インフルエンザのワクチン
2010年1月に書きました
ワクチン(予防接種)には色々なタイプがあります。
よく聞く名前は生ワクチンと不活性化ワクチンでしょう。
生ワクチンは発病しない程度の
弱い微生物を体内に入れます。
体内で増殖しますから全身に抗体が出来るのです。
微生物そのものを入れるので
弱いといっても身体の調子が悪いと
発病することもあります。
その分予防効果はあります。
はしか・ポリオ(現在は違う)・風疹・
おたふく、等がそうです。
それに対して不活性化ワクチンは
危険性を考慮して殺した微生物を使います。
殺した微生物ですから体内で増殖しないため
抗体の出来かたは十分でなく、
長続きしない可能性があります。
インフルエンザ・百日咳・日本脳炎等がそうです。
そこでインフルエンザワクチンですが、
不活性化ワクチンである上に
コンポ-ネントワクチンです。
コンポ-ネントとは
ウイルス全体でワクチンを作るのではなく、
部品(人間で言えば目・鼻・耳といった部分のみ)で作るものです。
その上インフルエンザウイルスは
絶えず変化していてピタリ効くワクチンは出来ません。
そのため昔から予防効果がないのではないかと疑われていました。
現在では名前は予防接種でも殆ど予防効果がないとされています。
◎厚生省資料
・・・ウイルスが体内に入ることは防げません・・・
感染を抑える働きは保証されていません・・・
発症を抑える効果は一定程度認められています。
◎東京都広報
・・・ワクチンを接種しても
感染を防止することは出来ません・・・・
重症化しにくくする効果が期待されます・・・
このように感染予防は疑われ、
重症化も一定程度及び期待のみです。
実は1980年代の前橋レポ-ト
(群馬県前橋市医師会の学童調査)で
予防効果がないことが証明され、
1994年に国は学童への接種を中止しました。
国はその方針(効果がないから接種しない)を
現在でも変えていないはずです。
その後厚生省は関連業界と協力し
「インフルエンザワクチン需要検討会」を作り、
効果はないものの国民の安心感のみ、
さらに国民が望むから普及を図ってきたのです。
さて新型ワクチンの安全性ですが、
12月25日までに約1500万人が接種し、
重い副作用は従来型のワクチンに比べ
約7倍になっています。
死亡者は104名です。
合計で6000万人が接種することを考慮すると
400人くらいの死者が出ることが予想されるのです。
インフルエンザで重症化しやすいのは
圧倒的に基礎疾患がある人です。
しかしワクチンの死者もほとんどが
基礎疾患のある人です。
元気な人はワクチンをしなくても
大丈夫ですから矛盾ですね。
それと脳症ですが、
厚生労働省の研究班ではワクチンで
脳症が防げないという結論が出ています。
国のワクチンに対する予算が20倍以上に
増えていることを見ると、
公共事業のようにも見えます。
予約までして接種する必要があるか・・・・
もう一度考えてみた方が良いようです。