副作用が報告された薬の一覧 5

◎睡眠薬

睡眠不足の訴えは個人的な主張です。

ですから必ずしも睡眠不足とは限りません。

逆に考えれば睡眠が足りているから寝つきが悪いとも言えます。

また寝つきの良い人は睡眠が不足しているから寝つきがよいともいえます。

月に数回睡眠不足を訴える人のほうが長生きであるという統計もあります。

副作用を考えると​あまり睡眠薬に頼らないほうが賢明です。

◎排尿障害

 高齢者を対象に宣伝が目立ちます。

 特にハルナ-ルやユリ-フの宣伝が多いようです。

 これらは自律神経の交換神経の

 伝達を遮断するα遮断薬の一種です。

 睡眠薬にもありますが、

 α遮断薬の副作用は急激な低血圧による

 転倒を起こす場合があるので高齢者には要注意です。

認知機能に関すること

 特定の薬に関することではありませんが

 認知機能に関することです。

 お気付かれている方も多いと思いますが、

 思いがけず認知機能を起こす薬が相当あります

 認知に関する副作用とは

  ☆認知機能低下

  ☆幻覚

  ☆せん妄

  ☆妄想

 副作用を起こす薬の種類は

  血液サラサレの薬 

  ☆アレルギ-の薬

  ☆胃の薬 H2ブロッカ-やPPI

  ☆排尿トラブルの薬

  ☆痙攣の薬 

  ☆パ-キンソンの薬

  ☆睡眠薬

  ☆精神病関連の薬

 全て、高齢者が多く利用する薬です。

 現在認知症が社会問題にもなっていますが、

 まず薬の副作用が多いのではないかと

 疑ってみる必要があります。

 

薬の目的一般名(正式名)商品名副作用
制吐剤メトクロプラミドプリンペラン・他パ-キンソン悪化・筋緊張異常反応・不整脈
ドンペリドンナウゼリン・他パ-キンソン症状悪化・致死性不整脈
モサプリドガスチモン同上
イトプリドガナトン・他同上
ベルヘナジンピ-ゼットシ-・他同上
プロクロルペラジンノバミン・他同上
プロクロルプラマイトテルペラン同上
オンダンセトロンゾフラン・他同上
プロメタジンピレチア・他同上
グラニセトロンカイトリル・他同上
ラモセトロンナゼア・他同上
アザセトロンセロト-ン同上
インジセトロンシンセロン同上
トロプセトロンナボバン同上
向精神病薬抗精神病薬 各種尿失禁・認知症高齢者で死亡上昇
バリペリドン ゼプリオン他剤と併用で死亡例
非定型抗精神病 クロザピンクロザリル 同上 
オランザピン  ジプレキサ同上
 クエチアピン セロクエル同上
 リスペリドン リスパダ-ル同上 
三環系抗うつ剤     アミノトリプチン 尿失禁・閉尿・認知機能低下 
 イソプラミン 同上 
 クロミプラミン 同上 
 ロフェプラミン 同上 

選択的セロトニン再取込

 阻害剤(SSIR)
パロキセチン パキシル 攻撃性・自殺願望
神経遮断・フェノチアジンクロルプロマジン  ウインタミン錐体外路症状・過沈静・認知機能低下
神経遮断・プチロフェノンホロペリド-ル  セレネ-ス同上
睡眠薬フルニトラゼパムビビットエ-ス高齢者で転倒事故
サイレ-ス重症アレルギ-
トリアゾラムハルシオン認知機能低下・中止で発作の危険
エチゾラムデパス・他

尿失禁・認知機能低下・過沈静・転倒

H28.10向精神病薬に変更

ゾルピデムマイスリ-・他尿失禁・認知機能低下・過沈静・転倒
ゾビクロンアモバン依存性のためH28.10向精神病薬に変更
スボレキサントベルソラム入眠時幻覚・睡眠時麻痺

前立腺関係

  排尿障害関係 

クロルマジノンプロスタ-ル・他心不全・血栓症・劇症肝炎・高血糖 
タダラフィルザルティア・他亜硝酸塩と併用で血圧低下
シドロシンユリ-フ起立性低血圧
ナフトピジルフィリバス同上
タムスロシンハルナ-ル同上
男性脱毛・前立腺肥大 デュタステリド ザガ-ロ 強力な発がん性・自殺・認知障害