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キーワード「石家荘」を含む投稿一覧

  • 中国での処理状況

    2020/08/05
    16:20

    化学兵器禁止条約で決められた

    処理期限は10年となっています。

    しかし現実には無理な為何度も延長されています。

    2013年の時点では、

    発掘されたもガス弾の移動処理に関しては5年、

    ハルバ嶺については10年を目標とされています。

     

    ●2012年4月現在の保管総数を

    「内閣府・遺棄化学兵器処理担当室」資料から見てみます。

    保管場所

    総数

    チチハル(黒竜江)

    2,115

    ハルビン(黒竜江)

    1,502

    瀋陽(遼寧)

    282

    北京

    4

    南京(江蘇)

    35,643

    長沙(湖南)

    64

    龍井(吉林)

    57

    ハルバ嶺(吉林)

    4,629

    通化(吉林)

    13

    肇慶(広東)

    67

    大連(遼寧)

    8

    南寧(広西荘族自治区)

    5

    天津

    3

    甘粛(山西)

    229

    洛陽(河南)

    1

    周口(河南)

    53

    唐山(河北)

    46

    石家荘(河北)

    1,333

    武漢(湖北)

    44

    広州(広東)

    245

    寧安(黒竜江)

    342

    鶏西(黒竜江)

    40

    伊春(黒竜江)

    347

    チャムス(黒竜江)

    99

    碾子山(黒竜江)

    261

    北安(黒竜江)

    43

    バインノ-ル(内モンゴル)

    1

    ホロンバイル(内モンゴル)

    1

    安慶(安黴)

    1

    合計

    47,478

     

     

    2013年5月10日と12月19日に

    「内閣府・遺棄化学兵器処理担当室」において

    質疑応答が行なわれました。

    その結果を簡単に整理します。

    ◎中国南部

      南京 2012年6月に36,000発の爆弾処理が完了

         1997年に事業開始後15年かかった。

         杭州、安慶、合肥などから移動したものも含む

         廃棄物の処理は進行中

         残留ヒ素の処理は未解決

      武漢 処理が進行中

         保管庫や道路整備は完了

         2013年中に250発処理の予定

      広州 処理地の環境整備に手間取っている

         借地や処理予定地が確保されず協議中

    ◎中国北部

      石家荘 2012年末試験処理終了

          1,500発の処理に2013年5月着手

          2013年中に1,411発処理完了予定

      天津、北京、大同等からも移送する予定

          2014年夏に終了予定

      ハルピン かなり大量に処理する予定

             処理地等の選定で現在日中で協議中

      ハルバ嶺 遺棄毒ガス弾が最も大量に蓄積されているといわれていたが、

      発掘が進むにつれて通常弾は意外に多く、

      毒ガス弾は40万発を下回ると思われる。

           2012年末試験的発掘開始

           2013年9月以降本格発掘開始

      吉林省蓮花泡、黒龍江省ジャムス等は

      調査中で掘って見なければ分からない。

     

    質疑応答を簡単に整理しましたが、

    次に政府が発表した実際の処理内容を表にしました。

    内閣府大臣官房遺棄化学兵器処理担当室の資料です

       

    ●平成24年12月までに外務省調査で回収された分も含め、

     約5万発の化学砲弾等を発掘、回収しました。

     

