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キーワード「ペストノミ」を含む投稿一覧

  • 1941年の細菌戦

    2020/11/08
    11:55

    1941年は前年の作戦の結果をふまえ

    様々な改善をする時期でした。

    そして9月16日大本営から

    常徳に対する攻撃命令が出ました。

     

    [湖南省常徳]

    1941年11月4日 731部隊と

    栄1644部隊(南京の部隊)が合同で実施しました。

    日本軍機が1機、早朝5時頃低空飛行し、

    常徳市市中心部に、粟、麦、綿などと共に

    ペストノミを投下しました。

    投下地点は市の中心の関廟街、鶏鴨港でした。

    直ちに投下物を検査し、防疫対策がとられました。

    約1週間後に11歳の少女が死亡。

    遺体解剖の結果ペストと判明したが、

    早期の対策をした為ペストは沈静化しました。

    しかし翌年春、ネズミから2次感染は始まりました。

    2次感染、3次感染を含め公式記録では死者100になっています。

     

    ●  2002年8月、東京地裁判決から

     出動期間  1941年11月

     出動場所  南昌~常徳

     出動人員  40~50名

     現地指揮官  大田澄大佐、碇常重大佐

     使用細菌  ペスト

     撒布方法  上空から撒く雨下作戦

     死亡者数  7,463人

     

    ●  中国側証言 広徳病院検査技師 汪正宇

     投下物の一部がすぐ広徳病院に届けられ

     検査の結果真性ペスト桿菌,疑似ペスト菌が発見された。

     11日から高熱,そけいリンパ腫,敗血症等で死者が出始めた。

     直ちに大規模な防疫活動を実施し,

     一旦鎮静化したが数ケ月後から

     2次感染などで患者,死者が相次いだ。

     

     ●日本軍人証言 川島清 731部隊第4部細菌製造部長

    (1949年12月25日、ハバロフスク裁判公判記録から)

    注:長くなるため国家検事の尋問は省略して答弁のみ書きます。

         尚原文はカナです。

      質問は簡単に()内に入れます。

    ◎まず私が第731部隊に勤務していた時期に就いて述べます。

     この期間を通じて第731部隊の派遣隊が

     中国中部における中国軍に対して兵器として  

     殺人細菌を使用したことが

     1941年に1度、1942年にも1度ありました。

    ◎第1回目は、私が述べました様に、

     1941年の夏でした。

     第2部太田大佐が何かの拍子で

     中国中部に行くと語り、

     その時私に別れを告げました。

     帰って来て間もなく、彼は私に

     中国中部洞庭湖近辺にある常徳市附近一帯に

     飛行機から中国人に対してペスト蚤を

     投下した事について語りました。

     その様にして彼が述べたように、

     細菌攻撃が行われたのであります。

     その後太田大佐は、

     私の臨席の下に第731部隊長石井に、

     常徳市附近一帯に第731部隊派遣隊が

     飛行機からペスト蚤を投下した事  

     及びこの結果ペスト伝染病が発生し、

     若干の患者が出たということに関して報告しました。

     さてその数がどの位かは私は知りません。

    ◎(派遣隊の人数に就いて) 40人~50人位です。

    ◎(地域の汚染方法について)

     ペスト菌を非常な高空から

     飛行機で投下する方法であります。

    ◎(爆弾投下なのか蚤の撒布か?)

     撒布によってであります。

     

    [浙江省義烏市]

    細菌戦は直接攻撃したときだけに被

    害が出るわけではありません。

    攻撃した地域で一旦流行が収束したように見えても、

    伝播が次々と広がり他の地域で

    数年たってから流行することがあります。

    そのような例が浙江省義烏市です。

    前年に浙江省衢州市で行われた細菌戦が

    130km離れた義烏市伝播したものと思われます。

    1941年の秋に義烏市の市街地で

    ペストが流行り始め約200名の人が

    死亡したといわれています。

    そして義烏市の周辺の村々にも流行は広がり

    1944年まで続いたといわれています。

     

    ●  被害者証言 陳知法さん

     まず兄が熱を出し、リンパ腺が腫れ、

     喉が渇き、亡くなりました。

     その後、父が発病して亡くなりました。

     私は同じ家に住んでいましたが別の部屋にいました。

     この病気に罹ったら、みんな怖くて

     医者にかかりませんでした。

     兄も父も埋葬するだけで葬式はしませんでした。

     埋葬は母が葬儀屋を呼んで1人で行いました。

     私の家のまわりでも30人ぐらいの人が亡くなりました。

     伝染すると怖いですから、誰も見ませんでした。

     私の家は貧乏でしたから、

     その後の生計は母がたてていました。

     

