講演録:南京事件の真実は?

東京裁判とパル判事
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最終更新日:2014/07/21 11:27

東京裁判でインド代表のダラビノッド・パル判事が判決に反対した事から、

南京事件を否定する人は裁判が不当だったと主張しています。

パル判事は法に厳正で、どんな圧力を受けても自分の信念を曲げない立派な法律家です。

実はパル判事は南京の事件を全面的に認めています。

その上でその全ての刑事責任を松井一人に負わせることに反対したのです。

*パル判事の発言  東京裁判資料  洞富雄編「南京大虐殺事件資料集」から

本件に「おいて提出された証拠に対し言い得るすべてのことを念頭に置いて、

宣伝と誇張をでき得る限り斟酌しても、

なお残虐行為は日本軍そのものが占領した或る地域の一般民衆、

はたまた戦時俘虜に対し犯したるものであるという証拠は圧倒的である。

問題は被告(松井石根)に、かかる行為に関し、どの程度まで刑事責任を負わせるかにある

*同上

本官がすでに考察したように、証拠に対して悪く言うことのできる事柄をすべて考慮に入れても、

南京における日本兵の行動は凶暴であり、

かつベイツ博士が証言したように、

残虐はほとんど3週間にわたって惨烈なものであり、合計6間にわたって、続いて深刻であったことは疑いない。

事態に顕著な改善が見えたのは、ようやく2月6日あるいは7日過ぎてからである。

弁護団は、南京において残虐行為が行なわれたとの事実を否定しなかった。

彼らは単に誇張されていることを訴えているのであり

かつ退却中の中国兵が、相当数残虐を犯したことを暗示したのである。

そしてその上で松井の無罪を主張した理由をこう述べています

本官は松井大将としては本件に関連し、

法的責任を故意かつ不法に無視したとみなすことは出きない。・・・・

彼としては当然、両軍の司令官ならびに軍紀風紀を維持し

処罰を加える任務を帯びている他の高級将校に依存しうるのであった・・・・

本官の判断では、市民に関して南京で発生したことに対し、

同人を刑事上責任ある者とするような不作為が同人にあったことを証拠は示していない

つまりパル判事南京の虐殺を否定しているのではなく、

松井石根一人に罪を押し付けることに反対しているだけなのです。

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