予防接種・ワクチン

話が少しあっちこっちと飛びますが

ご容赦下さい。

意厚生労働省では

新型インフルエンザワクチン優先接種の

対象者を発表しています。

 

● 優先的に接種する対象者について 

    厚生労働省Q&A 2009年版から

 医療従事者(救急隊員を含む) 100万人

 妊婦             100万人

 基礎疾患を有する方        900万人

 1歳~小学校3年生に相当する子 1000万人

 1歳未満の子供の保護者     200万人

 7~18歳までの小中高生徒    1000万人

 基礎疾患のない高齢者     2100万人

これを見てみるとおかしいことに気がつきます。

基礎疾患がある人が優先になっていますが、

ワクチン接種後のトラブル

特に死亡者は圧倒的に基礎疾患

つまり持病のある人です。

また基礎疾患のない高齢者とありますが、

高齢者は既に抗体を持っていて

インフルエンザにかかりにくいのです。

これは次の2つの資料を見ていただければ分かります。

SCN_0092 罹患者と年齢構成

 

解説:この表は0~29歳が人口が30.1%なのに、

   インフルエンザには85.5%罹るという事です。

       また60歳以上は人口が28.4%で、

      インフルエンザには2%しか罹らないということです。

 

これを60歳以上を基準にして考えたのがもう一つのグラフです。

 SCN_0093 60歳以上かかりやすや

 

  解説:60歳以上の高齢者と比べると

      5~9歳で約70倍   

      10~14歳で約72倍

      15~19歳で約58倍

     若い人ほどインフルエンザに

     罹るということです。

それなのに基礎疾患のない高齢者に

ワクチン接種をすすめています。

 

次にワクチンが効くか効かないかと言う話です。

多くの統計は集団内接種の統計というやり方をします。

一つの集団を2つ、

予防接種をした集団と

しなかった集団に分けて感染率を調べるのです。

一つの集団を2つに分けた場合、

分けた両方が同じ条件とは限りません。

もしかして接種しなかった人は

体調不良で接種できなかったかもしれません。

よく調べると当日予防接種をしなかった子供は

体調不良や元々欠席が多かったことがわかりました。

これも老人施設でやると、

予防接種を出来る老人は元々元気なのです。

普通でも予防接種をするときに

風邪引いていませんか?とか体調を聞かれますね。

ですから身体の弱っている

老人は予防接種が出来ないのです。

それを無視して1年後の死亡統計をとると

予防接種をした方の死亡率が少なかった。

当然ですね。

これら集団内接種の手法も見直されてきています。

アメリカではこれはおかしいと言うことで見直されています。

しかしまだ日本の医療機関では

お年寄りには良いでしょう・・・・としています

 

つぎの資料は新聞の切り抜きです。

見出しに新型ワクチンが安全となっています。

この見出しは安心しますよね。

でも記事の内容を見ると逆ですよね。

重い副作用の報告は0.002%

従来の報告は  0.0003%

一桁違いますね。

7倍くらい危険ですね

医療従事者への接種では、

重い副作用は22000人の調査では6人、0.03%

かなり多いですよね。

医療従事者は接種後良く観察していますから

多く出る傾向はありますが。

逆に考えると一般に人は

調査漏れの可能性もあります。

それにもかかわらす、

新聞の見出しは新型ワクチンが安全となります。

結論が先に出ていると言うことです。

 

次の資料はワクチンの製造のグラフです。

 SCN_0088 インフルエンザワクチンの製造ry

1994年にゼロ近くになっています。

学童の強制接種が中止になったからです。

ワクチンの製造は一旦ゼロ近くになって、

その後また増えてきています。

なぜこの時期にワクチンの製造がなくなったのか?

元々、戦後からワクチンはあったのです

いくらワクチン打っても流行は収まらない

どうしようかと考えて結局学校で

接種するようになるのですが、

その理由は

大人は全部子供からインフルエンザをうつされる。

子供は学校から持ってくる

だから学校で予防接種をしよう。

このようなことで、じゃあ学童を防波堤に使おう

学童防波堤理論です。

それで全部の学校で強制接種が始まりました

しかしやってもやっても流行が収まらない。

これはおかしい効かないのじゃないか

そのうちに事故が増えてきました。

前橋では1979年にワクチンで

小学生が重症化したことがあって、

医師会でワクチンを中止しようと言うことになりました。

中止したのが前橋市と安中市、

接種を続行したのが高崎市、桐生市、

伊勢崎市、太田市です。

そこで1982年から5年間、

接種と非接種の比較調査をしました。

その結果が有名な前橋レポ-トです。

そうしたらワクチンをやってもやらなくても

罹る人はかかると言うことが始めて分かりました。

前橋デ-タ-の図です。

◎資料

 SCN_0094 前橋デ-タ- 罹患率

1984年と1985年2年間の比較です。

黒いところはインフルエンザに罹った人、

灰色は罹っていない人です

それぞれの年で左側はワクチンをやってない地区、

右側はワクチンをやっている地区です

1984年にはワクチンやった地区で43.7%、

やらないところで43.1%、

1985年にはワクチンやった地区で24.1%、

やらないところで24%

つまりワクチンをやっていても

やっていなくても

同じだけ罹るのだということがわかります

これ以外にも膨大なデ-タ-が発表されました。

これを前橋デ-タ-といいます。

世界中にこういうデ-タ-はないのです。

このような大規模な研究をコホ-ト研究と言いますが、

このあと同じ子供を5年間追いかけた比較研究もしています。

世界的研究です。

こうなると厚生省も認めないわけにはいかなくなりました。

ここまで効果がないという証拠が出たわけですから!

