暮らしと健康アラカルト

香ブームの危険性
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最終更新日:2019/11/10 8:51

少し前になりますが、NHKの「ためしてガッテン」で

柔軟剤の香りがストレス解消に良いというような番組がありました。

そして放送中から苦情が殺到しました。

今日は香りの話です。

テレビや新聞では連日洗剤・柔軟剤・肌につけるもの・・・・長持ちする香りの宣伝が盛んですが、

逆に全国的に香りの害、つまり香害が問題になり訴訟まで起きています。

何故急に香りが問題になったのでしょうか?

実は現在宣伝されている香りは昔からの自然の香りとは別物なのです。

完全に化学合成された化学物質なのです。

化学物質過敏症の患者さんにとっては、

乗り物の中や人ごみの中で強烈な香りによってアレルギ-反応を起こしやすくなります。

通常香りは自然と時間経過で消えますが、今の香りはずっと消えません。

衣類をバタバタするとまた香ります。身体につけるものは身体を動かせばまた香ります。

その仕組みを説明します。

本来香りと言えば香りその物の自然の粒子です。

しかし今の香りはカプセルに香り成分が入っているのです。

カプセルと言っても私たちが想像するカプセルとは違います。

薬のカプセルは細長いのですが、今は技術の進歩で丸くて小さいカプセルが出来るようになったのです。

それがマイクロカプセルです。大きさは1/1000~10/1000ミリの大変小さいものです。

大気汚染で騒がれるPM2.5の粒子と同じくらいの大きさです。

その中に合成香料を詰め込んだ物が現在の香りの正体です。

カプセルに入っているので動かすとカプセルが壊れて後からでも香りが出てきます。

ですから香りが長持ちするのです。

ではカプセルは何からできているのかというと、主としてナイロンやテトロンのようなプラスチックです。

ゼラチンで出来たカプセルもありますが、ゼラチンは蛋白質なのでそれ自体が免疫反応を起こすことが予想されます。

そして香料も石油からできた合成香料です。

つまり外も中もすべて化学合成品で天然の物ではありません。

あまりにも小さいので呼吸で気管・肺・胃、つまり体内に入るのです。

細かいプラスチックや合成香料が身体に入ると、異物が体内に侵入したことになります。

ですから過敏症を起こすのです。

余談ですが、それに似たような物が「腸まで届く乳酸菌」です。

本来乳酸菌の90%以上は胃で死にますが、カプセルに入れることで腸まで届くのです。

これも胃や腸の働きという自然の摂理に逆らった方法で危険性が懸念されます。

私たちは大気汚染を問題にし、マスコミではPM2.5を大騒ぎして報道しますが、

現在の香料に関しては無関心です。

大気汚染と同じことだと考えていただきたいと思います。

 

 

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