副作用が報告された薬の一覧 4

◎胃潰瘍の薬

 ☆抗ヒスタミン剤(H2ブロッカ-)

  胃液の分泌を制限して胃壁再生成を促します。

  この薬が出来たおかげで

  胃潰瘍の治療が楽になりました。

  必要な薬です。

  ただし、胃液を止める事は

  胃内部の殺菌が出来なくなり

  細菌侵入に対して無防備になることです。

  感染症に注意が必要ですから

  長期使用は気をつけたいものです。

 ☆プロトンポンプ阻害剤(PPI)

  胃液を出すポンプ(PPI)を直接止めるので、

 H2ブロッカ-より強力に胃液を止めます。

 主としてピロリ菌除菌の時に

 抗生物質と同時に使われることが多いようです。

 胃液を止めることはやはり細菌に対して

 無防備になるので高齢者には長期使用は危険です。

◎咳止め

 咳は炎症の時の異物(細菌の死骸等)の

 排除が目的ですから、広い意味では免疫反応の1つです。

 咳を止めることは異物が排除できなくなります。

 ただし咳が出ることは

 身体に対して負担になりますので、

 負担軽減の意味では仕方がないこともあります。

 麻薬系の薬がありますので便秘には要注意です。

 

薬の目的

一般名

(正式名)

商品名副作用
 乳児血管腫オウリプラノ-ル ヘマンジオ-ル 

低血圧・低血糖・徐脈

気管支痙攣 

多発性

血管炎

リツキシマブリツキサン

効果不確実、心臓障害

感染症・血液障害

抗ウイルス剤オセルタミビルタミフル

呼吸抑制・突然死

異常行動・出血

リバピリン

リバピリン

認知機能低下

ペラミビル

ラピアクタ

急性腎不全・肺炎

肝機能障害・ショック

バロキセザビル

ゾフル-ザ

免疫が付きづらい

耐性ウイルス・出血

抗腫瘍剤ミソプロスト-ルサイトテック心筋梗塞・脳卒中
アレルギ-薬オキサドミドセルテクト・他

錐体外路症状

認知機能低下

便秘・口渇

デスロラタジンエリアス・他

攻撃的反応・認知機能低下・

便秘・口渇

トラニラストリザベン・他出血性膀胱炎
プソイドエフェドリンアレグラ・パブロン同上
メチルアフェドリンアルペン点鼻薬同上
ナファゾリンプリビナ点鼻薬同上
セチリジンジルテック

攻撃的反応・認知機能低下

便秘・口渇

胃の薬

抗ヒスタミン剤・H2受容体拮抗剤

シメチジン タガメット・他 認知機能低下・長期使用禁止 
ファモチジンガスタ-・他 同上 
ラニチジン ザンタック・他 同上 
ラフチジン ストガ-・他 同上 
ニザチジン アシノン・他 同上 
ロキサチジン アルタット・他 同上 
ポラプレジンク プロマック 潰瘍悪化の可能性・高価 
胃の薬

プロトンポンプ阻害剤  (PPI)

オメプラゾ-ルオメプラ-ル・他 

下痢・味覚異常・せん妄

肺炎・感染症 

ランソプラゾ-ル タケプロン 同上 
ラベプラゾ-ル パリエット 同上 
エソメプラゾ-ル ネキシウム 同上 

胃の薬 

胃粘膜保護

ポラプレジンク ポラプレジンク胃の出血 
ミソプロスト-ル サイトテック 脳血管・冠状動脈障害 

胃の薬

プロスタグランジン系

エンプロスチルカムリ-ト下痢・腹痛
オルノプロスチルアロカ・他同上 

胃の薬 

止血剤系

ベネキサ-トウルグ-ト・他

脳梗塞、心筋梗塞、

増加可能性

アレルギ-

鼻づまり

プソイドエフェドリンアレグラ(配合薬)虚血性大腸炎・薬剤耐性
咳止めプラコデ配合シロッププラコデ吐き気・便秘
コデイン系各種

便秘・喘息発作誘発

授乳中禁止・子供には危険

狭心症予防ニコランジルシグマ-ト

口内潰瘍・肛門潰瘍

耐性が出来る

ジピリダモ-ルアンギナ-ル心臓負担で逆効果
加齢黄斑変性症ベルテポルフィンマクジェン

一定の効果・結膜出血

網膜裂孔

陣痛促進 

オキシトシン製剤

オキシトシン注射液アトニン-O子宮破裂・胎児仮死
陣痛促進プロスタグランディン製剤F2a製剤プロスタルモンF同上
E2製剤プロスタルモンE同上
過活動膀胱ミラベグロンベタニス

高血圧・閉尿・不整脈

心房細動

オキシブチニンポラキス・他

閉尿・認知機能低下

せん妄・便秘・口渇

ソリフェナシンベシケア

閉尿・認知機能低下

せん妄・口渇

トルデロジンデトルシト-ル同上
フェソテロジントビエ-ス同上
イミダフェナシンウリトス・他同上
プロピベリンバップフォ-同上
イミダフェナシンステ-ブラ同上
鎮痙薬(痙攣)ブチルスコポラミン ブスコバン 

認知機能低下・せん妄

便秘・口渇 

ブトロピウム コリオパン 同上 
 アトロピン硫酸塩フソ- 

緑内障悪化

認知機能低下

せん妄・便秘