    年月

    場所

    内容

    第1回

    平成12年9月

    黒龍江省北安市

    きい弾を中心に897発を発掘、回収

    第2回

    平成13年12月

    江蘇省南京市

    あか筒、みどり筒を中心に9,419発を発掘、回収

    なお、同地は前年の外務省現地調査によって17,612発

    発掘、回収されていたもの

    第3回

    平成14年9月

    黒龍江省孫呉県

    あか弾、きい弾等を中心に377発を発掘、回収

    第4回

    平成15年9月

    河北省石家荘市

    きい弾を中心に47発を発掘、回収

    第5回

    平成16年6月

    黒龍江省チチハル市

    きい弾を中心に542発を発掘、回収

    第6回

    平成16年8月

    河南省信陽市

    あか弾を中心に67発を発掘、回収

    第7回

    平成16年9月

    黒龍江省安寧市

    あか弾、きい弾等を中心に89発を発掘、回収

    第8回

    平成17年7月

    広東省広州市

    あか弾を中心に13発を発掘、回収

    第9回

    平成17年9月

    黒龍江省伊春市

    あか弾、きい弾等を中心に281発を発掘、回収

    第10回

    平成17年11月

    吉林省蓮花泡

    旧日本軍の可能性のある374発の砲弾等を発掘、回収

    第11回

    平成18年6月

    吉林省蓮花泡

    旧日本軍の可能性のある231発の砲弾等を発掘、回収

    第12回

    平成18年7月

    黒龍江省安寧市

    あか弾、きい弾等を中心に210発を発掘、回収

    第13回

    平成18年8月

    黒龍江省綏化市望奎県

    発見されハルビン市に輸送された砲弾等について、

    あか弾、きい弾等を中心に697発を回収

    第14回

    平成18年9月

    吉林省蓮花泡

    旧日本軍の可能性のある418発の砲弾等を発掘、回収

    第15回

    平成19年2月

    広東省広州市

    あか弾、きい弾等を中心に97発を発掘、回収

    第16回

    平成19年3月

    江蘇省南京市

    旧日本軍の可能性(あか筒)のある2,701発の砲弾等を発掘、回収

    第17回

    平成19年9月

    吉林省蓮花泡

    旧日本軍の可能性のある729発の砲弾等を発掘、回収

    第18回

    平成20年3月

    広東省広州市

    旧日本軍の可能性のある7発を発掘、回収

    第19回

    平成20年9月

    吉林省蓮花泡

    旧日本軍の可能性のある419発を発掘、回収

    第20回

    平成20年11月

    吉林省蓮花泡

    旧日本軍の可能性のある379発を発掘、回収

    第21回

    平成21年7月

    吉林省蓮花泡

    旧日本軍の可能性のある549発を発掘、回収

    第22回

    平成21年9月

    吉林省蓮花泡

    旧日本軍の可能性のある103発を発掘、回収

    第23回

    平成22年8月

    吉林省蓮花泡

    旧日本軍の可能性のある156発を発掘、回収

    第24回

    平成22年9月

    吉林省蓮花泡

    旧日本軍の可能性のある100発を発掘、回収

    第25回

    平成22年11月

    吉林省蓮花泡

    旧日本軍の可能性のある75発を発掘、回収

    第26回

    平成23年3月

    広東省広州市

    旧日本軍の可能性のある29発の砲弾等を発掘、回収

    第27回

    平成23年5月

    広東省広州市

    旧日本軍の可能性のある8発の砲弾等を発掘、回収

    第28回

    平成23年7月

    吉林省蓮花泡

    旧日本軍の可能性のある29発の砲弾等を発掘、回収

    第29回

    平成23年8月

    吉林省蓮花泡

    旧日本軍の可能性のある37発の砲弾等を発掘、回収

    第30回

    平成23年9月

    吉林省蓮花泡

    旧日本軍の可能性のある59発の砲弾等を発掘、回収

    第31回

    平成23年11月

    吉林省蓮花泡

    旧日本軍の可能性のある105発の砲弾等を発掘、回収

    第32回

    平成23年9月

    黒龍江省伊春市

    旧日本軍の可能性のある76発の砲弾等を発掘、回収

    第33回

    平成23年10月

    黒龍江省ハルビン市

    旧日本軍の可能性のある49発の砲弾等を発掘、回収

    第34回

    平成24年4月

    広東省広州市

    旧日本軍の可能性のある33発の砲弾等を発掘、回収

    第35回

    平成24年6月

    吉林省蓮花泡

    旧日本軍の可能性のある314発の砲弾等を発掘、回収

    第36回

    平成24年7月

    吉林省蓮花泡

    旧日本軍の可能性のある357発の砲弾等を発掘、回収

    第37回

    平成24年8月

    吉林省蓮花泡

    旧日本軍の可能性のある205発の砲弾等を発掘、回収

    第38回

    平成24年9月

    吉林省英安林場

    旧日本軍の可能性のある171発の砲弾等を発掘、回収

    第39回

    平成24年11月

    吉林省蓮花泡

    旧日本軍の可能性のある93発の砲弾等を発掘、回収

    2014年12月23日、

    内閣府大臣官房遺棄化学兵器処理担当室から

    最新の発表がありました。

    12月26日から湖北省武漢市と

    その周辺に保管されていた

    約120発を年内に処理するとのことです。

    南京市の約35,000発の処理が

    2013年8月に終了した為

    そこで使用していた移動式処理施設を移転する方針です。

     

