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キーワード「姑米山(久米島)」を含む投稿一覧

  • 中国の資料

    2020/07/15
    11:00

    1372年に琉球冊封使が琉球に来たと言っても

    資料はありません。

    資料として残っている一番古い航海日誌は

    1534年のものです。

    その日誌から見てみます。

     

    ●1534年 

     中国・明の冊封使、陳侃(ちんかん)は、

     5月8日に福州の梅花所から外洋に 出航し、

     東南に進み、鶏籠頭(台湾基隆)の沖で

     東に方向を変えて10日に釣魚島を過ぎています。

     陳侃は第11回目の冊封使です。

     その時の航海日誌を見てみます

     「使琉球録」

     10日、南風はなはだ速く、船は飛ぶように進む。

     しかし流れに従って下ればそんなにひどくはない。

     平嘉山を過ぎ、釣魚島を過ぎ、

     黄毛島を過ぎ、赤島を過ぎる。・・・・

     11日夕、古米山(久米島)を見る。

     すなわち琉球に属するところなり。

     夷人(注:冊封使の船で働く琉球人)は船を急がせる、

     家に帰れるのを喜ぶ。

    注:下線のところを見ると

      「11日久米島を見る。すなわち琉球に属する」となっています。

    この航海日誌では久米島の手前までは中国領となっているのです。

     

    ●1561年 胡宗憲(こそうけん)編集「籌海図編」(序文が1561年)

     巻一「沿海山沙図」に沿海の島々が示されています。

     そこに「鶏籠山」「彭加山」「釣魚島」「化瓶山」

     「黄尾山」「橄欖山」「赤嶼」と西からの順で並んでいます。

    注:島の名前は現在のどれに当たるかは不明です。

     

    ●1562年 冊封使 郭汝霖(かくじょりん)の航海日誌

        「重編使琉球録」にも出てきます。

        その時の航海は1562年5月29日、福州から出発しています。

     閏(うるう)五月初一日に釣島を過ぎる。

     初三日赤島に至る。

     赤島は琉球地方を界する山なり。

     あと一日の風あれば、即ち姑米山(久米島)を望むべし

       注:「界する山」とあります。

          界とは境界線の界です。

           つまり赤島を過ぎたあたり

           が中国と琉球の境界だという意味です。

     

    ●1683年6月 中国が清朝になってからの

       第2回目の冊封使・汪楫(おうしゅう)の日誌です

    使録「使琉球雑録」

     24日、明るくなり島を見れば即ち彭佳山なり・・・

     辰の刻、彭佳山を過ぎ、酉(トリ)の刻釣魚島を通過する。・・・・

     25日島を見る。

     まさに先は黄尾、後は赤尾である、

     いくばくもなく赤島に達する。

     いまだ黄尾島を見ていない。

     夕暮れ郊に至る。風波大きくなる。

     生猪羊各1頭を海に投げ、五斗米の粥を注ぎ、

     紙船を燃やし、鉦を鳴らし、鼓を打ち、

     諸軍皆甲を着けて、刃を抜いて、

     舷に伏せ、敵を防ぐふりをする。

     この祭りをしばらく行なう

    注:1  郊は内外の界で境目の意味。

        溝とも言う

      2  過溝祭 溝(郊)を通過するとき

       豚と羊を生贄にして海難除けをする祭り。

        「界」「溝」「祭り」のことはそれ以降の航海日誌にも出てきます。

    * 1756年周煌の「琉球国志略」、

    「溝の義は内外の界なり」

    * 1808年の斉鯤の「続琉球国志略」にも見られる。

    「溝を過グ、海神を祭る」

      3  「琉球国志略」は琉球人にも読まれ、

       1831年(天保2年)日本版が出ました。

     

    ●1719年 冊封使 除葆光「中山傳信録」

     従来の不正確な点を直すため、

     琉球の琉球王朝最高の地理学者

     「蔡温」と協力し8ケ月研究して書いたもの。

     日本版も出て広く読まれた。

     この中では姑米島つまり

     現在の久米島を「琉球西南方界上鎮山」としている。

    注: 鎮は鎮守の鎮のことで、

       境界線にある琉球の鎮めの島の意味です。

           琉球の端の島を鎮山と称する事は

           ここが国境と言う意味に取れます。

     

    このように中国の古い文献を自然に解釈する限り、

    尖閣列島は中国の領土のように見えます。

    少なくとも領土だと主張しているわけではなく、

    昔から自国であると解釈していたので

    このように書かれているのでしょう。

    前記中山傳信録は中国の葆光と琉球の蔡温が

    協力して書いたものですが、

    それでは朝貢国の方

    琉球としてはどのような資料があるのでしょうか。

     

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