アメリカからの警告
毒ガス使用は現地にいたフランスやイギリスの記者たちの証言により世界中に知らされ、
各国の中国大使館を通じて調査がされました。
そして世界の知るところとなります。
特にアメリカのル-ズベルト大統領は
2回の警告を出しています。
●1943年6月 ル-ズベルト大統領の2度目の警告
・・・・いかなる連合国の国に対しても、
犯したこの種の犯罪行為(毒ガス使用)は、
全てアメリカに対しての犯罪行為とみなし
・・・・毒ガスの使用は領土の軍事施設、
軍事目標に対する報復を受けるだろう・・・・
この警告のせいか、太平洋戦争の時期になってからは
アメリカ軍に対して日本は毒ガスを使用していません。
しかし中国も連合国の一員ですから、
アメリカは中国に対する毒ガス攻撃は
アメリカに対すると同等とみなし、
日本に対する毒ガス攻撃の準備を本格化します。
その後急なソ連の参戦と原爆投下によって
日本は毒ガス攻撃を受けることなく敗戦を迎えたのです。