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キーワード「細菌爆弾」を含む投稿一覧

  • 朝鮮戦争での米軍による細菌戦

    2020/08/16
    12:47

    アメリカにも細菌部隊がありました。

    戦後日本に置かれた細菌戦部隊米国第406部隊には、

    731部隊の幹部たちは戦犯の免責と引き換えに

    協力、編入されていきました。

    そしてアメリカ軍は1950年からの

    朝鮮戦争に日本の旧731部隊員の協力を受けて

    大規模な細菌戦を展開することになるのです。

     

    ●米国第406部隊

     日本での発足は1946年5月横浜でスタ-トし、

     やがて丸の内の三菱ビルに移転、

     1956年に厚木に移った。

     部隊は細菌学、化学、昆虫学、寄生虫学、

     病理学、血清学などの研究部門をもち、 

     米軍将校教授9人、助教授2人、技術研究者25人、

     さらに100人以上の日本人研究者で構成されていた。


    1952年北朝鮮と中国が北京で開いた

    国際科学委員会(ICS)には

    英国、スエ-デン、ソ連、ブラジル、イタリア、

    フランス等の研究者が参加して現地調査を行いました。

    委員会は9月15日に

    「アメリカ軍の細菌戦争」という報告書をまとめます。

     

    「報告書の要旨」

    ●・・・1952年のはじめ以来、

     朝鮮と中国にひどく異常な現象が起こっているので、 

     これらの国の人民と政府は、

     アメリカが細菌戦をやっているのだと

     主張するようになった。 

     細菌戦に関連のある事実を調べるために

     つくられた国際科学委員会は現地に2ケ月以上も滞在し、 

     いまその活動を終わるところまできた。・・・・ 

     朝鮮と中国の人民は、たしかに

     細菌兵器の攻撃目標になっている。 

     この兵器を使っているのはアメリカ軍部隊であり、 

     その目的に応じて実に種々様々の

     違った方法を使っているが、 

     そのうちのいくつかは第二次世界大戦中

     日本軍の使った方法を改善したものであると思われる。

    ●・・・・日本が第二次世界大戦中にやった

     ペストその他の細菌戦の古典的方法は、 

     容器または噴撒の方法によって、

     ペスト菌に感染している大量の

     ノミをばらまくことであった。 

     1952年のはじめから、北朝鮮のあちこちに、

     ぽつぽつとペスト流行の中心点がたくさんあらわれた。 

     その際、いつもそれと一緒にたくさんの

     ノミが突然あらわれたし、 

     その前にはかならずアメリカ機がそこを通過していた。 

     そのうち6件ではペスト菌がノミの中に

     見つけ出されたことが証明された。・・・・ 

     その撒布後の20日、その地区の発南里にペストが発生した。

     村の人口600人のうち50人がペストにかかり、36人が死んだ。

    ●52年の初めごろ、細菌戦の指摘が出始める前に、

     石井四郎が2回、韓国を訪問したとの新聞報道がある。

    ●石井四郎の助手がネズミの大領生産のために

     飼育所を運営してるとの新聞報道がある。

     

    また、2001年6月23日にニュ-ヨ-クで開かれた

    民衆法廷「コリアン国際戦犯法廷」でも

    米国軍の生物兵器使用を有罪にしています。

    恐らく日本の旧731部隊関係者が

    協力したであろう事は北野政次の告白からもわかります。

     

    ●北野政次の告白 「日本医事新報」 防疫秘話 その4 から

     ・・・・マッカ-サ-からの指示で

     朝鮮戦争の戦地で、約4ケ月間、

     流行性出血熱ウイルスの確保に従事した・・・・

     

    日本軍による細菌戦の歴史的事実を明らかにする会の

    共同通信記者中嶋啓明さんの調査研究の報告があります。

    内容を整理してみます

     

    「ビルマ・ラング-ン発のテレプレス 1951年12月」 

       (注:まだ完全確認はされていません)

