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キーワード「セビック河」を含む投稿一覧

  • ティンブンケ村の虐殺

    2020/07/23
    17:14

    ティンブンケ村はパプアニュ-ギニアの

    大河セピックの流域にある村です。

    1943年戦況が悪化した為、大本営はラバウル防衛の理由で

    第18師団(司令官安達中将)を

    ニュ-ギニア本島各地に侵攻させました。

    1944年5月頃、

    第41師団歩兵第239連隊第4中隊(隊長・浜政一大尉)は

    ティンブンケを占領しました。

    ティンブンケ村の村民がオ-ストラリア側の

    スパイになっていると思い込んだ浜大尉は、

    住民に対する報復として虐殺を計画しました。

    7月14日のことです。

     

    ●虐殺の経緯

     ☆「戦いがすんだから出てくるように」と

      コログ村の住民を使って宣伝した

       注:コログ村は親日的でティンブンケ村と対立していた

     ☆呼びかけを信じてティンブンケ村の人々は

      森から村へ戻って来た

     ☆浜大尉は女、子ども、老人を家の中にいれ

      衣服を脱がせ数珠つなぎにした

     ☆爆撃で出来た穴の近くに座らせ、

      虐殺の最初の見せしめの儀式として、

      2人に浜大尉自身が刀をふるい、頭と右腕を一気に切り離した。

      1人終わるごとに釜で熱した湯の中で刀を洗った

     ☆小林曹長が同様に他の2人を斬った

     ☆浜大尉は数珠つなぎになった多数の男たちへの

      襲撃をコログ村の男たちに命じた

     ☆斧、弓、ナイフで襲撃がなされた

     ☆浜大尉の命令で日本兵は機関銃の一斉射撃をした

     

    このようにして男性99人、

    女性1人が虐殺されました。

     (名簿も残っているそうです)

    更に夕方になって、日本兵は女たちを外に並ばせ、

    コログ村の男たちに強姦を命じました。

    子ども達の目の前で65人の女たちが強姦され

    コロク村に連行されました。

    子ども達が釈放されたため、

    事実が明らかになってきたのです。

     

    ●首謀者浜政一大尉の手記 

    「パプアニュ-ギニアの大虐殺を命令したのは私だった」

    雑誌「丸」1972年3月号

     ・・・・連合軍の投下した爆弾の着弾跡の一つを

     集団虐殺の執行場所に選び、

     住民をその穴の周辺に並ばせた。

     重機関銃1挺、軽機関銃3挺を持った約30人の日本兵が、

     原住民の列から離れて一列横隊に並んだ。

     いよいよ発砲という時、

     草野軍医中尉が私のそばに歩み寄って重い口を開いた。

     「中隊長、いくら仇討とはいえ、

     非戦闘員を銃殺するのだけは中止してください。」

     私の心はこの諫言に一瞬ゆらいだ。・・・・

     私は予定通りに虐殺を決断、・・・・

     ダダダダ・・・・重機がうなった。

     原住民の群れが血しぶきをあげて倒れ、

     穴の中にころがり落ちる。

     草原は一瞬にして地獄図と化し、

     アッと言う間に惨劇は終わった。

     

    1994年に2人の村民が日本政府に

    「謝罪・個人補償請求」を出しましたが、

    日本政府は拒否しました。

    但し「ODAの援助を願えば、

    ODAで道や橋を作ることにやぶさかではない」との事でした。

     

    「ガブリエル・ラクさんの調査」」

    ラクさんはティンブンケ村の事件で

    日本政府に要望を出した2人の内の1人です。

    日本政府の対応に意を決したラクさんは

    ティンブンケ村だけではなくその周辺も含めて

    調査を開始しました。

    その調査経過です。

    ●セビック河の中流・下流域

        (アンゴラム、ティンブンケ、タンブヌン他)

     日本兵責任者名 ハマ、ヤマサキ、ムラナカ、ヤマダ

     殺害された人数(集団虐殺を含む)  175人

     性的犠牲になった女性        227人

     [証言]

