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汗のはなし
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最終更新日:2014/05/28 13:58

2010年4月に書きました

 

昔はあまり耳にしませんでしたが近年暑い夏になると「熱中症」が話題になります。

私たちの身体は自律神経の働きで身体の内部温度を一定に保つ働きがあります。

身体の中の器官・臓器・酵素などの働きが37度前後という割りと狭い範囲で働けるように出来ているからです。

環境が暑かったり、運動をすると体温が上昇するので自動的に自律神経で体温を下げようとします。

熱を下げるには輻射(熱のある人の側によると熱い)、伝道(冷たいものに触る)、

蒸発(汗をかく)と言った方法があります。

今回はその汗の話です。

 

汗は汗腺から出ます。

寒いときには汗腺を閉めて鳥肌をたてて汗を止め、熱いときは汗腺を開いて汗が出るのです。

20℃のとき、水1gが蒸発すると気化熱で0.58kcalが奪われますので、私たちは水(汗)で熱を下げています。

身体には汗腺の数が200万~500万個あると言われていて、

生まれたときに遺伝的にそれなりの汗腺を持って生まれてきています。

ただせっかく出来た汗腺が十分に働くかどうかに生後間もなくの育児が関係するらしいことが言われ始めました。

つまり出来た汗腺を十分には働かせるためには

生後約1年(歩き始め)までに自立神経の働きのトレ-ニングが必要だという事なのです

 

最近は生活環境が良くなりエアコンがある部屋で育児をすることが多くなりました。

そうすると鳥肌が立つことも、汗をかくことも必要がなくなります。

生まれてから脳神経が発達する大事な時期に汗腺が働かないで済むのです。

汗腺の働きが十分でないと小学生や中学生になって熱いところでスポ-ツをすると

体温調整がうまくいかないで熱中症になることがあります。

この場合汗腺の働きが悪いので水を飲ませても効果は無く,強制的に熱を下げる必要があります。

最近は夏に生まれた子と冬に生まれた子で汗腺の働きに差があることも言われています。

また体温調整は自律神経ですから、現代のようにストレスを一杯ためた子供たちは(大人でも同じでが)

体温調整がうまくいかないこともあるので要注意でしょう。

そして汗には塩分が含まれているので水分補給には塩分を忘れないようにしたいものです。

やはり子供は暑いときには汗をかいたほうがよいのです。

勿論アセモ対策で清潔に保つことは当然のことです。

 

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