ヘッダーグローバルナビゲーション

おしえて!ゲンさん!

  • トップページ
  • お知らせ
  • このサイトについて
  • ご利用規約
  • サイトマップ
  • ホーム
  • キーワード「軍需物資」を含む投稿一覧

キーワード「軍需物資」を含む投稿一覧

  • 慰安婦の数、出身国、仕事

    2020/08/26
    11:33

    正規の慰安所、臨時の強姦所、

    強姦で一体どれだけの女性が働かせられたり

    或いは被害にあったのかはっきりとは分かりません。

    証拠が残っていない事は何度も言いました。

    わずかな資料から正規の慰安所の人数を探って見ます。

           (注:全てが強制とは限りません)

     

    「慰安婦の人数」

    ● 華北 北支那警務部「人職業別人口統計表」

                  1939年7月1日

     芸妓、娼妓、酌婦その他の人数   8,931名

     

    ● 華南 戦時旬報(後方関係) 

        広州の第21軍司令部作成 

        1939年4月(原文カナ)

     1. 慰安所は所轄警備隊長及び

      憲兵隊監督の下に警備地区内

      将校以下のために開業せしめたり

     2. 省略

     3. 現在従業婦女の数は概ね1,000名内外にして、

      軍において統制せるもの約850名、

      各部隊郷土より呼びたるもの150名と推定す

     右の他、第一線において慰安所の

     設置困難なるものにして

     現地の者を使用せるもの若干あり

      注:この数は憲兵駐留地だけの集計です。

        また他の所では現地の者つまり

        中国人を慰安婦にしていますから、

        実際には相当の数になると思われます。

        さらに、指揮下の小規模部隊が

        徴発した慰安婦も相当いたはずです。

     

    ● 第21軍松村軍医部長の陸軍省医務局の会報での発言     

         1939年4月15日                         

         金原節三「陸軍省業務日誌摘録」から

     性病予防のため兵100人につき

     1名の割合で慰安婦を輸入す。

     治療は博愛病院にて行い、

     その費用は楼主これを負担す。

     検黴は週2回。

      注:広東に駐留していた第21軍が、

        兵員の増加に備え性病予防のため、 

        中国以外から(朝鮮)慰安婦の

        輸入をしよう とした内容です。

     

    ● 上海師範大学教授 蘇智良氏の調査から

     1937年末に杭州一帯だけで

     拉致された中国女性は20,000人に達した。

     中国人慰安婦の総数は

     控えめに見て20万人以上になる。

     それには数日間以内の強姦されたケースを含まない

     

    第21軍の松村軍医部長の発言では

    「兵100人に慰安婦1人」となっています。

    この率で計算すると、

    戦争の全期間で日本軍人の

    数が300万人だったとすると、

    3万人の慰安婦が必要だった事になります。

    軍人の総数が500万人だった場合は

    5万人の慰安婦となります。

    しかも軍の計算した正式な慰安婦の必要数です。

    また1941年、満州の関東軍は

    ソ連戦に対する準備と威嚇として、

    平時編成(12個師団、兵力35万)を戦時編成にして、

    16個師団、85万の兵力を動員する計画を立てました。

    いわゆる関特演(関東軍特種演習)です。

    この軍人に提供するために、

    関東軍は既にいる慰安婦とは別に

    2万人の朝鮮人慰安婦を集める計画を立てました。

     注:

      1. この内容は当時関東軍

       参謀本部兵站班に勤務していた     

       村上貞夫氏から千田夏光氏への手紙にあります。

      2. 関特演時の慰安婦動員を計画したのは原善四郎参謀で、

       「命令、伝達、通達、配置指示及び

       業者との接触等事務処理」を     

       担当したのは村上貞夫本人です。

      3. 最初は日本人慰安婦を徴発する予定だったが、

       間に合わず朝鮮人慰安婦とした         

      4. 朝鮮では既に慰安婦を徴集しつくしていたため、

       3000人位しか集まらなかった。

    関特演の計画では平時に35万の兵力、

    戦時編成で85万、

    つまり50万の兵が増える事になります。

    もともと慰安婦はいたわけですから、

    兵力が50万増えるのに対して

    2万人の慰安婦を必要としたわけです。

    割り算すると

    25人の兵隊に1人の慰安婦と言うことになります。

    よく言われるニクイチ(291)

