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キーワード「基準地震動」を含む投稿一覧

  • 発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針

    2020/06/28
    10:42

    原子力安全委員会決定 平成18年9月19日

     注:この指針は昭和56年7月に発表され、

            平成13年に一部改定されましたが平成18年に全面見直しをしたものです。

        詳しい事は「原発の耐震基準」のところで書いています。

    3.基本方針

     耐震設計上重要な施設は、

     敷地周辺の地質・地質構造並びに地震活動性等の地震学及び地震工学的見地から

     施設の供用期間中に極めてまれではあるが発生する可能性があり、

     施設に大きな影響を与えるおそれがあると想定することが適切な地震動による地震力に対して、

     その安全機能が損なわれることがないように設計されなければならない。

     さらに、施設は、

     地震により発生する可能性のある環境への放射線による影響の観点からなされる耐震設計上の区分ごとに、

     適切と考えられる設計用地震力に十分耐えられるように設計されなければならない。

     また、建物・構造物は、十分な支持性能をもつ地盤に設置されなければならない。

     

    (解説)

    Ⅰ.基本方針について

     (2)「残余のリスク」の存在について

    地震学的見地からは、

    上記(1)のように策定された地震動を上回る強さの地震動が生起する可能性は否定できない。

    このことは、耐震設計用の地震動の策定において、

    「残余のリスク」(策定された地震動)を上回る地震動の影響が施設に及ぶことにより、

    施設に重大な損傷事象が発生すること、

    施設から大量の放射性物質が放散される事象が発生すること、

    あるいはそれらの結果として

    周辺公衆に対して放射線被ばくによる災害を及ぼすことのリスクが存在することを意味する。

    したがって、施設の設計に当たっては、

    策定された地震動を上回る地震動が生起する可能性に対して適切な考慮を払い、

    基本設計の段階のみならず、それ以降の段階も含めて、

    この「残余のリスク」の存在を十分認識しつつ、

    それを合理的に実行可能な限り小さくするための努力が払われるべきである。

       注:残余のリスクつまりはっきりと原発のリスクは存在する、と認めています

     

    5.基準地震動の策定

     施設の耐震設計において基準とする地震動は、

     敷地周辺の地質・地質構造並びに地震活動性の地震学及び地震工学的見地から

     施設の供用期間中に極めてまれではあるが発生する可能性があり、

     施設に大きな影響を与えるおそれがあると想定することが適切なものとして策定されなければならない。

     (以下、この地震動を「基準地震動ss」という。)

     基準地震動ssは、以下の方法により策定することとする。

     (1)基準地震動ssは、下記(2)の「敷地ごとに地震を特定して策定する地震動」

      及び(3)の「地震を特定せず策定する地震動」について、

      敷地における解放基盤表面における水平方向及び鉛直方向の地震動としてそれぞれ策定することとする。

    (解説)

      Ⅱ.基準地震動ssの策定について

     (1)基準地震動ssの性格について

    旧指針においては、基準地震動に関して、

    地震動S1及び地震動S2の2種類を策定することとしていたが、

    今次改定においてはこの双方の策定方針を統合し、基準地震動ssとして、

    検討用地震の選定、地震動評価等について高度化を図ったものである。

    この基準地震動ssは、施設の耐震安全性を確保するための耐震設計の前提となる振動であり・・・・・

     

    つづきを読む

  • 原発の耐震基準

    2020/06/26
    16:28

    原発の耐震性は基準地震動であらわしています。

    基準地震動とは「施設(原発)の供用期間中に極めてまれではあるが発生する可能性がある」地震動のことを言い、

    それによる地震力に対して施設の「安全性が損なわれることがない」ように設計しなければならない・・・という事です。

    要するに原発にどの位の地震が来るかを予測してそれを基準地震動として何ガルかを決め、

    それに耐える様に原発を作りなさいということです。

    従来は耐震ガルを2通り示の仕方をしていました。

    ●最初の設計地震動(ガル)

     S1 その場所で実際に起こりそうな最も大きい地震(設計用最強地震)

     S2 起こりそうにないが万が一に備えて想定する地震(設計用限界地震)

     

    わざわざS1、S2にわけてどのガルにも耐える原発を作ったのです。

    最初からS2の基準で作れば良いと思います。

    しかし阪神淡路大地震や新潟中越地震のあとS1やS2を超えるガルが記録されたため慌てて見直しました。

    そして2006年9月19日に「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針」が見直されました。

    その結果、「計算し直したらもっと大きい地震ガルにも耐える事が分かりました」、と新基準地震動(ガル)を2007年に決めました。

    それが2006年版SS規準です。

    そして更に今回ストレステストした結果更に丈夫なことが分かりましたと、大きい数字にしてしまったのです。

    前にも書きましたが、

    補強も修理もしないで「良く調べたらもっと丈夫でした」と言うことで

    だんだん原発が丈夫になるのですから変なことです。

    全国の原発の耐震ガルがどのように変化(強引に変化させた?)したかの表をまとめました。

     

