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キーワード「凍傷」を含む投稿一覧

  • 生体実験の証拠資料

    2020/08/09
    13:26

    細菌部隊については国として

    正式資料等を残しているわけではありません。、

    現在の調査はすべて周辺の状況証拠を

    集めて組立て判断しています。

    しかしわずかながら発見されている資料もあります。

    1983年秋に神田の古本屋に売りに出た資料です。

    兒嶋俊郎氏が入手し慶応大学図書館が購入したものです。

    発見された資料は次の3つです。

    ◎きい弾射撃ニ因ル皮膚障害並一般臨床的症状観察

    ◎破傷風毒素並びに芽胞接種時に於ける筋クロナキシ-に就て

    ◎関東軍防疫給水部研究報告

     

    これらの資料を少し見てみます。

     

    ●きい弾射撃に因る皮膚障害並びに

           一般臨床的症状観察

    加茂部隊      池田少佐担当

      1940年9月7日から10日にかけて実施された、

      毒ガスのイペリット弾を発射させたり、

      イペリットやルイサイトの水溶液を飲ませた

      5種類の実験結果報告書です。

      恐らくは毒ガス部隊である第516部隊と

      協力した実験だと思われます。

      イペリットはマスタ-ドガスとも言われ

      糜爛性で致死性の毒ガスです。

      ルサイトはより即効性のある致死性毒ガスです。

      その両方とも砲弾に黄色い印を付けた為きい弾といわれました。

      被験者は捕虜で柱に括り付けられ、すべて番号で呼ばれました。

      報告書表紙の加茂部隊とは731部隊の秘匿名です。

      原文はカナですが読みやすく直します。

      読み取り不明は?とします

    第一章 緒言

     自昭和15年9月97日-至昭和15年9月10日・・・・

     きい弾射撃を実施せり。 

     第一地域発射弾数は1ヘクタ-ル100発、

     総数1800発(野砲に換算して)

     射撃時間は40分、15分間射撃、15分間休み、10分間射撃なり。

     第二地域においては発射弾数は1ヘクタ-ル200発、

     総数3200発

     第三地域は発射弾数1ヘクタ-ル300発、

     総数4800発なり。

     被験者は地域内の・・・・各所に配置せり。

     第一地域陣地に配置せる者は

      無帽、満服、下着、上靴を着用せしめ無装面とす。

     第ニ地域陣地にては

      無?夏軍衣袴上靴を着用せしめ無装面者3名、装面者3名とす。 

     第三地域陣地に配置せるものは

      夏軍衣袴を着用せしめ無装面者2名、装面者3名とす。 

     き弾射撃後4時間、12時間、24時間、

     2日、3日或いは5日後における

     一般症状(神経障害を伴うものを含む)皮膚症状、

     眼部、呼吸器、消化器における症状経過を観察せり。

     尚水疱内容液の人体接種試験、血液像並びに尿検査を実施せり

    第二章 症例

     第一地域陣地内被験者の症状およびその後の経過

     ◎287号(注:731部隊の捕虜・マルタで番号で呼ばれます)

      9月7日き弾射撃後4時間全身倦怠、口囲発赤を認め、

      翌8日1時頃より全身倦怠、脱力感を覚え頚部発赤、

      顔面浮腫、眼瞼浮腫状、前臍背面部発赤、

      22時頃より口囲に粟粒大水疱発生あり

      9日22時頃より口囲に多粟粒大ないし

      米粒大の水泡発生、

      10日17時発熱37度、

      ・・・・・以下省略

     ◎280号

      攻撃後4時間頃全身倦怠、不機嫌となる、

      皮膚は顔面、頚、前胸、肩甲、陰嚢に潮紅を呈す、

      眼は羞明、流涙多量、結膜充血す。

      8日6時頃より嗜眠顔面浮腫脈拍亢進す。

      皮膚は頚、前胸、肩甲発赤、顔面

      特に口唇と陰嚢に粟粒大の水疱発生し亀頭発赤腫脹を認む。

      眼は流涙多量、眼瞼浮腫、

      結膜浮腫並びに充血角膜混濁す。

      鼻汁咳を訴ふ8日18時頃体温37度

      皮膚は顔面頚部に米粒大の水泡散在す。

      両眼瞼浮腫、結膜充血、開眼困難なり、

      しわがれ声呼吸困難を訴ふ

    ・・・・以下省略

     ・・・・その後296号、294号、376号

     第二地域陣地内

     ◎265号、464号、468号、499号、513号

    (内容省略)

     第三地域陣地内

     ◎303号、485号、486号、372号、358号

    (内容省略)

    [持続効力ならびに原水攻撃効力観察]