    つまり29人に1人に近い数字です。

     注:正式な用語ではないが、

       一般兵士の中でよく使われた言葉です。     

       日本軍では兵隊29人に1人の

       慰安婦がいたという噂話です。

    この率で計算すると、日本軍の兵士が

    300万人だった場合慰安婦は12万人、

    600万人だったら24万人となります。 

    慰安婦の交代や死亡があれば

    更にこの人数は増えます。

     

    研究者が割り出した数字を見てみます。

    ● 千田夏光「従軍慰安婦」  

         80,000人

    ● 金一勉 「天皇の軍隊と朝鮮人慰安婦」 

         170,000~200,000人

    ● 秦郁彦「昭和史の謎を追う」 

      兵員50人に1名の慰安婦とした場合                       

      平均300万人の兵隊とした慰安婦の数は                        

      慰安婦が交代しなかった場合 60,000人                         

      1度交代した場合      120,000人

     

    日本は戦争中に労働者として

    多くの中国人や朝鮮人を

    拉致強制連行しましたが、

    その連行した労働者にも

    慰安婦をつける計画がありました。

    参考までにその数字を見てみましょう。

     ● 石炭統制会の苦力使役に関する件 

         1942年10月21日   

       1,000人に20~30人

       33~50人に1人

     ●   同上        10月24日         

       1,000人に40~50人  

       20~25人に1人

     ● 富山・伏木港湾会社の計画 1943年夏          

       224人に9人

       25人に1人

    このような数字になっています。

     

    強制連行した労働者にすら

    この位の慰安婦をあてがう

    計画だったのですから、

    軍人にはもっと優遇した筈だと思えます。

    では実際にはどの位の慰安婦が

    いたかということですが、

    当然ながら正確には分かりません。

    先ほども書きました「ニクイチ」で29人に1人、

    まあ30人に1人として計算してみます。

      兵隊300万

      慰安婦2交代 

        (戦争期間中15年も続けられないでしょう)

       3,000,000÷30×2=200,000人

      慰安婦4交代の場合   

      40万人になります。

    正確ではありませんが、

    日本軍の兵隊全員が慰安婦を必要とした場合

    2交代で20万人の慰安婦が必要になると考えられます。

    勿論慰安婦を必要としない兵士も沢山いた事は事実ですが・・・・

    逆に強姦の数字が含まれていないのは当然です。

     

    このように慰安婦の人数というのは

    あくまでも推測に過ぎません。

    慰安婦達は人間ではなく軍需物資として

    扱われたため更に資料は不足しています。

    もちろん数が問題なのではなく

    人権侵害、女性差別、人種差別が

    問題である事は当然です。

     

    [慰安婦の出身国]

    慰安婦にさせられた女性たちの主な出身国

     日本、朝鮮、中国、台湾、フィリピン、

     インアドネシア、ベトナム、ビルマ、

     インド、シンガポ-ル、マレ-、

     オランダ、オストラリア(?)です。

    つまり日本軍が関係した全ての国です。

    先ほども書きましたが総数は分かりません。

    植民地だった事と中国語が通じない便利さで、

    日本軍は正式に(?)多くの朝鮮人女性を慰安婦にしました。

    日本軍が関係した全ての慰安所に朝鮮人女性がいました。

    というより、全ての慰安所にいたのは朝鮮人女性だけなのです。

    その数は20万人以上とも言われます。

    年齢は未成年が多く、

    韓国の証言では89%が未成年となっています。

    中国では侵略した敵の軍隊に

    協力するはずがありませんから、

    中国人慰安婦はすべて強制連行でしょう。

    東南アジアの被害者も同じ事だと思います。

     

    [慰安婦が相手をした人数]

    慰安婦が1日に何人の日本兵を相手にしたのか?

