沖縄戦

住民に対する宣伝工作
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最終更新日:2014/05/30 14:36

日本軍は沖縄住民に対してアメリカの恐怖心を徹底的に宣伝しました。

そのことが集団自決の多発につながっていくのです。

具体的にどの様な宣伝をしたのでしょうか?

* 島尻にいた部隊が出した「布告」    独立第89連隊第5中隊陣中日誌より 意訳

鬼畜の米獣は今「中頭」で何をやっているか?

洞窟内の同胞を毒を使って追い出し、出てくる人等を片端から男女老幼の別なく虐殺している事実を!

平和安住の宣伝ビラの裏に待つものは敵の弾と銃剣である。

「サイパン」でも「テニヤン」でもまたその他の島々の同胞が怨を呑んだその血!

その血を塗った銃剣が再び我々の前に来たのである。

          以下省略

 

それに対してアメリカ軍は沖縄住民を日本軍に支配されている住民と考え、

沖縄人を攻撃するよりは、救出しようと考えていたようです。

そのための食料、衣料品、医薬品を沢山準備し色々な救出作戦を行ないました。

* 米軍が空から撒いた「命を助けるビラ」

 ほぼ原文通りですが一部漢字は現代字に変えました。

 (原文の漢字にはすべて「ふりがな」がついています)

命を助けるビラ

1        此のビラに書いてある方法通りにする人はアメリカ軍が必ず助けます。

2        そして国際法によって良い取扱ひ、食物、着物、煙草、手当等を与えます。

このビラの使い方

1 両手を上に高く挙げて

   このビラの他には何も持たないでアメリカ軍の方へゆっくり進んで来なさい。

2 大勢一緒でなく一人づつ来なさい

3 男は褌もしくは猿股だけを着け、

   女は自分の着て居る着物で宜しい。

   すぐ必要な着物をあげます。

4 夜間は絶対にアメリカ軍の所へ来てはいけません。

5 此のビラは軍人も軍属も一般人民朝鮮人も誰でも使へます。

6 此のビラを持たなくても右に書いた通りにすれば宜しいのです。

ビラの裏側には米軍兵士への指示が英語で書いてあります。

このビラを持っている者は戦いを止めた者です。

国際法に依って良い取扱をすること。

すぐ上官の前に案内すること。

 

さらに米軍は沖縄人を投降させるために、日系人の軍人で組織した「MIS」の沖縄出身兵を投入し

現地で沖縄語で投降を呼びかけました。

その結果約1500人が投降し命が救われたといわれています。

 

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