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キーワード「核分裂」を含む投稿一覧

  • 溜まる使用済み燃料と放射性廃棄物

    2020/06/25
    16:05

    広島や長崎の原爆はウランやプルトニウムの核分裂を利用しました。

    約1Kgくらいのウランやプルトニウムが一瞬の内に核分裂、つまり爆発したのです。

    さて発電の場合はというと、

    原子力発電所を動かすとウランの核分裂100万Kwクラスの原発で1日稼動で約3Kgのウランが核分裂を起こします。

    1年間ですと約1000Kg(1トン)にもなります。

    使用済み燃料は、広島や長崎クラスの原爆に換算すると、1000発分くらいの放射能(死の灰)が原発内にたまる計算になります。

    この危険な使用済み燃料は処理する方法はありません。

    直接地中に埋める直接処分をするか、もう一度再加工してプルトニウムを取り出してそれを再利用するか・・・です。

    再利用のためにプルトニウムを取り出しても、残りはやはり地中に埋めるしかないのです。

    使用済み燃料を再加工してプルトニウムを取り出すことを核燃料サイクルと言います。

    取り出したプルトニウムを利用するために核燃料サイクルは存在しますから、

    もし核燃料サイクルが上手く進まず破綻すると使用済み燃料は一瞬にして「ゴミ」扱いになります。

    いわゆる核のゴミです。

    しかも非常に危険なゴミです。

    日本では六ヶ所村で再処理をしようとしていますがまだ成功していません。

    そこでフランスや英国に処理を依頼して分離して、プルトニウムやその他の核のゴミは日本で保管しています。

    プルトニウムだけでも2010年末には9.9トン保有しています。(IAEA・国際原子力機関)

    仮に現在保有している使用済み燃料を全部処理してプルトニウムを取り出せた場合、

    10000発の核弾頭を作れるといわれます。

    世界から日本が危険視されている理由がそこにあります。

    日本の原子力発電所や六ヶ所村の再処理施設にどれだけの使用済み燃料が保管されているのか、

    あと保管スペ-スにどれだけ余裕があるのかを表にしてみました。

     注:2012年末現在 電気事業連合会資料から作成(六ヶ所村のみ2013年9月現在)

    施設名

    所属

    保管料・トン

    プ-ルの容量

    残るスペ-ス

    泊原発

    北海道電力

    400

    1000

    60%

    東通原発

    東北電力

    100

    440

    77%

    六ヶ所村再処理施設

    日本原燃

    2945

    3000

    2%

    女川原発

    東北電力

    420

    790

    47%

    福島第一原発

    東京電力

    1960

    2100

    7%

    福島第二原発

    東京電力

    1120

    1360

    18%

    柏崎刈羽原発

    東京電力

    2380

    2910

    18%

    東海第二原発

    日本原子力発電

    370

    440

    16%

    浜岡原発

    中部電力

    1140

    1740

    34%

    志賀原発

    北陸電力

    160

    690

    77%

    敦賀原発

    日本原子力発電

    580

    860

    29%

    美浜原発

    関西電力

    390

    680

    43%

    大飯原発

    関西電力

    1430

    2020

    30%

    高浜原発

    関西電力

    1160

    1730

    33%

    島根原発

    中国電力

    390

    600

    35%

    伊方原発

    四国電力

    610

    940

    35%

    玄海原発

    九州電力

    870

    1070

    19%

    川内原発

    九州電力

    890

    1290

    31%

    *六ヶ所村再処理施設の残りスペ-スを見てください。2%です。もう一杯と言う意味です。

    *残りスペ-スが30%以下のところは、

     福島第一原(事故中)、発福島第二原発、柏崎刈羽原発、東海第二原発、大飯原 発、玄海原発・・・・

     六ヶ所村再処理施設が一杯である以上各原発での残りスペ-スはどんどん少なくなります。

     一体どう するつもりでしょうか?