それで1994年に中止になったのです。

 

それから養鶏業者が倒産しました。

ワクチンを作るのに有精卵を使います。

それが急に中止になったのですから

業者が倒産したのです。

そのころコンビニで有精卵が売られたのを

覚えているかもしれません。

余ったのを売ったのです。

その後厚生省、製造業者などが集まって、

インフルエンザワクチン市場検討会を

つくりまして、

いかにワクチンは重要なものかを研究しました。

その結果「インフルエンザは風邪ではありません」

というキャンペ-ンが始まりました。

 

今の厚生労働省でも国立感染症センタ-でも

ホ-ムペ-ジにはワクチンは効きますと

一言も書いていません。

任意で申請すれば接種することが

可能ですと書いてあります。

1994年の段階で国としては

ワクチンの接種を中止しています。

今でもその方針は変わっていません。

ホ-ムペ-ジにはポリオ、麻疹、風疹の

ワクチンの効果をうたっていますが、

インフルエンザのことは書かれていのです。

 

じゃあ誰が効果があると

言っているのでしょうか

研究者の中では予防接種に

予防効果はないというのは常識だと思います。

やっとNHKのテレビで感染症センタ-の人が

「ワクチンは予防と言う観点より

重症化を防ぐことに意味がある」といい始めました。

またある雑誌ではやはり感染症センタ-の所長が

「予防効果としては劇的な成果は得られないけれども」

と書いています。

それなら素直に効果がないといえばいいのですが

国はそれが出来ません。

 

じゃあ何でワクチンは効果がないのか・・・・

ワクチンは劇薬です。

危険物です。

生物由来のものを身体に入れる劇薬です。

毒ガスや細菌兵器と同じです。

ワクチンには生ワクチンと不活性ワクチンがあります。

身体に微生物を記憶させるのがワクチンですから、

通常はワクチンを使わなくても

一回病気にかかれば記憶されるのです。

ただ記憶力は少しずつ落ちます。

少し落ちたところでまた感染します。

少しは記憶していますので軽くすんで、

また記憶は強くなります。

それと同じ事をワクチンでやるのが目的です。

ワクチンとしてウイルスをそのまま

身体に入れれば感染してしまいます。

それでは困るので、ウイルスの中で

弱毒なものを選んで、それをさらに

弱毒化して使うのが生ワクチンです。

ポリオなどはその代表的なものです。

でも弱毒化したとはいえ

微生物そのものですから、

うっかりと感染することもあります。

からだのコンディションが悪く、

免疫力が落ちていると危険性があります。

だから接種の時に「熱はありませんか?

体の調子は良いですか」と聞かれるのです。

それとウイルスの種類もあまり

変化しないものに限られます。

生きているウイルスを使うので

身体の中で変な風に変化されては困るからです。

ところがインフルエンザウイルスは

ものすごいスピ-ドで変化します。

感染した人が治った頃には体内で別な形に変化している。

このくらい変化のスピ-ドが早いのです。

これでもし生ワクチンをつかって

体の中で強い病原性のウイルスに

変化したら大変なことです。

それで生ワクチンは使えないのです。

それで不活性化を使います。

不活性といって死んだウイルスを使います。

しかもワクチン全体を使わないで、

ウイルスの一部部分を使って、

それで身体に記憶させようとします。

それも安全のためです。

部分を使ったワクチンなので

コンポ-ネントワクチンといいます。

不活性化でしかも部分的ですから効力は弱くなります。

死んだウイルスですから体内で増殖しません。

注射で血液にワクチン入れても、

その場所にあっても感染する呼吸器までは行って増殖できません。

すると抗体があまり出来ません。

だからあまり効かないのです。

そういう理屈なので不活性化のワクチンは

全体に効きが悪いのです

いまもっと効果の或るワクチンの研究は進められています。

 

それとまだ問題があります。

ワクチンを作るのに生卵を使います。

しかも有精卵です。

なぜ有精卵を使うかと言うと、

ウイルスを注射器で卵に入れます。

卵の遺伝子を利用して増殖させるのです。

そのためにはちゃんと生殖できる卵を

使う必要があります。

だから有精卵なのです。

そして増殖できたら、

遠心分離機でウイルスを分離します。

しかし卵由来です。

だから卵アレルギ-の患者さんに

トラブルの可能性も出ます。

喘息や妊婦さんのように

免疫上少し変化がある状態では

生物由来のものを入れるのは

注意したほうが良いかもしれません。