    [浙江省行政資料]

    ●浙江省第4区行政監査兼保安司令署上申す

     字第273号民国 1942年1月22日発

       注:1942となっていますが内容は1941の事です。

    概要 

     本区義烏と東陽2県のペストの予防と

     治療及び近隣各県の防疫の状況を申上げます。

     詮議の上、何卒よろしくお願い致します。

     本区の義烏県市街区北門で、

     昨年(注1941年)10月8日にペストが発生した。

     本署は通知を受け、直ちにペストが蔓延しないよう、

     義烏県には適切な予防と対策を行い、

     かつ近隣各県には緊急に防疫に努めるよう

     電報で命令すると共に人員を派遣し

     指導に当たった。

     以下、これらの県のペストの発生と

     防疫の状況について申上げます。

     1. 義烏

      当県市街区北門13保で昨年10月2日に

      5匹のねずみの死骸が発見され、

      その後毎日大量のねずみの死骸が

      発見されるようになり、

      8日には住民2人が急死した。・・・・・

      防疫経費不足のため、

      防疫計画にそった適切な対策を  

      実行することができず、

      又民衆の防疫知識不足のため、

      伝染病発生地域はにごとに拡大し、・・・・

      昨年の12月の末までに118名の死者が出た。・・・・

      今月5日に蘇渓鎮徐界嶺のペストが

      蔓延している地域の住宅20数戸全部を焼却し、

      現在ではペストの勢いは弱まりつつある

     2. 東陽

      当県の山岳地帯(魏山区)では、

      昨年11月25日にペストが発生し、

      最初は八担頭村1村だけだったが、

      村の橋の所まで蔓延した。

      その原因は、当地のものが義烏で

      ペストにかかり逃げ帰り、

      次から次へと感染したもので、

      昨年12月末までに40名が亡くなった。

       以下省略

     3 金華  省略

     4 蘭谿  省略

     5 浦江  省略

     

    ●  浙江省第6区行政監察専員公署・保安司令部 代電

         民国30年(1941年)8月25日 部字8号

       事由 有毒細菌を撒布する敵の挑発に関する命令の伝達

     各県県長、第1、2中隊長へ  

     黄省主席末廻勤電によると、

     軍令部電報が、

     「報告によると、敵の特務機関長宮崎少将は

     近々第1、第2両特務隊60人を召集して

     有毒細菌撒布を組織し、平吉少尉が率いる。

     隊員の多くは華人と台湾人で、

     夜間船で寧波に行き、

     それぞれ有毒細菌を撒布する。

     同隊はペスト菌、腸チフス菌、

     コレラ菌、ジフテリア菌などを携帯する。

     隊員は商人に扮し、上海~寧波間の

     偽造イエズス会身分証明書を

     携えているとの事である。

     これを注意深く摘発するよう命じられたい」

     とのことなので、それぞれに打電するほか、

     所轄の県機関が一体となって

     摘発にあたることが肝要であるとの命令を

     伝達するということであった。

    注:宮崎少将は1940年12月2日に着任した

      上海特務機関長宮崎繁三郎のことで、

      第13軍特務部との共同作戦を行う情報担当者である。

     

    つづきを読む

  • 岡9420部隊(威9420部隊)

    2020/08/12
    9:06

    正式のシンガポ-ル陥落は、

    1942年2月15日との事ですが、

    2月12日には防疫給水部隊の先遣隊は上陸していました。

    部隊としては4月1日(3月26日と言う資料もある)に、

    軍令で細菌戦を準備するための

    防疫給水部として正式に編成されました。

    そして5月5日南京で編成され、

    天皇に上奏の上6月20日に

    部隊はシンガポ-ルに正式上陸しました。


    当初の人数は200人で、後では600人になりました。

    シンガポ-ルのエドワ-ド7世医科大学病院の

    一角を接収して本部を設置しました。

    この部隊もやはり細菌戦目的の部隊で、

    ペストノミを大量に生産していましたが、

    実際に細菌戦を行なったかどうかはよく分かっていません。

    但し1945年6月に米国蝶報機関が

    マッカ-サ-司令官に提出した「日本の秘密戦」には、

    日本の南方軍でマラリヤの人体実験がおこなわれたと

    報告されていますので、

    細菌戦を行った可能性はあります。

    松村知勝関東軍参謀副長の証言では

    「太平洋諸地域における戦況悪化で、

    アメリカ、イギリス、その他の国々に対して

    731部隊の細菌兵器が使用される筈で・・・・」

    とありますが、間に合わずに敗戦を迎えたと言われています。

     