    このような数字には何の意味もありません。

    たとえ1人の客でも性行為を強制されればレイプです。

    しかし、いかに過酷な仕事(?)だったのか、

    を知るためにあえて書きます。

    この数字は1994年に韓国の挺身隊問題対策協議会が

    元慰安婦31人から聞き取りした数字です。

        週間金曜日 1994年8月5日号から

    1日に相手をした客の数

    証言した慰安婦

    3人以下

    1人

    4~5人

    2人

    7~8人

    3人

    10人

    2人

    15人

    5人

    20人

    3人

    25人

    6人

    30人

    2人

    35人

    4人

    45人

    1人

    多すぎて分からない

    1人

    絶対に人には言えない

    1人

    注:記録があるわけではありませんし、

      会社のように毎日決まった仕事を

      しているわけではありません。  

      場所、時期によっても異なりますので

      一応の目安です。

     

     

     

    つづきを読む

  • 軍需物資としてのコンド-ム

    2020/08/23
    12:27

    慰安所を作った理由の一つである

    性病予防はどうだったのか見てみます。

    性病問題は軍の頭の痛いところでした。

    中国でも多かったのですが、

    南方では1942年に2774名、

    1943年には5000名の患者と報告されています。

    (医務局長会報より)

     

    ● 軍医部長会議 

       状況報告での北支那方面軍からの報告   

       1940年2月14日

     ・・・・特殊治療を要するものは

     努めて特殊治療衛生機関に集めて治療す・・・・

     性病は太原、済南、保定、大同の

     病院を指定し集結治療を行なう。

     内地における特殊治療を必要とするものは

     天津に集めて送還す。

     6ケ月に2600名の患者を収容す。

     

    ● 陸軍省医務局会報   1943年4月11日

     ・・・南方に5000名の性病患者ある

     実情に鑑み至急所要の指示をなす要あり

     

    性病予防にはコンド-ムや

    予防薬が大量に使われています。

    そしてコンド-ム産業は

    軍需産業になっています。

    これらの支給は支那派遣軍、南支那方面軍、

    南方軍からの請求にもとづいて

    陸軍省や大本営の中枢が行なっていました。

     

    ● 医務局会報 安田軍医中佐の報告 

        金原節三「陸軍省業務日誌摘録」から  

        1942年12月22日

     南方軍には10月末までに性病患者が2224名いる。

     在郷軍人軍属2000名内外中枢1%と見込みあり。

     将来逐次増加する傾向にあり。

     この際根本政策をたてる必要があるため、

     着々とその準備を進めている。

     軍慰安所を拡張する機運にある。

     幹部の自粛自戒が行なわれず、

     予防具予防薬、共に少ない。

     各人携行に改め民需用も増加するように計画中。

     シンガポ-ルは1日5万、

     ジャワは1日7万の予防具を使用す。

     錫鉛は現地で十分補給し得るも主薬が欠乏す。

      注:コンド-ムの使用数から

        慰安婦の数が分かります。

        1人の慰安婦が1日10人の客に

        使用したとして、 

        シンガポ-ルには5000人、

        ジャワには7000人いた事になります。

     

    ● 医務課会報 内藤教官状況報告   

           1943年6月21日

       注:内藤教官とは内藤良一の事で、

         731部隊の関係者でミドリ十字の

         創始者の一人です。 

         エイズの問題でマスコミを騒がせた

         阿部英は内藤財団の理事でした。

     衛生サックの製造は1日5万個の能力あるも、

     目下1日1万を製造、半分は軍用・・・・

     これらはいずれも軍管理工場とす・・・・

     

    ● コンド-ム交付の地域別一覧(1942年分)

    「陸支密大日記」から林博司氏が作成

    受領部隊

    交付回数

    交付個数

    備考

    満州 関東軍

    2

    900万

     

    中国 北支那方面軍

       支那派遣軍(中支那)

