自律神経と薬の作用

LDL いわゆる悪玉コレステロ-ルについて
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最終更新日:2017/07/29 11:37

総コレステロ-ルは高い方が身体には有利なことは前回書きました。

そこで最近ではコレステロ-ルを善玉と悪玉に分けて、

善玉は良いが、悪玉は悪いものとして治療の対象にされています。

しかしその悪玉でさえも身体に良いものであるとした論文が世界中で話題になっています。

 

英国の世界的な医学雑誌BMJ Open誌で2016年6月に発表されたシステマティックレビュ-論文です。

その後5ケ月間に世界で最も読まれた論文になりました。

BMJ 英国医師会雑誌 British Medical Journal

2010年8月に BMJ Open誌を発刊

NEJM LANCET JAMA・・・協力

[経緯]

60歳以上の高齢人口について、

総死亡あるいは心血管死亡の危険因子として

LDLコレステロ-ル値が検討されていたコホ-ト研究を、PubMedを用いて検索した。

◎コホ-ト研究 分析疫学の手法

 特定の要因に暴露した集団と暴露していない集団に一定期間観察する研究

◎PubMed  アメリカ国立医学図書館の国立生物工学情報センタ-が運営する学術文献検索サイト

[結論]

60歳以上の人では、LDL値は死亡率と逆相関している。

この知見は、コレステロ-ル仮説(特にLDLが動脈のアテロ-ム硬化の本質的な原因である)と矛盾している。

LDL値が高い高齢者は低い人よりも長生きであるため、

この分析結果はコレステロ-ル仮説の妥当性に対する疑問を投げかけるものである。

さらに、この研究は、心疾患予防の戦略の重要な要素とされている高齢者への

薬剤によるLDL低下を推奨する治療ガイドラインうを再検討する必要性の根拠となる。

 

 

 

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