沖縄戦

強制移住とマラリア
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最終更新日:2014/05/30 14:42

宮古・八重山では日本軍が駐屯していましたが、米軍が上陸しなかったため実際の戦闘はありませんでした。

しかし相当の犠牲者が出ています。

食糧不足とマラリアのせいです。

八重山守備隊は独立混成第45旅団で、旅団長は宮崎武之陸軍少将、参謀長は東畑広吉です。

人口6万人の島に3万人の軍隊が駐屯した宮古ではマラリアで全滅した部落もあります。

八重山では3万人の内、58.8%が病気になり、21.6%が死亡したといわれています。

さらにひどいのは波照間島です。

山下虎雄と名乗る第4遊撃隊の特務要員が来て、島民全員にマラリア地帯の西表島への移住を命令しました。

1,200人以上が強制移住させられ、9割がマラリアにかかり、1/3の500人が死亡しました。

死体を片付ける人もなく、死臭の中で横たわり、家族の中で一人だけ生き残った少女が助かった記録があります。

* 山下虎雄は本名酒井喜代輔軍曹といい陸軍中野学校出身です。

    戦後波照間を訪れた山下に対して島民19人が抗議書を突きつけています。

抗議書

あなたは、今次対戦中に学校の教師の仮面をかぶり、また国民を守るはずの軍人を装いながら、

島の住民を守るどころか住民を軍刀による抜刀威嚇によって極悪非道極まる暴力と横暴をふるまい、

軍の命令と偽り、島の住民を死地マラリアの島へ医薬品皆無のまま強制移住させ、

全島の家畜を日本軍の食料に強要させ、

全島を家畜の生き地獄にさせ、またその後は食糧難とマラリアで全島を人間の生き地獄にさせ、

その為に家系断絶や廃家を続出させたほどの悲憤の歴史的事実を、あなたは忘れたのか・・・・

 

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