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キーワード「細菌戦の完全中止」を含む投稿一覧

  • 1945年、細菌戦の中止 と日本軍資料

    2020/11/08
    16:34

     [浙江省雲和県]

    1945年4月14~15日、

    撤退を前にした日本軍は、

    ペスト菌を持ったノミを混ぜた綿、あめ、

    ビスケット、おもちゃなどを雲和県に投下し、

    その後間もなくして、雲和の県城、貴渓、象山、

    赤石等の町や村でペストが発生しました。

    不完全な統計でも義最者は1075名といわれています。

    これが最後の細菌戦かもしれません。

     

    ● 大塚備忘録から

    1月8日

     局長より

      宮崎第1部長-石井少将の件

      大臣決済

       1、ほ号作戦はやらぬ

       2、原材糧で促進する

       3、謀略的使用をなす事あり

         300kg-現在で出来る

     局長

      300キロ作らせる様発進するが可と思う

      これが為主計、薬剤官を附けてくれと云うからやる

      機構 ほ号の整備、補給

     小出

      現在の機構と人員では300キロは出来ぬ

      満州 150キロ  餅22.5万、21万9千補給

      満州で白餅1.0万

    注:細菌戦が中止になったのです。

       しかし謀略的実施は中止されず

         増産は続けられました。

     

    7月24日 

       (発疹チフスの診断液を作る為に

       ネズミ増産の要望が出された時)

     神林医務局長

      ホ号は全面的に中止

    注:大臣決済は1月8日ですが、

      実質的にはこの頃が細菌戦の

      完全中止の時期だと思われます。

     

     ●証言 松本正一 731部隊航空班

     1945年8月11日だったと思うが、

     上官から証拠はただちに

     隠滅せよとの命令があったので、

     格納庫、飛行機など全部燃やした。

     それから、帰国のために残しておいた

     飛行機で瀋陽に行き、

     そこで玉音放送を聞いて敗戦を知った。

     

    そしてサイパンやグアム島に対する

    最後の最近攻撃の為約20人の部隊が出動しましたが

    船が途中で撃沈され失敗しました。

    また連合軍が上陸するのを待って

    沖縄や小笠原に細菌攻撃する案が出たりしましたが

    これは実行に移されませんでした。

    日本軍が守ってくれると信じ,結局切り離された沖縄は,

    1994年1月の731部隊展でこの事実を知らされ

    2重に裏切られたと大きなショックを

    受けたと報道されています。

     

    又米国本土に対する細菌特攻作戦も計画されました。

     

    「PX作戦」と呼ばれ陸海軍合同プロジェクトでした。

    水上飛行機2機を搭載する水中空母と言う大型潜水艦を使用し,

    米国の海岸で飛行機からペスト、コレラを散布し,

    乗組員も細菌を抱えて上陸すると言うものでした。

    しかし細菌が足りなかった事と

    梅津美治郎参謀総長の反対で実現しませんでした。

    この内容は次の項目にも書きます。

     

     ● サンケイ新聞 

     1977.8.14(梅津美治郎参謀総長の反対の内容)

     細菌を戦争に使えばそれは日米戦という次元のものから,

     人類対細菌といった果てしない戦いになる。

     人道的にも世界の冷笑を受けるだけだ・・・

     

    そして細菌戦そのものが中止となるのです。

    ●  1945年1月8日 

     大臣の決裁 ホ号作戦はやらぬ(大塚備忘録)

     

    ここで長かった細菌戦は中止となりました。

    戦後細菌戦に関する資料をすべて押収、

    独占したアメリカの科学者の次のような言葉があります。

    「科学者としては,やりたい研究や実験は山ほどある。

    しかし道徳や良心がある為にどうしても出来ない事がある。

    しかし日本軍はその出来ない事をやってくれた。

    その大変貴重な資料は絶対他国には渡せなかった..」

     

    私たちの日常生活で使われる言葉に、

    「悪法も法である」「上の命令だ」

    「国の為会社の為」「皆で渡れば怖くない」

    と言うような言葉があります。

    そこには個人の自立した道徳観,良心はありません。

    戦争や事件が起こったその場になってからでは

    道徳や良心は力がないかも知れません。

    そうならないように政治や社会や環境や教育に,

    自立した道徳や良心をもって日常の思考と行動をする。

    この積み重ねが社会の悪化を防ぐ一つの方法だと思います。

     

    ●最後に旧西ドイツのヴァイゼッカ-大統領の1985年敗戦記念日の演説より

     過去の事実をなかったことにするわけにはいきません。

     過去を見ようとしない人の眼には, 現在も見えなくなります。

     非人道的な行為を心に刻もうとしない人は,

     そうした危険をおかしやすいのです。

     人間はなにをしかねないのか・・・・

     これを私たちは自らの歴史から学びます。

     

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