     

    「核燃料の処理搬入と新規燃料の購入」

    2013年には処理を依頼していたフランスからプルトニウムが何十トンも日本に返却されました。

    2014年の4月にはやはり処理を依頼していた英国から

    「高レベル放射性廃棄物ガラス固化体」132本が返却されました。

    中部電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力の5社分で、六ヶ所村に保管されます。

    これで六ヶ所村には1574体が保管されることになります。

    使用済み核燃料とが別です

    また2014年7月から9月には、日本原燃に新規のウランがカナダから625トン運び込まれます。

    これは燃料への加工前ですが、日本原燃では電力各社からの発注の基づいてとしています。

    すべての原発がと停止しているのに、燃料の新規購入とは驚きです。

     

     

     

    つづきを読む

  • 分裂の仕組み

    2020/06/18
    16:11

    ウラン-235の核分裂は原子核に1個の中性子が衝突する事で起きます。

    その結果2つの新しい元素と2~3個の中性子が出来ます。

     

    SCN_0019

     

     

    このことを質量(数字)で見てみます。

    ウラン-235は 陽子が92個と中性子が143個でその合計が235です。

    そこに中性子が1個飛び込みますから瞬間的に中性子が144個になりウラン-236になります。

    分裂したときには中性子が仮に2個飛び出したとして中性子が142個になります。

    92個の陽子と142個の中性子の合計234が割れて2つの元素になるのです。

    これが核分裂です。

    どういう訳か陽子は丁度半分にはならずに下記のように分裂します。

     50個と42個 「スズ」と「モリブデン」

     51個と41個 「アンチモン」と「ニオブ」

     52個と40個 「テルル」と「ジルコニウム」

     53個と39個 「ヨウ素」と「イットリウム」

     54個と38個 「キセノン」と「ストロンチウム」

     55個と37個 「セシウム」と「ルビジウム」

     

    ヨウ素やセシウムを例にしますと

    ●ヨウ素-131が出来た場合(陽子53個 中性子78個)

     片割れはイットリウム-103となります(陽子39 中性子64個)

     全部の数字の合計が 53+78+39+64=234(分裂前のウランの数字と同じです) 

    ●セシウム-134が出来た場合(陽子55個 中性子79個)

     片割れはルビジウム-100となります (陽子37個 中性子63個)

     全部の数字の合計が 55+79+37+63=234

    その分裂の仕方が40種類以上あるといわれます。

    40通りの割れ方をするので、倍の80種類以上の元素が出来ることになります。

    これらは全て不安定な元素ですから放射線を出しながら崩壊して別の元素に変わりますので、更に種類が増える事になります。

    国や電力会社が測定してもしなくてもこれだけの放射元素がばら撒かれている事は理屈の上からも間違いありません。

    ただ測定していないだけです。

    こう考えるとたった1種類のウランを分裂させたことで無数の放射性物質が出来てしまうという事が分かります。

    ウランを利用しなければ「あの山は放射線が出てるから近寄らないように・・・」で済んだのに、

    利用したばかりに放射性物質の種類を増やしてしまったのです。

    今回の事故でどのような元素が出来たのか一覧表を作ってもみました。

    分裂からできたものとウランの崩壊から出来たもののです。

    ただし理論的に出たことを予想していますから実際にこれだけ出ているかどうかは分かりません。   

     注:後の方で事故後の溜まる汚染水のところで汚染水に含まれる放射性元素の種類を書きす。

      東京電力が測定して発表したものですからその方が正確かもしれません。

       それでも60種類近くあります。

     

    まず今回の事故は核分裂している時の発生したのですから、核分裂で出来たと予想される放射性物質です

    SCN_0083

     

     

    次に原子力発電所の運転中にウランの崩壊で出来た超ウラン元素(ウランより重い元素)の一覧を載せます。

    SCN_0022

     

     

     

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  • 核分裂の連鎖と拡大

    2014/02/08
    16:35

    前項で核分裂したときに2~3個の中性子が飛び出すと書きました。

    飛び出した中性子が別のウラン-235に飛び込むと又核分裂が起き更に2~3個の中性子が飛び出します。

    このことを核分裂の連鎖と表現します。

    この時連鎖反応が無制限にどんどん拡大していくと巨大なエネルギ-が発生し大変な事になります。

    1個のウラン-235の分裂で200MeVのエネルギ-がでて、

    その10%が中性子に残りは最終的に熱エネルギ-になるといわれています。

    無制限に連鎖拡大していくと爆発で原子爆弾です。

     

     

     

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