著者の息子より悲しいお知らせです

2021年5月13日に父が亡くなりました。
これにより、今回が最後の更新である事をお伝えせねばなりません。
 
昨年秋に呼吸が苦しくなり検査したところ、間質性肺炎であることが発覚しました。
また、数値上は大丈夫でしたが、ガンと思われる陰があるとのことでした。
しかし、呼吸が苦しくなり、正式な検査結果を待たずに緊急入院をしました。
すると小細胞生肺がんである事がわかり、かつステージⅣBである事が発覚しました。
何も治療しなければ年内持つかわからないと伝えられました。
 
父は否定的でしたが、
呼吸が少しでもラクになれば、少しでも回復の見込みがあるのならとのことで、
父は抗がん剤治療を行う事を決断しました。
 
副作用は元々薄い頭髪に影響があったのみで、みるみる元気に回復しました。
食欲もあり、日々酸素吸入器を引きずりながらの散歩がはじまりました。
ガンになって4キロ太りました。
HPの更新も再開しました。
 
このままの状態が続くのかな、と思ってはいたのですが、
GW中に体調を崩し、緊急入院。肺炎とのことでした。
同時に癌を再発。
肺炎は治療が出来ましたが肺ガンの状況が酷く、体力的に治療が困難とのこと。
血中酸素も90%いくかどうかまでしか上がらず、一日二日が山場とのこと。
ステロイドやモルヒネの効果により少しラクになったのか、
翌朝病院にPCを持ってきてくれ、と本人から電話がありました。
病院で医師や看護師に、このサイトを見せていたらしいです。
 
病気や薬のことに詳しい分、具合が悪くなってからも全て自分の考えで納得して行動していました。
家族が病院に呼ばれて駆けつけた時も、揃った段階で医者を呼びバッテンサインを出しました。
たぶん最期についても希望を伝えていたのだと思います。
 
抗がん剤が効いて回復してからの約4ヶ月の間に、
きちんと自分の考えで終活を行えたことは、とても幸せなことだったのではないかと思います。
 
冒頭でお伝えしたように、もう更新することはありませんが、
今後も時々思い出してこのサイトをご覧になっていただければ、父も喜ぶと思います。