    会社名

    発電所

    号

    1981年

    S2旧基準

    1995年S2

    書類再確認

    2006年

    SS新基準

    ストレステスト

    終了後

    安全停止規準

       2011.3.現在

    北海道

    泊

    1

    370

    370

    550

     

    水平(原子炉建屋4F)   390

     

     

    2

    370

    370

    550

    1023

    水平(原子炉建屋4F)   390

     

     

    3

    370

    370

    550

     

    水平(場所不明)    200

    東北

    東通

     

     

    375

    450

     

    水平(原子炉建屋)   290

     

    女川

    1~3

    375

    375

    580

     

    水平(原子炉建屋1F)   200

    原子力発電

    東海

    2

    270

    380

    600

     

    水平(原子炉建屋2F)   300

     

    敦賀

    1

    368

    532

    800

     

    水平(原子炉建屋1F)   300

     

    敦賀第

    2

    532

    532

    800

    1416

    水平(原子炉建屋1F)   500

    東京

    福島第1

    1~6

    265

    370

    600

    停止中

    水平(原子炉建屋B1)   135

     

    福島第2

    1~2

    270

    370

    600

    停止中

    水平(原子炉建屋B2)   150

     

     

    3~4

    350

    350

    600

    停止中

    水平(原子炉建屋B2)   150

     

    柏崎刈羽

    1~4

    450

    450

    2300

    2967

    水平(原子炉建屋2F)   185

     

     

    5~7

    450

    450

    1209

     

    水平(原子炉建屋2F)   185

    北陸

    志賀

    1~2

    490

    490

    600

     

    水平(原子炉建屋3・4F)505

    中部

    浜岡

    1~2

    450

    600

     

     

     

     

     

    3~5

    600

    600

    800

     

    水平(原子炉建屋3F) 280

    関西

    美浜

    1~3

    400

    405

    750

     

    水平(補助建屋B1・4)  160

     

    高浜

    1~2

    360

    370

    550

    935

    水平(補助建屋B1)   160

     

     

    3~4

    370

    370

    550

     

    水平(外周建屋3F)  270

     

    大飯

    1~2

    405

    405

    700

     

    水平(補助建屋1F)  160

     

     

    3~4

    405

    405

    700

    1141

    水平(周辺建屋3F)  390

    中国

    島根

    1

    300

    398

    600

     

    水平(原子炉建屋BF) 140

     

     

    2

    398

    398

    600

     

    水平(原子炉建屋3F) 350

    四国

    伊方

    1

    300

    473

    570

     

    水平(補助建屋B1)  140

     

     

    2

    300

    473

    570

     

    水平(原子炉格納施設) 320

     

     

    3

    450

    450

    570

     

    水平(原子炉建屋3F) 390

    九州

    玄海

    1~2

    270

    370

    540

     

    水平(補助建屋B5)    140

     

     

    3

    370

    370

    540

    945

    水平(補助建屋B1)  310

     

     

    4

    370

    370

    540

     

    水平(周辺建屋B1)  220

     

    川内

    1

    270

    372

    540

    1004

    水平(補助建屋1F)  260

     

     

    2

    372

    372

    540

    1020

    水平(補助建屋1F)  260

    1. 旧地震動は1981年からです

      1995年の阪神淡路大震災で書類上の見直しがされ、耐震性が上がった

    2. 旧基準及び見直しにはS1とS2がありますが、この表ではS2のみを書きました。

    S1 起こりそうな最大地震に耐えるガル

    S2 起こりそうにないが万が一を想定したガル

    3. 2006年に新基準が出来、S1、S2をあわせてSSと表示する事になった

    4. ストレステストの結果は大幅に安全だという事が分かった???

      黄色の線の部分を見てください。

      不思議な事に何もしなくても調べるたびに原発はどんどん丈夫になっている事がわかります。

    数倍です。

    こんなにいい加減で危険な変更が一部の専門家で行なわれているのです。

    5. 地震が来た時制御棒が入って緊急停止するガルが安全停止規準です。

      たて・横・垂直の規準がありますが、一番大きい数字を書きました

      いくら安全に緊急停止しても、

      パイプ類が破損して冷却水が停止すればメルトダウンすることを今回学びました。

     

     

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