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キーワード「ハロルド・ジョン・ティンバリ-」を含む投稿一覧

  • 国民党国際宣伝処

    2020/12/19
    13:00

    当時南京事件を多くの外国人のジャ-ナリストが

    新聞で世界中に報道していましたが、

    その中にイギリス「マンチェスタ-・ガ-ディアン」の

    ハロルド・ジョン・ティンバリ-がいます。

    一部にはそのティンバリ-が

    国民党中央宣伝部の顧問だったことから、

    彼の報道は宣伝が多くインチキ臭く

    南京事件は信用できないと主張している人もいます。

     

    そこでその事について説明します。

     

    1935年11月国民党第5回全国大会のあと

    中央宣伝部のもとに国際宣伝処が設置されました。

    南京陥落後、処長になった「曾虚白」は

    宣伝計画書の中で3つの原則を掲げています。

     1. 絶対に嘘を言って人を騙たり、

      誇張して誤魔化してはならず、

      事実に基づいて本当のことを言ってこそ

      人を動かすことができる

     2. 敵の残虐さを暴露し、これを広く宣伝して

      国際的な同情と援助を獲得するようにする

     3. 共同抗敵の連合戦線を作るようにする

     

    日本による侵略を何とか食い止めたい中国としては、

    世界にむけて信頼のおける正確な情報を

    発信する必要があったのは当然のことでしょう。

    当初本部は南京にあり、

    その後1937年に武漢、

    1938年に重慶に移転しました。

    組織は 英文編撰科・外事科・対敵科・総務科の4科と

    対敵宣伝研究委員会・ニュ-ス写真室から

    なっていました。

    重慶の本部のほか

    上海・香港・ロンドン・ニュ-ヨ-クに

    事務所をもっていました。

    (当初はもっとあった)

     

    ハロルド・ジョン・ティンバリ-は

    1938年に「戦争とは何か」という

    南京事件の資料集を出しています。                    

    そのティンバリが国際宣伝処に関係し、

    その本が国際宣伝処から出版されたことから、

    関係者が書いたので中国に都合が良い

    でっち上げ本だと主張しているのです。

    しかしどこの国にも外国人の顧問や協力者がいます。

    また宣伝処という言葉が

    何か信用できないように思われますが、

    政府広報室と言い換えれば受け取り方も変わります。

    協力者だからということと、

    書いた本が嘘だということは別のことです。

     

    事実はティンバリ-宣伝処の顧問になったのは

    1938年7月という説と

    1939年にマンチェスタ-・ガ-ディアンを

    辞任してからだという説がありますが、

    いずれにしても顧問になる前に本は書かれていました。

    ティンバレ-と友人ベイツの手紙のやり取りによれば、

    出版には欧米の色々な出版社が予定されていて、

    最終的に1938年4月12日のティンバレ-の手紙では

    ロンドンのゴランツ社から6月に

    出版する予定にしていると書かれています。

    それが出版資金か何かの理由で

    中国の国際宣伝処が版権を買って出版したのが事実のようです。

    (国際宣伝処27年度工作報告)

    いずれにしても国際宣伝処に入る前のことです。

     

     ☆「ティンバリ-は国民政府の宣伝員だった」と

      発表したのは北村稔氏だといわれています。    

      北村稔「南京事件の探求 その実像を求めて」(文春新書)には

      ・・・・英文史料には国民党の戦時対外宣伝政策に由来する

      偏向が存在するはずだと考えた。

      しかしティンバリ-の“WHAT WAR MEANS”「英文中国年鑑」など

      代表的な国民党の戦時対外刊行物には、

      予想に反し事実のあからさまな脚色は見いだせなかった・・・・

     

    北村氏でさえ事実のあからさまな脚色は

    見いだ出せなかった、としているのに、

    南京事件を否定する人たちは、

    宣伝所に所属したから南京事件はウソだ主張しているのです。

     

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