    歴代731部隊長の石井四郎、北野政次と、

    100部隊長だった若松有二郎らが米軍の顧問として、

    ペスト菌、コレラ菌などを積み込んだ

    貨物輸送機で南朝鮮に派遣された。

    「キム・ソンジュンの証言」

    日本支配下の京城帝国大学医学部で学ぶ。

    戦後は北朝鮮の保健省衛生部防疫局長

    現在(2002)は医学科学院通報センタ-勤務

    ☆米軍が中国志願兵部隊や

     朝鮮人民軍に対して細菌爆弾を使用したとの報告で、 

     1952年キム・イルソン主席の命令で

     戦線地帯の調査をした。

    ☆1月18日の未明米軍機が低空で何かを落としていった。

     爆発はしなかったが、現地にはハエやノミ、

     南京虫などの昆虫のほか,ネズミなどの動物,紙切れ,

     磁器の破片が雪の上に無数に散らばっていた。 

     ある朝、伊川の現場で2つに割れた

     磁器製の爆弾を見付けた。 

     私は以前731部隊の石井式磁器爆弾を

     見た事があるので,すぐにそれだと分かった。

    ☆ 昆虫等の落下物を採取して検査をしたところ、

      ハエからはコレラ菌、腸チフス菌、パラチフス菌が、

     ネズミのノミからはペスト菌が検出された。

     

    これらの調査をきっかけに研究を開始した

    クム・ソンジュン氏の研究結果を整理してみます。

     

    ● 第1期 

    1950年の朝鮮戦争開始前から1951年6月まで

     1)1950年4月から6月にかけて、

      朝鮮軍の炊事場や水源地、

      貯水池がサルモネラ菌で汚染され、   

      数百名に被害が出た。

     2)1950年8月15日、

      大邱周辺の洛東江沿岸で畑の瓜と

      スイカを食べた兵士ら数百名が   

      コレラに感染して40%が死亡した。

     3)1950年末から51年1月、

      天然痘を流行させ、

      江原道、黄海道、咸鏡南道の各地方だけで   

      3500人以上が発病し10%が死亡した。

     4)1950年12月から1月にかけて

      米韓軍に再帰熱や発疹チフスが発生、   

      撤退時に発病した韓国兵を残したため、

      その後数万人が感染し20%が死亡した。

     5)51年秋から冬にかけて

      清川江の北から鴨緑江の南端までと

      陽徳、咸興、元山に汚染された日用品、

      お菓子、水産物が投下され、被害は数万に及んだ。

     6)51年3月、元山沖で人民軍の捕虜ら数千人に

      対し数十種の細菌を使った人体実験をした。   

      巨済島収容所でも人体実験は行なわれ、

      第4収容所だけでも2000人以上が伝染病で死亡した。   

      ここでの人体実験では日本人の専門家が

      参加したといわれている。

    ● 第2期 

    1951年7月から1953年7月の休戦協定まで

     1)52年1月から4月まで、

      5回飛行機連隊を動員して北半分の200の市、   

      169もの郡に対しのべ8000回にわたって、

      細菌弾、毒ガスを投下。   

      散布した昆虫は20種類以上だった。

     

                 以下省略

    つづきを読む

  • 安達野外実験場

    2020/08/09
    12:05

    SCN_0091

    アンダ-(安達実験場)はハルビンから北へ

    260Kmの所にあった野外の731部隊特設実験場です。

    実験ではテスト用の色々なタイプの細菌爆弾に

    ペストやコレラを始めとした多くの微生物を充填し、

    空から爆弾を落とし、どの様に拡散するか感染するかの

    実験を捕虜を使って行ないました。

    また捕虜を使っての毒ガス実験も行ないました。

    捕虜は数十人が実験場に建てられた木の杭に縛られて

    爆弾による細菌、昆虫、毒ガスに晒されて

    風気圧天候の変化による人体データ-を取られました。

    これらの実験は細菌戦や毒ガス戦に

    備えての実験でした。

    現在は人口50万人の安達市になっていて、

    実験場は市の特別歴史遺跡として保存されています

     

