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キーワード「ラバウル」を含む投稿一覧

  • 地域別・ラバウル、ビルマ

    2020/08/30
    16:30

    「ラバウル」

    南洋のニュ-ブリテン島のラバウルは

    日本軍の南東方面前線基地があり、

    今でも日本人に馴染みのある地名です。

    10万人以上の日本軍が占領していたため、

    陸海軍合わせて30軒近くの

    軍慰安所があったとされています。

     ◎陸軍   

       市内  3ケ所  10軒以上

          暁部隊用

       市北部 2ケ所  カバカンダ

          カバイラ(修道院だった)

       郊外  ココボ

     ◎海軍   

       市内  数軒 将校用、一般兵士用

          ブナカナウ

     

    ● 証言 

    松田才二氏 第8方面軍第6野戦憲兵隊少佐

     慰安所と女たちを連れてきたのは

     陸軍の暁部隊です。

     暁部隊は正式には第4船舶輸送司令部というので、

     強力な輸送力を持っていました。

     坂本中将が司令官をしていました。

     支那事変・満州事変以来の

     日本軍相手の慰安所の親方と

     暁部隊が話し合って

     ラバウルに女たちを連れてきたのです。

     慰安所の管理は暁部隊がしていました。

     警備・取り締まりは憲兵隊がしていました。・・・・

     一番大きい慰安所は平屋建ての長い建物で、

     朝鮮の女たちが

     200人から300人入れられていました。

     日本から連れてこられた女たちは、

     別の8棟ほどの2階建ての慰安所にいました。

     それぞれ20人ずつぐらい

     詰め込まれていたでしょうか。・・・・

     女たちに対して暁部隊の軍医による

     性病の検査が毎週ありました。・・・・

     検査の結果90%の女たちが

     性病を持っていることが分かりました。・・・・

     女たちの1/3は病気で臥せって、

     そしてまた多くが死んでいきました。

     食事する時間もないほどです。

     兵隊たちの姿は極限状態の中で

     恥も外聞もない浅ましいものでしたよ。

     中には1日80人から90人もの

     相手をしていた人もいました。・・・・

     売上げのほんの一部を

     彼女たちが受け取っていましたが、

     それも軍票でした。・・・・

     一般の兵隊と下士官は

     休みのある日の昼に行くのですが、

     夜も自由に外出できる特権階級の将校が

     最も慰安所を利用しましたね。

     これが大問題だと思いました。

     その上将校たちは時には女を妊娠させた上に

     堕ろせと言ってきたりするのです。

     「・・・・子どもを始末してくれ。

     自分はこれから陸軍大学を

     受験しなければならない身だから、

     子どもができたら立身出世に差し支える」と言うんです。

     こんなのが陸軍の上級幹部になって

     立身出世して行くのかと思うと

     私は激しい怒りを感じましたね。

     

    「ビルマ」

    ビルマの慰安所に関する資料は

    比較的少ないのですが、

    関東学院大学の林博史氏が

    イギリスの「大英帝国戦争博物館」で

    発見した資料から見てみます。

     

    ● 「駐屯地慰安所規定」 昭和18年5月26日      

       マンダレ-駐屯地司令官(原文カナ)

        注:マンダレ-駐屯地とは、

          第15軍所属の野戦高射砲第51大隊

          (通称第3629部隊)の駐屯地です。

    別紙第11号という資料には軍が指定したり、

    准指定した食堂や慰安所の一覧があります。     

    その中から慰安所を見てみます。

     

    ◎軍指定准指定食堂慰安所

     指定の種類

    楼名

    国籍

    定休日

    摘要

    軍指定慰安所

      同

      同

      同

      同

    軍准指定慰安所

      同

      同

      同

    梅乃家

    万来家

    東亜倶楽部

    朝日倶楽部

    菊園

    楽天地

    ビルマ館

    喜楽荘

    新緬館

    内地人

    広東人

    半島人

     同

     同

    ビルマ人

     同

     同

     同

     8日、23日

     11日 26日

     13日 18日

     5日 20日

     9日 24日

     15日 30日

     13日 28日

     1日 16日

     8日 23日

    将校慰安所

     

     

     

     

     

     

     

    ビルマ兵補専用

     注:1. 1943年に形だけ独立したビルマは、

        実質的には日本の占領下にありました。   

        軍に協力して日本の商社が進出していたた め、

        慰安所を商社員まで利用したのです。   

        その時の商社は、三井物産、三菱商事、

        日本綿花(日綿実業)、安宅商会、 三興、東綿、   

        江商、千田商会、鐘淵商事、丸栄、大丸で、   

        主たる取り扱いは綿花、木材、砂糖、塩、

        石炭、マッチ、タバコ、繊維製品・・・・でした。

      2. 半島人とは朝鮮人のこと

      3. 兵補の仕組みはインドネシアで有名ですが、

       ビルマにもあった事が分かります。    

       このビルマ人兵補の補償問題は   

       まだ話題 になっていませんので

       今後の調査が期待されます。

     