    ●次の図は毒ガス弾の処理の地図です。

    政府発表の地図に「ABC企画委員会」で数量を書き込んだものです。

     SCN_0088 毒ガス処理

     

    ●処理にかかる費用には毎年何100億もかかっています。

     2011年予算 220億

     2012年予算 203億

     2013年予算 240億

     

    今後はハルバ嶺を始め

    他の地区の処理が増える為

    更に増えるかもしれません。

    現在中国との間がキクシャクしていますが、

    政府間では少しずつ日中協力して

    毒ガス弾処理を進めていることは事実です。

    マスコミはもう少し国民に

    知らせるようにする必要があると思います。

     

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  • 石門俘虜収容所と訓練供出

    2020/07/29
    16:27

    討伐で強制連行された中国人は

    収容所に収容されました。

    いくつかあった収容所の内、

    石家荘(石門とも言う)戦争俘虜収容所が

    一番大きい収容所でした。

    石家荘は華北の要衝で

    日本軍も多くの部隊を駐屯させていました。

    収容所は第110師団司令部と

    特務情報機構(六条公館)に直属し、

    華北労工協会が管理していました。

    場所は石家荘駅の東南にあって

    面積は約18.5ヘクタ-ル(約56,000坪)と言われています。

    通称は俘虜収容所、労工教習所、労工訓練所と呼んでいました。

     

     注:収容所は北京、保定、済南、徐州、塘沽、大連にもありました。

     

    討伐で連行された中国人が軍人であった場合、

    ジュネ-ブ条約違反になりますので、

    一定期間訓練所で訓練し、

    元俘虜、元帰順兵として、

    供出機関を通じて日本へ送り出したのです。

    収容所の訓練とは

    重労働と虐待を機械的に繰り返すことや、

    洗脳(日の丸、君が代、皇居遥拝)で

    反抗する気力を失わせる事でした。

    また、ぎっしり詰込まれていたため

    病気や事故などでかなりの死亡者があったようです。

     

    ●曹栄躍 回想記「我所知道的南兵営」 1984年7月

     収容所で戦争捕虜に最も脅威となったのは

     疾病と疫病であった。

     数百人が1部屋にぎっしりと詰込まれ、

     虱、蚤、南京虫が固まっていた。

     オデキ、疥癬が蔓延し、恐ろしい伝染病が流行し、

     死の恐怖がすべての人を脅かしていた。・・・・

     収容所の病棟は3棟あった。・・・・

     伝染病と老弱重病者は3等病棟に入れられ、

     死ぬのが早められた。

     病棟は板を寝床とし、

     伝染病棟には地面に厚く石灰が敷かれて、

     赤痢、チフス、コレラ、猩紅熱に罹った病人は

     ここに隔離され、医療も薬品もなく、

     食事もとれず、水も飲めず、

     自然のままに任せるしかなく・・・・

     まだ息をしており治療すれば助かるのに

     死体置場に運ばれた者もいた。・・・

     厳寒の冬には・・・・

     病棟で凍死し、耳や鼻、睾丸が

     鼠に噛み切られているのがしばしば見かけられ、

     まことに凄惨な状況であった。・・・・

     死体をまるで刈り取った後の

     コウリャンのように束ねて、

     車に積み込んで運び出した。・・・・

     死体は休門義地の「万人坑」に投げ込んだ。

     1944年、日本軍は洛陽作戦で、

     短期間で石家荘に

     1,300人あまりの国民党の捕虜を送ってきたが、

     距離が遠かったので傷病捕虜は

     食事も摂れず水も飲めないまま、

     有蓋貨車に何日も閉じ込められ、

     石家荘に着いて汽車を降りない内に大量の死者が出た。

     収容所に入れられてから、

     人が増え過ぎたため条件が劣悪で、

     毎日数十人が死亡、

     最も多い時は、1晩に290人以上も死に、

     三輪人力車は運びきれず、

     トラックで外に運び出した。

     

    1939年設立から1945年の6年間で

    約50,000人が収容され、

    20,000人余りが虐待されて死亡し、

    約30,000人が労務者として

    日本に連行されたと言われています。

      (元・労工訓練所副所長 張子元 回想録)

     

     

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