健康食品と肝臓障害

日本医師会健康食品安全システム事業に寄せられた情報
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最終更新日:2019/04/13 10:52

日本医師会には健康食品のトラブルについて情報が寄せられています。

2006年11月から2017年6月までの10年8ケ月で健康食品による肝障害が27件、

漢方等の一般医薬品による肝障害の情報が2件寄せられました。

その内健康食品に関するものを3件ピックアップします。

●2011年6月 50代・男性      

ウコン末(春・秋)とクルクミンの健康食品を摂取していた。

胃部の不快感と黄疸(総ビリルビン24.72mg/dl等)、

劇症肝炎(PT34.2%、AST:1906U/L、ALT:2518U/L)となったため、

肝移植の可能性もあり大学病院へ転院された

●2014年1月 70代・女性      

健康食品9種類とビタミン剤1種類を服用していた。

大量腹水、軽度の黄疸の症状があり、急性肝不全(非昏睡型)、急性肝不全となり、未回復である。

日本医師会内委員会では、利用している健康食品の数が多すぎるため、判定を実施できなかった。

●2017年4月 70代・女性      

ボルトジンユの「健康ハ-ブ茶」を園芸店で購入し、煎じる等して服用し始めた。      

2ケ月後黄疸を自覚し、かかりつけ医に相談し検査を行ったところ、高度肝機能障害が判明した。 

(AST:653U/L、ALT612U/L)。ボルトジンユの「健康ハ-ブ茶」の服用を中止し、

10日間の入院加療ののち、通院にて経過観察を行い、回復に至った。

日本医師会内委員会にて、提供いただいた各種情報をもとに、ボルトジンユによる肝障害と判定した。

なお、調査の途中で、インタ-ネットの販売ペ-ジに糖尿病治療を強くほのめかす記載があったことから、

厚生労働省に医薬品医療機器等法上の対応を要請した。   

注: ボルトジンユ 沖縄に多く生息する雑草に近い草

 

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