    ビルマでも強制売春や強姦が

    連合軍のイギリスチ-ムによって調査されています。

    その中のモ-クマイの事件を取り上げてみます。

     

    ● ビルマ東部・モ-クマイ(Mawkmai)の

                  集団レイプ事件

    1945年8月4日、

    虎雷部隊がモ-クマイで約75人の女性を集め、

    町のいくつかの家に連行し

    強姦を繰り返した事件です。

    注:虎雷部隊は第56師団(松山祐三中将)

      傘下の部隊と推測される

     

    下記はイギリス軍の調査レポ-トに書かれている証言です。

     1)N・H(農業 年齢不明)

      1945年8月4日、虎雷部隊が

      モークマイに来た時、

      私はほかの村人と一緒に

      ジャングルに逃げました。

      その3日後、10人の日本兵が

      ジャングルにやって来て私を捕まえ、

      銃と銃剣で脅かして

      モ-クマイのソ-ブア宮殿の

      東の家に連れて行きました。

      そこで私は28日間監禁され、

      毎晩、剣と銃で脅迫されて、

      一晩に少なくとも1回は強姦されました。

     2)ソ-・サム・トゥム(職業不明 30歳)

      日本軍の虎雷部隊が

      モ-クマイを1945年8月2日から

      降伏まで占領しました。

      その間、組織的な掠奪と殺人が遂行されました。

      彼らが来た時、健康な者は

      みな安全のためにジャングルに逃げました。

      そして逃げた人たちが村に帰ってみると、

      村を離れられなかった人たちは

      みんな殺されていました。

      この時に30人の村民が殺されたと聞いています。・・・・

      私は虎雷部隊の占領中、

      モ-クマイから36マイル離れた

      モンズイットのジャングルに隠れていました。

      私の使用人と召使が毎日、

      モ-クマイからニュ-スを知らせてくれました。

      私がモ-クマイから戻ったとき、

      食料や衣類はみな虎雷部隊によって

      略奪されていました。

      そして75人の少女や女性たちが

      虎雷部隊によって強姦されたと知らされました。

      その多くは結婚しており、

      日本兵に強姦されたことを

      証言するのが恥ずかしいので、

      証言するのはほんの一部だけでしょう。

     3)N・K(靴工 18歳)

      売春婦になるよう言われたが私は拒否しました。

      すると銃で脅かされてモ-クマイの

      キュンカン修道院に連れて行かれ、

      そこで8日間監禁されました。

      その間、銃と銃剣で脅かされて

      日本兵に3回強姦されました。

     

    ビルマでは約3年半の占領で日本兵が

    3,000人以上の混血児を残していると言われます。

    日本に独立を認められたビルマでは

    1942年7月、独立義勇軍が日本軍によって

    ビルマ防衛軍に改編させられましたが、

    日本軍を真似して将校用慰安所を作っています。

    作った理由は・・・・

     1. 兵士が健康でよく戦うことができ、

      性病を予防するため

     2. 敵がセックスを餌にスパイ活動しても

      断ることを可能にするため

     3. 休暇のとき、よりリラックスできるため、

      また人間には当然ある性欲を処理するため

     

    ビルマ軍の慰安所は1ケ所だけで、

    早々に閉鎖してしまいました。

    ビルマでは性に関する考え方、

    或いは女性観が日本人と

    違っていたせいかと思われます。

    また独立運動家たちが

    潔癖だったということもあります。

     

    ビルマ軍初代将軍のアウンサンの著書を見てみます。

    人気のス-チ-さんの父親です。

    ● 東京滞在が2~3日過ぎたころ、

     我々は地方のホテルに連れて行かれた。 

     招待者は鈴木大佐だった。

    (注:鈴木大佐は南方で活躍した

      日本軍の秘密機関・南機関の機関長)   

     鈴木はそこで我々に、女性はどうか?と聞いてきた。 

     我々は当惑し「ノ-」と答えた。 

     鈴木は私が覚えている限りこのように言った。 

     「恥ずかしい事ではない。

     風呂に入るようなものだよ。 

     ここには女の街がある。」 

     われわれは彼に感謝したが、

     このようなやり方での娯楽を辞退した。 

     私は、彼らが何よりも我々を

     堕落させようとしているのではないかと

     自問した・・・・

     

    日本軍に協力していたビルマでも

    多くの強姦事件が起きたことは先に書きましたが、

    ビルマ独立義勇軍の将校が抗議すると、

    反対に笑い飛ばし、

    「日本で軍事訓練をした時に、

    女性を提供してもてなしたのだから、

    そのお返しに、今度は君たちの番だ。

    気前の良さを見せてくれたまえ・・・・」と

    答えたといいます。

      注:以前接待したのだから、

        強姦ぐらい日本軍に対するお礼だと思え・・・・

        ということです。

     