       波集団(第23軍/南支部)

    1

    2

    2

    210万

    745万

    262万5000

     

     

     

     中国 小計

     

    1217万5000

     

    南方 南方軍

       沖集団(第17軍)

       山川部隊(治集団・第16軍)

       渡集団(第14軍)

       司集団(第3航空隊)

       南海支隊

       剛部隊(第8方面軍)

       一木支隊

       田中部隊

    3

    5

    1

    2

    1

    1

     

    2

    1

    645万

    344万4000

    20万

    69万

    4万

    4万

    6000

    1万3500

    200

    サイゴン→シンガポ-ル

    ソロモン

    1ケ月分/ジャワ

    フィリピン

    シンガポ-ル

    4ケ月分/ソロモン

    ラバウル

    グアム→ガダルカナル

    南ボルネオ・バリクパパン

     南方 小計

     

    1088万3700

     

    北方・他 北海支隊

         鈴木部隊

    2

    1

    1万5000

    3万

    アリュ-シャン

    10ケ月分/場所不明

     北方・他 小計

     

    4万5000

     

         総計

     

    3210万3700

     

      注:1. 1942年当時の外地にいた

       兵力170万人で割ると

       1人の兵士で年で約19個となります。

        2. 総計を365日で割ると1日で約88,000個になります。

         慰安婦1人が1日10個使用したとすると、

         8,800人の慰安婦がいた事になります。

        3.しかし、この数字は軍中央から支給された分だけです。   

         これ以外に民間の物、

         現地軍が東南アジアで生産させた物、   

         何度も洗って使用した例、使わないで遊んだ例、 等が

         多くありますので、   

         実際にはこの何倍も慰安婦がいた事は事実でしょう。

     

    強姦と性病の予防のため、

    軍では次の策として軍人に

    休暇を取らせることが計画されました。

     

    ● 局長会報 西浦進軍事課長の報告から   

            1942年7月30日

     召集回数が2~3回に及ぶ兵隊を、

     この際特別休暇を実施し、

     たとえわずかでもこれを緩和したい。

     結婚の斡旋についてもしたい、

     家族携帯も実施したい・・・・

     

    軍人の休暇は性病や強姦の防止、

    さらには将来の兵士を出産

    (赤ちゃんを生ませる)させる

    効果をねらったのですが、

    ほとんど実施されず、

    結局は慰安所が増えていくばかりでした。

     

    慰安所やその他の対策をいくらしても、

    占領地で強姦事件が多発した理由の

    根底にはアジア人蔑視があると思われます。

     

     

     

    つづきを読む

  • 香港の軍票

    2020/07/21
    10:14

    前項で述べた軍票の中で、

    香港の軍票問題が時々ニュ-スに取り上げられます。

    香港に関して少し詳しく書きたいと思います。

    香港を占領した日本軍はすぐに香港の銀行を閉鎖し、

    比較的信用度が高かった香港ドルを軍票と交換し始めました。

    交換率は最初2ドル=1円でしたが、

    1942年7月24日には4ドル=1円となりました。

    1943年5月には総督令で、

    市場での香港ドルを完全に禁止し、

    全面交換を義務付けました。

    そして香港ドルを隠している者に対しては

    厳重な処罰(死刑)を行ないました。

    つまり香港ドルは預貯金を含めて全財産を

    軍票に交換と言う名目で完全に掠奪したのです。

     

    ●香港淪陥史 から

     総督の命令により香港ドルの使用が禁止されて以来、

     日本軍は即座に大掛かりな捜査に入り、

     ひとたび住民がいまだに香港ドルを所持、

     兌換していない事を発見すると残酷な刑に処した。

     殴打、潅水(汚水を無理やり飲ませて腹を踏みつける刑)、

     拷問椅子、爪剥がし・・・・等激しいものであったので、

     刑を受けた者は往々にして苦しみに耐えられず死亡した。・・・・

     交換は横浜正金銀行や台湾銀行の香港支店など

     指定された軍票交換所で4:1で交換されました。

     没収した香港ドルは

     ポルトガル領マカオで軍需物資の買い付けに利用されました。

     