    ●1954年、黒龍江省公安庁が行ったと思われる調査

    1.飛行場の設備状況

     1942年9月、日本軍は2ケ月ほどかけて

     この荒地に滑走路のない飛行場を建設した。

     飛行場の面積は東西約1.5キロ、南北約2.5キロで

     その周囲の東西12キロ、南北17キロは

     誰も立ち入りを許されなかった。

     飛行場内には100メートルにわたって小さな丘があり、

     その丘に沿って家屋が造られた。

     (丘に溝を掘って上に覆いをかけた地下室で、20から30あった)

     飛行場の地上には、

     東西に1棟5部屋の倉庫、北側に3部屋の浴場、

     西南の角には2部屋のバラックがあり、

     その東西4~5キロキロのところに

     背の高い大きな櫓が4つ組まれていた。

     場内にはほかに馬、牛、羊、豚の小屋があり、

     東西には死んだ馬、牛、羊、豚の骨を捨てる大きな穴があった。

    2.内部の仕事の状況

     この飛行場に作られた地下室は

     細菌実験を行う場所であった。

     地上に造られた小屋の中に鼠、

     ガチョウ、ハトを入れた檻が多数あり、

     また場内で沢山の馬、牛、羊、豚を飼っていた。

     だが日本人は自分で飼っている豚の肉は食べず、

     すべて外の農民から豚肉を買って食べていた。

     目撃によれば、解放後焼け落ちた家屋のそばに

     鼠、ハタリス、雀を入れた鉄の檻があり、

     地下室には沢山の割れたガラス瓶が残され、

     中には黄色や白の粉薬が入っていた。

     このような状況から見て、

     日本人はここでさかんに

     細菌実験をおこなっていたとおもわれる。

    3.付近住民への被害

     1943年の春、富本村(注:安達のすぐそば)で

     伝染病が流行したことがある。

     当時、全村の戸数は100あまりで、

     1回の伝染病で70人あまりが死亡した。

     

    ● 証言 倉島壽亀 1911年生まれ 731部隊で石井四郎の専属運転手

    (西野留美子論文 1994.11.18週間金曜日)

     ・・・・たびたび飛行機で安達実験場に行ったよ。

     実験に使う「マルタ」を飛行機やトラックで運んだこともあった。

     安達で細菌の投下実験をするときは、

     逃げないように何メ-トル間隔かで

     「マルタ」を杭に縛り付けて立たせ、

     その頭上から細菌ネズミが入っている

     細菌弾を落下したわけだ。

     飛行機には操縦していたわしの他に、

     整備士、観測士、通信士が乗っており、

     連携して作業にあたった。

     例えば「高度1000メ-トル」と言うと、スイッチを押す。

     そうすると飛行機の胴腹から爆弾が落ちるわけだ。

     ヒュッヒュッヒュって落ちていく。

     たいてい1個の爆弾に25匹から30匹の

     細菌ネズミが入っておって、

     それを4,5個落とした。

     早くて4~5日おきに、1週間、10日と

     間を開けてやったこともある。

     通常の実験で使ったのは、3人か5人位のマルタだ。

     高度によって落下範囲はどのくらいで、

     どれだけのネズミが落下後も生存し、

     どの位置に縛られていたマルタに

     どの程度の感染があるか、

     そういうことを調べたわけだ。

     実験に使ったマルタは、

     必ずしも平房に送り返して調べたわけじゃない。

     安達実験場にも研究室があってね。

     そこで感染後の経過を調べたり解剖したこともあったな。

     爆弾による傷口が何ミリかに始まって、

     その症状を内臓の変化に至るまで、

     4日から1週間かけて丹念に調べる。

     解剖は生きているのを割ってね。・・・・

     

    尚、野外実験場はここ以外にも、

    城子溝、陶頼昭にもあったと言われています。

     

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