上

40円

 

20年

36円

 

20年

32円

20年

27円

20年

10kw未満

42円

10年

38円

10年

37円

10年

33円

10年

10kw未満

 ダブル発電

34円

10年

31円

10年

31円

10年

27円

10年

風力

20kw以上

22円

 

20年

22円

 

20年

22円

20年

22円

20年

20kw未満

55円

 

20年

55円

 

20年

55円

20年

55円

20年

洋上風力

 

 

 

 

36円

20年

36円

20年

水力

1,000kw以上

30,000 kw未満

24円

 

20年

   

20年

24円

20年

200kw以上

1,000 kw未満

29円

 

20年

29円

 

20年

29円

20年

29円

20年

200kw未満

34円

 

20年

34円

 

20年

34円

20年

34円

20年

既設

導水路

水力

1,000kw以上

30,000 kw未満

 

 

 

 

14円

20年

14円

 

20年

200kw以上

1,000 kw未満

 

 

 

 

21円

20年

21円

 

20年

200kw未満

 

 

 

 

25円

20年

25円

 

20年

地熱

15,000 kw以上

26円

 

15年

26円

 

15年

26円

15年

26円

 

15年

15,000 kw未満

40円

 

15年

40円

 

15年

40円

15年

40円

15年

バイオマス

メタン発酵ガス

39円

 

20年

39円

 

20年

39円

20年

39円

 

20年

間伐材等

 

32円

 

20年

32円

 

20年

32円

20年

40円

 

20年

間伐材等

2,000 kw以上

 

 

 

 

 

 

32円

 

20年

一般木材等

24円

 

20年

24円

 

20年

24円

 

20年

24円

 

20年

建設資材

廃棄物

13円

 

20年

13円

 

20年

13円

 

20年

13円

 

20年

一般廃棄物

17円

 

20年

17円

 

20年

17円

 

20年

17円

 

20年

 

このように買い取り制度で買った金額を全国の国民と企業で負担するのが賦課金制度です。