    また、烈第31師団10353部隊乗馬小隊の

    教育に関する書類綴りには

    「・・・・小部隊の長にして

    何等部下の労苦に酬ゆべきものなければ、

    ある程度は娯楽的の意味にて止むを得ずと為し、

    黙認的態度に出づるもの・・・・」 と、

    強姦を報酬と考えて黙認していた

    小部隊隊長がいたことが書かれています。

     

     

     

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  • ニュ-ブリテンの虐殺

    2020/07/23
    16:47

    いわゆる南洋と言っても

    第1次世界大戦以降実質的に

    日本の植民地になっていたミクロネシアの南洋群島は

    内南洋と呼ばれていました。

    そしてその外側にはオランダ、オ-ストラリア、

    イギリス、アメリカ、ポルトガル等の植民地があり、

    外南洋と呼ばれていました。

    インドネシア以外では、ソロモン諸島、

    ギルバ-ト諸島、ニュ-ギニア、ニュ-ブリテン島・・・・です。

    戦争が始まるとすぐに日本軍は

    外南洋を侵略し基地作りを進めました。

    目的は資源の確保と、

    オ-ストラリアとアメリカの交通遮断です。

    日本軍はニュ-ブリテン島のラバウルに航空基地を造ったため、

    そこを守るためにさらに南のガダルカナルや

    パプアニュ-ギニアに基地を造るようになりました。

    そこでも多くの事件が起きています。

     

    1942年1月23日、

    日本軍はニュ-ブリテン島のラバウルに侵略を開始し、

    その1週間後に南海支隊第144連隊第3大隊は

    ワイド湾のズンゲに進出しました。

    日本軍は「降伏すれば生命が助かる」というビラを撒き、

    森の中に隠れていたオ-ストラリア兵は

    信用して投降しました。

    ところが日本軍は160名の捕虜を

    2月3日と4日の2日間で銃殺したのです。

    奇跡的に逃げて生き延びた人は4人だけです。

     

    ●投降を勧めたビラ

     もしあなたが逃れようとするならば死ぬであろう。

     投降しなさい。

     そうすれば戦争捕虜として扱われるでしょう

     

    ●証言 漫画家 水木しげる氏

     ・・・・ある日ズンゲンの高台の一角で

     死臭がするところがあるのに気がついたんです。

     行ってみると白骨死体が同じ形でうつ伏せになったまま

     枕木のように等間隔で並んでいるんです。

     数え切れないほど沢山の死体でした。

     手を縛られて、地面にうつ伏せにされたまま

     後ろから銃殺されたような死に方でしたね。・・・・

     日本軍は当然食糧がありませんでしたから、

     捕虜に食べ物を与えて養うなんて

     とんでもないという考えでした。・・・・

     

    その後も日本軍による住民に対して虐殺事件や強姦事件を起こしています。

    ●第144連隊第1大隊長は

     首長の娘を宿舎に連れ込んで強姦しようとした。

     その夜娘は自殺した。

    ●ロン村首長アルフォンヌさんの話

     オーストラリア兵を捜して来いと、

     日本軍が私の父で大首長だったマタブンや

     他の村々の首長に命令しました。

     でも見つけられませんでした。

     怒った日本兵は見せしめに父や他の首長を処刑したのです。

    ●イワイ村タイプケンさんの話

     ・・・・穴を掘らせてから、首を斬って、

     首も死体もそのまま穴に捨てた。・・・・

      私の兄キガルも殺された。

      パトロ-ルを命令され、

     疲れたと言っただけで処刑された。・・・・

      日本軍に逆らったらもう処刑でした。・・・・

      洞窟にはトップのキャプテンがいました。

      部下の日本兵がグマ村、ロン村、イワイ村から

     1人ずつ女を連れてきて相手をさせていた。

    ●マラグナ村アンドリュ-さんの話

      ・・・・ある人がシャベルですくい上げた土を

     穴に入れようとした時、

      後ろからやってきた日本兵の足にかけてしまったんだ。

      彼は処刑されることになった。

      彼と一緒のグル-プ7人が並ばされた。

     「穴を掘れ」。

     それで穴を掘った。

      目隠しをされ後ろ手に縛られた。

      そして日本兵はピッケルで彼の後ろから頭を叩き潰した。

      脳が叩き潰された。それから穴に突き落とされた。

      7人とも同様にされた。・・・・

    ●マラグナ村タンバランさんの話

     この村の1人は、生埋めにされて

     頭だけ土の上に出して、その頭を棒で打たれた。

     

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