ヘッダーグローバルナビゲーション

おしえて!ゲンさん!

  • トップページ
  • お知らせ
  • このサイトについて
  • ご利用規約
  • サイトマップ
  • ホーム
  • キーワード「南京政府断固膺懲声明」を含む投稿一覧

キーワード「南京政府断固膺懲声明」を含む投稿一覧

  • 上海事変の拡大

    2020/07/05
    11:05

    次は南京事件と言うものはどのようにして起きてきたのかについてお話します。

    実は南京事件は第二次上海事変が拡大していったものです。

    1937年8月9日上海で

    日本海軍陸戦隊の大山勇夫中尉が中国保安隊員に射殺されたことから、

    中国軍と日本海軍陸戦隊が衝突しました。

    当時上海にいた日本軍は海軍特別陸戦隊が5000人で、

    これに対して中国軍は5万人以上といわれ、

    在留邦人を守るために日本は大量の陸軍を派遣することになりました。

     

    その後の経緯を時間を追って整理してみましょう。

    8月12日 国民党中央執行委員会は戦争状態に突入することを秘密決定しました。

    8月13日 朝9時からの閣議では派兵に消極的だった石原作戦部長の意見は抑えられ、

          内地から2個師団の派兵が決定された。

    8月13日 夕方中国軍は先制攻撃を開始し、

         中国空軍も第3艦隊旗艦「出雲」や陸戦隊本部を攻撃しました。

    8月14日 消極的だった米内光政海相も「出雲」を攻撃されたことから

          臨時閣議では強硬な意見へと変わり

         「不拡大方針」の放棄を主張し、南京占領の提言を始めました。

    8月15日 近衛内閣は政府声明を発表し、

        杉山陸相の意見で「不拡大方針」はそのままで、

         「暴戻支那軍」を「膺懲」すると言う、「南京政府断固膺懲声明」

          いわゆる暴支膺懲声明を発表しました。

          これが上海事変の始まりです。

    注:暴戻-ぼうれい、ぼうるい・・・残酷で人道に外れている事

      膺懲-打ち懲らしめる事

    8月15日 上海派遣軍が編成され、予備役の松井石根大将を指揮官として

          その任務の範囲は「海軍と協力して上海付近の敵を掃滅し上海並びにその北方地区の

          要線を占領し帝国臣民を保護すべし」という限定されたものでした。

    8月17日 日本は閣議で従来からの「不拡大方針」を放棄する事を決定した。

     

    このようにして第二次上海事変は始まったのです。

     

    この時に軍部に追従した近衛首相の様子を批判している外交官がいました。

    日記を見てみます。

     

    ●外交官石射猪太郎 外務省東亜局長の日記から

    8月31日 近衛首相の議会草稿を見る。

      軍部に強いられた案であるに相違ない。

      支那を膺懲とある。

      排日抗日をやめさせるには最後までブッたたかねばならぬとある。

      彼は日本をどこへ持って行くというのか。

      アキレはてた非常時首相だ。

      彼はダメダ

     

    余談になりますが、避難する在南京の日本大使館館員や日本人居留民を

    保護する中国政府に関する資料があります。

    それによると引き上げる日本人に対して、

    中国人から危害が加えられないようにと国民政府は特別列車を用意し、

    40名の護衛用の憲兵や2人の外交部の係官まで随行させて丁重に扱っています。

    青島に着くまでの停車駅でも厳重な保護を与えています。

    注:もし立場が逆で日本だったら、またその後の南京での日本軍の暴行を考えると、

      国民党政府がきちんとした紳士的な政権だった事が分かります。

     

    ●庄司得二「南京日本居留民誌」から 1940年

     停車場構内の柵外には黒山のような人集まり、

     列車をさして何事か語り合いおるもホ-ム内には人影なし。

     停車すると同時に護衛の憲兵ただちに列車の外側に並列し

     柵内を警戒しおる巡捕にて二重の警戒線を張り、

     列車付近に一人として群集を寄せつけず、厳重警戒をしおれり。

     その後停車のたびごとに注意しおりたるに、

     いかなる小駅にても同様にて、実に行き届きあれり・・・・

     

    つづきを読む

メインローカルナビゲーション

  • 原子力発電
    と放射線

  • 戦争・歴史

  • 健康

原子力発電と放射線

  • 原子力政策の始まりから
  • 元素とその変化
  • 放射線の危険性
  • 放射線被曝
  • 規準と用語
  • 福島の事故
  • 事故による健康被害
  • 指摘されていた危険性
  • チェルノブイリ事故について
  • 日本の原子力発電
  • 原発を始めた理由の検証
  • 原発の安全基準
  • 原発をめぐる法律
  • 経済効果と国民負担
  • 再生可能エネルギ-とPPS
  • 核燃料サイクル
  • その他
  • 最後に

戦争・歴史

  • 日本の細菌戦
  • 講演録:南京事件の真実は?
  • 報道の質
  • 朝日新聞の訂正記事と吉田清治証言
  • 日本国憲法の成立
  • 阿片政策
  • 沖縄戦
  • 三光作戦
  • 尖閣諸島
  • 大東亜共栄圏
  • 中国人強制連行
  • 日本の毒ガス戦
  • 防疫給水部(細菌戦部隊)
  • 軍による性暴力
  • 南京事件

健康

  • 健康食品と肝臓障害
  • 講演録:免疫と蛋白質~コラ-ゲン美容まで
  • 講演録 インフルエンザ
  • 講演録 最新デ-タ-から見る高血圧
  • 高齢者の薬と副作用
  • コレステロ-ルを含む食品の摂取制限
  • 自律神経と薬の作用
  • 副作用のある薬
  • 新型コロナウイルスと免疫
  • 食品や生活用品への警告や摘発
  • PM2.5
  • メタボ検診
  • 暮らしと健康アラカルト

キーワード

  • 歴史の教訓
  • サンフランシスコ条約
  • 河野談話
  • 陸軍刑法
  • 金原節三
  • 強姦
  • 軍需物資
  • 李秀梅
  • スマラン裁判
  • 国家無答責
  • 謝罪
  • 従軍慰安婦
  • NHK
  • 南京
  • 国際条約
  • 金学順
  • 挺身隊問題
  • 復命書
  • 誘出し
  • 夜襲
  • PX作戦
  • 米国本土に対する細菌攻撃
  • 小暮泰用
  • 沖縄や小笠原に細菌攻撃
  • 体当たり機
  • 竹内徳治
  • 償い金
  • 人質掠奪拉致
  • 米軍用慰安所
  • 抗体保有者
  • 阿片
  • 燃料棒のトラブル
  • 性奴隷
  • 人権侵害
  • 吉見義明
  • 恒久平和議員連盟
  • 国会図書館法
  • ILO
  • リンダ・チャベス
  • クマラスワミ
  • マクドゥ-ガル
  • 慰安所
  • 性病
  • UNTAC
  • 労務管理

フッターグローバルナビゲーション

© おしえて!ゲンさん! 〜分かると楽しい、分かると恐い〜