      タンブヌンでは75人(カングアバリ部族とボウイ部族)の

      10代の少女たちが

      朝6時から夜6時までコックとして働かされました。

      また午後には日本兵に呼ばれセックス奉仕をさせられました。

    ●セビック河の上流域(アンブンティ他)

     日本兵責任者名  タワダ、ハマタニ

     殺害された人数                38人

     性的犠牲になった女性      4人

    ●ガウイ平原・マブリック地域

    (トリセリ山系南部とプリンス・アレクサンダ-山系南部)

     日本兵責任者名    カミサワ、モリタ、イヌカイ、カワカミ

     殺害された人数                      305人

        (内、人肉食犠牲者      219人)

     性的犠牲になった女性          5人

     [証言]

      ☆ガウイ平原での人肉食犠牲者の1人は、

       ココナツの実を乾燥させた

       コプラを集める袋に入れられました。

       袋の外から銃剣でめった突きにされました。

       そして身体の各部分を切り取られ、煮られて日本兵に食べられたのです。・・・・

      ☆マブリック地域での人肉食犠牲者の1人は、

       木の上に吊るされたままで、

       日本兵に部分部分を切り取られて食べられました。

      ☆ガウイ平原の17歳のグライ・ジェンダンビさんは、

       身体をかがめて頭を埋られた後に、

       日本兵によって後ろから強姦され殺されました。

      ☆ガウイ平原ウクタカ村のサクア・シリキサさんは、

       日本兵にレイプされた後、

       木に縛られ足を広げさせられ、

       棒を股間に突き刺された。

       (彼女が死ぬまで)肉を切られ、山分けにされ食べられた。

    ●ウエワク、ヤンゴ-ル地域

    (プリンス・アレクサンダ-山系東南部)

     日本兵責任者名  ムラヤマ、オカノ、ハラダ、ヤマモト

     殺害された人数                   22人

      (内、人肉食犠牲者        13人)

     [証言]

      ウエワクの海岸近くの畑で

      16歳のベロニカさんという少女は

      両親の目の前で連れ去られました。

      日本兵は彼女を殺し、死体を民家に吊るし、

      肉を切り取ってポットで煮て食べました。

      必死になって少女を捜し尋ねた

      両親が見たものは、

      吊るされたままの娘の肢体の残骸と骸骨でした。

      両親によって少女の骨は埋められました。

     

    「オーストラリアによる裁判」

    戦後オーストラリア政府は

    戦争犯罪を裁く軍事裁判所を開きました。

    そこでは200件以上の裁判が開かれましたが、

    その内日本軍に関するものは、

    ラバウル、香港、マヌスで開かれた42件の事件です。

    その内のいくつかの事件です。

     

    ●ナウル島

     1943年7月9日頃、海軍警備隊司令官の命令で、

     現地のハンセン氏病院の患者約20名が小船に乗せられ、

     銃撃を受けて殺害されました。

     生存者は水中で射殺されました。

    ●カビエン

     1944年3月17日頃、

     海軍管理下の民間抑留者、

     オ-ストラリア人23名とカトリック司祭者9名の32名は

     海に連れ出され、

     1人ずつ縄で絞殺され、

     遺体は重石を付けられ海に投げ捨てられました。

    ●ニュ-ブリテン

     1944年9月、プナリマで

     第6野戦憲兵隊が原住民18名と混血男性1名を

     サボタ-ジュ、火器の所持、

     連合国協力等の容疑で逮捕しました。

     結局18名が首を斬られて殺害されました。

    ●オーシャン島(ギルバ-ト群島)

     1945年8月20日頃、日本海軍第67警備隊は、

     200名の原住民を集めて戦争終結を通告した後、

     5班に分けて岸壁で銃殺し、

     遺体は重石を付けて海に投げ捨てました。

      注:8月15日の敗戦後に起こした事件です。

        国として国際法違反です。

     

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