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血圧と死亡率
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最終更新日:2014/08/14 11:26

血圧が上がると死亡率が高くなるとするデ-タ-は色々あります。

年齢差や男女差を考えずに、単に血圧の高さと死亡を見ると、一見死亡率が高くなったように思われます。

そこで男女や年齢を分けたグラフを見てみます。

郡山市と伊勢原市での大規模なコホ-ト研究を東海大学大櫛陽一教授が整理したものです。

                  「検査値と病気」から引用

血圧のレベルは米国のフラミンガムスコア-の分類です。

レベル  1  上120以下      下80以下

  2  上120~129    下81~84

  3  上130~139    下85~89

  4  上140~159    下90~99

  5  上160以上     下100以上

   年代別の一番下59歳以下(▲)は薄くて見づらいと思います。

   下のラインすれすれに薄く見えます

 

*まず男性です

 SCN_0088   血圧と死亡率 男

注:1 どのレベルでも年齢が高いほうが10万人あたりの死亡数は多いです

  つまり血圧レベルより年齢のほうが死亡数に影響を与えているのが分かります。

  2 特に70歳以上の高齢者では低いほど(レベル2以下)死亡が増えています。

  特に80歳代では高い方が安全なことが分かります

  70歳代では少しずつ高くなりますが、低いほうも危険です

  3 60歳代ではどのレベルでも変わりません

  4 一番下の59歳以下(▲)は良く見えませんがどのレベルでも死亡数はほとんど変わりません。

 つまりあまり気にすることはないということです。

 

*次は女性です

 SCN_0089 血圧と死亡率 女 

注:1 どのレベルでも年齢が高いほうが10万人あたりの死亡数は多いです

  つまり血圧レベルより年齢のほうが死亡数に影響を与えているのが分かります。

  2 特に80歳以上の高齢者では低いほど(レベル3以下)死亡が増えています。

  高い方が安全なことが分かります

  3 70歳代ではレベル2以上ではどのレベルでも変わりませ。

  4 60歳代ではどのレベルでも変わりません

  5 一番下の59歳以下(▲)は良く見えませんがどのレベルでも死亡数はほとんど変わりません。

  つまりあまり気にすることはないということです。

 

* 一般住民での降圧治療による死亡危険度 「日本脳卒中学会シンポジウム 2007」から

  全ての病気で死亡した総死亡数のうち高血圧治療を受けている人と受けていない人の比較です。

  それによると 上 130~139 下 85~89

              高血圧治療を受けても受けなくても総死亡率は変わらない

 上 180以上  下110以上の人

              高血圧治療を受けている人の総死亡率は5倍近くになる

  つまり血圧の高い人は薬で血圧を下げたいのですが、

  下げると逆に総死亡が増えると言う矛盾した結果になっていると言うことです。

  ただしどこまで下げたら危険なのかと言う統計ではありませんが、極端に下げない方が良いと思われます。

 

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