強姦にあった被害者の証言

1998年現在

日本政府を相手に裁判を起こしている人の証言内容です

 

●周喜香さん

 孟県の李庄に夫と夫の兄と姑の4人で暮らしていた。

 19歳の2月のある朝、

 一人で縫い物をしている時に

 3~4人の日本兵が家に入ってきた。

 日本兵は周さんの両手を縛り

 ロバに乗せて進圭村の駐屯地に連行した。

 監禁された周さんは朝から晩まで、

 多い日には13人にも強姦された。

 使い物にならなくなると釈放された。

 

●陳林桃さん

 20歳で夫と夫の兄弟と姑の4人で羊泉村に住んでいた。

 川で洗濯をしていた時捕らえられた。

 駐屯地ではその日の夜、中隊長と班長に強姦された。

 翌日からは他の日本兵にも強姦された。

 毎日強姦される内に出血が止まらなくなり

 身体の具合が悪くなった。

 逃げようとしたが見つかり、棒でさんざん殴られた。

 このため右大腿骨を骨折した。

 出血と骨折で使い物にならなくなったと判断した日本兵は

 陳さんの夫に連絡し

 400銀と50頭分の羊毛を持ってこさせ釈放した。

 7ケ月がたっていた。

 

●李秀梅さん

 15歳の時に家で日本兵に連行された。

 その日から昼は何人もの日本兵から強姦され、

 夜は赤ら顔した隊長から強姦される毎日が続いた。

 隊長はとても残忍な男で、

 李さんが嫌がるとベルトで殴ったり、蹴ったりした。

 その為左の目は失明し、

 手を骨折し、足は不自由になった。

 李さんの母親は600銀を払ったが足りないと言われ、

 絶望して自殺してしまった。

 5ケ月ほどでボロボロで使い物にならなくなって釈放された。