    本来住民が貯蓄して蓄えたお金ですから、

    必要な時には再び元の香港ドルに交換するべきものです。

    しかし日本は敗戦のときに軍票をそのままにして負けました。

    ただの紙くずになってしまったのです。

    なけなしの住民の金を残らず巻き上げて、

    無一文のまま放り出したのです。

     

    この問題に関して日本政府やイギリス政府は

    「賠償問題はサンフランシスコ条約で解決済み」といってます。

    イギリスは香港の人に一言の相談もなく、

    香港代表として勝手に、賠償は不要だと日本を免責してしまったのです。

     

    ●イギリス代表 

         ヤンガ-の講和会議での演説  1951年9月5日

     イギリス連邦の我々は日本の侵略にともなう

     残虐狂暴行為を忘れてはいない。

     マレ-と香港の人々は、

     日本の占領の直接の体験を忘れてはいない。

     しかし我々はみな一致して

     (インドもこの点では我々と一体である)平和解決にあたって

     憎悪と復習の念を止揚すべきであり、

     いたずらに過去に思いをめぐらさないで

     将来に目をむけるべきであると思う・・・・

     

    しかし軍票は、人の金を借用書で借りたことと同じです。

    賠償とは別の性格の事です。

    ですから香港では多くの人々が

    自分の財産として今でも軍票を大切に保管し、

    もとのお金に交換してくれる事を待っています。

     

    一体香港ではどれだけの軍票が発行されたかよく分かっていませんが、

    敗戦時、香港には約19億円の軍票があったとされています。

    その内7億円は日本や英国が回収して焼却し、

    残り12億円が香港に残っているとされています。

     

    1993年8月、「アジア・太平洋地域戦後補償フォ-ラム」に

    「香港索償協会」の呉溢興さん等代表17名が香港代表として来日し、

    軍票補償を求める訴訟を東京地裁に起こしました。

    今でも会員の家庭に保存されている軍票の金額は5億4,000万円、

    現在の価値に換算すると約1,000億円と言われます。

     

    ●香港索償協会  

     1968年9月18日に出来た団体で、

     約20,000人の会員を抱えて

     日本に軍票問題の解決を要求しています。

     そして裁判の結果ですが、

     1999年6月17日、東京地裁は被害の認定はしたものの、

     兌換は出来ないとして棄却判決を下しました。

     