     持久効力観察は,き弾射撃中止後約2時間半にして

     被験物(人のこと)を配置し10日22時より

     11日4時半まで放置して後観察す。

     ◎359号

    11日9時食思不振脱力感を訴ふ。

      皮膚は顔面特に眼瞼、鼻、口周囲、頂、

      腋、頚、背、腰、右前脛、両大腿発赤潮紅す。

      眼は羞明流涙、眼瞼浮腫、結膜充血、角膜混濁す。

      鼻汁、頚内掻破感まらびに灼熱痛、咳、咽喉発赤す

    以下省略

    [原水攻撃効果観察] 

         (毒ガス液を直接飲ませるひどい試験です)

     ◎479号

      9月7日 原水飲用(攻撃)セシム

      同10日 20時右眼に原水点眼す

      同11日 右眼結膜発赤充血を認むる

      同8日 (攻撃後12時間)嘔吐、下痢、????、粘血便を排出す

    以下省略

     ◎287号

      9月9日 原水を木炭にて除毒せる水300竓飲用(攻撃)せしむ
      原水イペリット  15mg/L
      ルイサイト    15mg/L
      同10日 10日中には著変なし

      10昼9日の原水を活性炭にて除毒せる

      水600竓飲用(攻撃)せしむ
       以下省略

     ◎464号

      9月9日の朝原水(イペリット148mg/L ルイサイト26mg/L)を

      10日昼より飲用せしむるに

      12時間後、食思不振、悪心嘔吐を訴ふ

      11日食欲不振17時頃嘔吐3回悪心腹部圧痛あり  
       以下省略

    第三章 

      水疱内容液の所見並びに人体試験成績

        (以下長くなるので以降項目のみです)

     [第一節  水疱内容液の所見]

     [第二節  人体接種試験]

    第四章 血液像の所見

    第五章尿の所見

    第六章結論

    第七章 附記

    注 番号は生体実験した捕虜の番号です。

      たった一つの実験でこれだけの人間が犠牲になったのです。

     

    ●破傷風毒素並びに芽胞接種時に於ける

        筋クロナキシ-に就て(原文カナ)

    (指導 永山中佐)

    陸軍軍医少佐 池田苗夫

    陸軍技師   荒木三郎

    要点

     破傷風毒素と芽胞を人間の足背部に接種し、

     発症時の筋肉の電位変化(クロナキシ-)を

     測定した実権です。

     対象になった人間捕虜(マルタ)は14人

     全員が死亡しています。

    結果

     ◎991号

      破傷風芽胞300CCを皮下注射

      測定位置

      咬筋、鼻筋、眼輪筋、胸鎖乳頭筋、潤背筋肋骨筋、脛骨筋

      結果  約10日で死亡

     ◎691号

      破傷風毒素100MLD接種 経過極めて電撃的

      測定位置

      咬筋、鼻筋、眼輪筋、胸鎖乳頭筋、潤背筋肋骨筋、鋸歯状筋

      結果  5日で死亡

     ◎595号

      破傷風毒素10MLD接種  過極めて電撃的

      測定位置

      咬筋、鼻筋、眼輪筋、胸鎖乳頭筋、潤背筋、脛骨筋、腓腸筋

      結果  7日で死亡

     

    ●凍傷に就いて (原文カナ)

     第15回満州医学会ハルビン支部特別講演の要旨

    昭和16年10月26日

    満州第731部隊

    陸軍技師 吉村寿人

     注:吉村寿人は京都帝国大学医学部卒業

      1938年満州第731部隊に陸軍技師として所属

      終戦まで第一部細菌研究の中の

      吉村班(凍傷研究)の責任者だった。

      捕虜を使った凍傷実験で有名。

    実験 1

     凍傷の発生をみるために

     塩水に手を入れさせ、徐々に温度を下げ

     中指に装着した「ブレスチモグラフ」で

     膚温度や指容積の変化を記録した 

     塩水温度は-20℃まで下げている。

     被験者の数は不明

    実験 5

     実験3と同様にして諸種の生活条件を

     変えたる後の血管反応の状況を観察し、

     実験4に述べたる方法を以って抗凍傷指数を計算す。

     5人の被験者に就いて検査せり

     諸種生活条件変更

      水浴後      10℃水中 10分

      温浴後      40℃の湯 10分

      運動直後     背筋力計 15分連続

      満腹直後     過飽食(飯4杯 ?2人前)

      空腹 Ⅰ     絶食 2日後

      空腹 Ⅱ     絶食 3日後

      睡眠不足     一昼夜不眠

      夏季(8月初め)  室温25℃

      春季(4月中旬)  室温16℃

      温室(30℃)     4月調査

    実験 6

     苦力101名につき抗凍傷指数を求め

     之を年齢別に統計せるものなり

     

     

     

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