    被害者の証言を3人書きます。

    ●梁義正さん

     ・・・・私も止むを得ず、香港ドルを軍票にかえたよ。

     誰だって換えたくなかったけど、

     殺されるかもしれないから全財産を換えた。

     408,350香港ドルを換え、

     今は163,500円の軍票を持っている。・・・・

     だから日本が負けた時は嬉しかったよ。

     これで軍票も香港ドルで戻ってくるだろうって。

     だけど日本政府は知らないふりだ。

     毎年毎年、デモをしたり日本領事館に訴えているのに、

     いっこうに誠意ある回答は帰ってこない。

     アメリカやカナダでは日系人の強制移住に

     1人2万ドルも払っているのに、

     日本は経済大国になっているのに何もしない。ひどいもんだ。

    ●梁心さん

     ・・・・兵隊達は権力者か神様のように威張っていたものよ・・・・

     強制的に香港ドルを

     日本の発行した軍票に交換させられたの。

     誰だって嫌だったけど殺されるかもしれないので、

     12万ドルも軍票に換えたわ。

     母と私のお金よ。

     それでも日本人は信用しないで、

     さらに一軒一軒まわって香港ドルを持っていないか調べに来たの。

     「もう絶対に持っていません」と言うと

     私を正座させて「本当にないのか」と、

     頭にピストルくを押し付けて脅したの。

     殺されるかと思って怖かった。

     あれは決して忘れないわ。・・・・

     家からそう遠くないT字路の所で、

     どこからか連れてこられた男が座らされ、

     日本刀で首を斬られるのを見たわ。・・・・

     もう一度見せしめの殺人も見たわ。

     男の首が飛んで、血が噴水のように噴出したの。

     理由は男の人が兵隊を罵っていたことと、

     香港ドルを軍票に換えなかったらしいの。・・・・

     日本軍は動物でもやらない事を平気でやったわ。

     だから震えるほど怖かったけど、

     心の奥では許せないと憎んで反発したものよ。

     本当に残酷だった。・・・・

     一度だけ兵隊に海に突き落とされそうになったの。

     港で魚を買出しに来ていた男や女を

     「何をしてるんだ!」と桟橋から海に放り投げたのよ。

     私は捕まらないように逃げてしまったけど。・・・・

    ●呉溢興さん

     戦争が終わって日本軍は撤収したが、

     それ以来何の音沙汰もない。

     軍票の裏には「これを持参すれば日本通貨で支払う」と

     書かれているにもかかわらず、

     その約束は何等果たされていない。

     軍票は一夜にして紙屑になった。

     

     

     

    つづきを読む

メインローカルナビゲーション

  • 原子力発電
    と放射線

  • 戦争・歴史

  • 健康

原子力発電と放射線

  • 原子力政策の始まりから
  • 元素とその変化
  • 放射線の危険性
  • 放射線被曝
  • 規準と用語
  • 福島の事故
  • 事故による健康被害
  • 指摘されていた危険性
  • チェルノブイリ事故について
  • 日本の原子力発電
  • 原発を始めた理由の検証
  • 原発の安全基準
  • 原発をめぐる法律
  • 経済効果と国民負担
  • 再生可能エネルギ-とPPS
  • 核燃料サイクル
  • その他
  • 最後に

戦争・歴史

  • 日本の細菌戦
  • 講演録:南京事件の真実は?
  • 報道の質
  • 朝日新聞の訂正記事と吉田清治証言
  • 日本国憲法の成立
  • 阿片政策
  • 沖縄戦
  • 三光作戦
  • 尖閣諸島
  • 大東亜共栄圏
  • 中国人強制連行
  • 日本の毒ガス戦
  • 防疫給水部(細菌戦部隊)
  • 軍による性暴力
  • 南京事件

健康

  • 健康食品と肝臓障害
  • 講演録:免疫と蛋白質~コラ-ゲン美容まで
  • 講演録 インフルエンザ
  • 講演録 最新デ-タ-から見る高血圧
  • 高齢者の薬と副作用
  • コレステロ-ルを含む食品の摂取制限
  • 自律神経と薬の作用
  • 副作用のある薬
  • 新型コロナウイルスと免疫
  • 食品や生活用品への警告や摘発
  • PM2.5
  • メタボ検診
  • 暮らしと健康アラカルト

キーワード

  • 歴史の教訓
  • サンフランシスコ条約
  • 河野談話
  • 陸軍刑法
  • 金原節三
  • 強姦
  • 軍需物資
  • 李秀梅
  • スマラン裁判
  • 国家無答責
  • 謝罪
  • 従軍慰安婦
  • NHK
  • 南京
  • 国際条約
  • 金学順
  • 挺身隊問題
  • 復命書
  • 誘出し
  • 夜襲
  • PX作戦
  • 米国本土に対する細菌攻撃
  • 小暮泰用
  • 沖縄や小笠原に細菌攻撃
  • 体当たり機
  • 竹内徳治
  • 償い金
  • 人質掠奪拉致
  • 米軍用慰安所
  • 抗体保有者
  • 阿片
  • 燃料棒のトラブル
  • 性奴隷
  • 人権侵害
  • 吉見義明
  • 恒久平和議員連盟
  • 国会図書館法
  • ILO
  • リンダ・チャベス
  • クマラスワミ
  • マクドゥ-ガル
  • 慰安所
  • 性病
  • UNTAC
  • 労務管理

フッターグローバルナビゲーション

© おしえて!ゲンさん! 〜分かると楽しい、分かると恐い〜