    「組織」

    部隊長 北川正隆軍医大佐(1944年死亡)

        羽山良雄軍医大佐(後に少将)

    総務科(庶務)
     総務部長 内藤良一軍医少佐

          731部隊で乾燥血漿の研究をした後、

          東京の軍医学校の教官をしていた。

          戦後ミドリ十字を創設した。

    資材科

    経理課

    検疫科

    細菌研究班

     所属は不明ですが勤務していた部隊員

      市川利一  731部隊から転任

      貴法院秋雄 京都大学出身 731部隊では天然痘の研究

      早川正敏軍医中尉

    松井蔚 戦後の帝銀事件で犯人はこの名前の名刺を使っていた

      大快良明 軍属

      柴田 軍属

      岡野 軍属

      高具安三郎 衛生大尉

      星子 衛生曹長

      村井 獣医

      稲葉 通訳

    支部

     マニラ

      支部長 軍医少佐 帆刈喜四郎

     ジャカルタ

     泰緬(タイ・ビルマ)国境

     バンドン

     

    「部隊の見取り図」

    SCN_0095 細菌部隊シンガポ-ル図

     

    ペストノミを大量に生産した部隊と書きましたが、

    ペストは主としてネズミを介して感染するので、ネ

    ズミが多い南方は研究に有利になります。

    もともとペストが多ければ、

    細菌戦をしてもばれないので、

    このシガポ-ルの部隊でも研究は進んでいました。

     

    1943年4月に参謀本部で開かれた

    「ホ号打合」の会合の内容を業務日誌から見てみます。

     

    ●金原節三大佐(陸軍省医務局医事課)の業務日記から

    南方軍、

     イ、昨年9月より研究を開始す。

       ケオピス(注:Keopisネズミの事)

       粟南方において発育良好なり。

       繁殖力も大なり。

     ロ、南方では山稜地区に肺Pestあり

       (気温15℃)、海岸には腺Pestあり。

       一般に四季を通じ散発しあり。

     ハ、南方のKeopisは硬度大なり。

       熱に対する抵抗も強し。

       アスファルト道路(45℃)では1分で死亡するも、

       草原その他では2日以上生存す。

     ニ、原法。使用場所小。使用人、餅麦。増殖率小 

       改良第一法。南方に適。

       改良第二法。保存適。

     ホ、捕鼠は捕鼠器の約1割弱

       (南方1年を通じ同率で捕獲し得)。

       北方は時季により異なる。

     ヘ、南方では気候の干渉で四季増殖に適す。

       雨と日光とを避ければ到る処飼育場となる。

     ト、北方より輸入の鼠は馴化に1ケ月を要す。

     チ、種餅を1回輪入すれば、あとは現地自活も可能なり。

     リ、人員265名を要す。50kgの生産可能なり。


    ●真田業務日記(参謀本部第一部長真田穣一郎少将)

          1943年11月28日 原文カナ

     南方軍、「ホ号(細菌戦)関係、あわ(ノミ)の

     生産は馬来(マレ-)の精神病院のあとで

     黒もち(ネズミ)を使い生産す。

    注:タンポウと言う町のプルマイ病院

     黒モチは日(月?)量2.5疋とれる

     一応の目途あるものの如之

     今93、-所有、(ジャバ)が一番繁殖大-、

     黒モチでpX(ペストノミ)を作る。

     pX(ペストノミ)30kgに回復するには来2月までかかる

     pX仕上げ完成には更に暇かかる

     「マレイ」の支部はpXの生産に専念、

     運用は他より部隊をよこされ度

     

    証言内容からも見てみます。

     

    ●大快良明  1917年生れ 1993年の聞き取り、

         及び1996年の庄和高校での講演禄から

     ・・・・昭和19年になり、

     大本営が「細菌戦用にノミを5トン製造せよ」

     という命令を出したと聞きました。

     そのために石油缶を5万個集めようとしたといいます・・・・

     10月に入って大本営から南方軍防疫給水部に

     “衛生材料宰領”と言う命令が出ました。

     衛生材料とはネズミの事です。

     私は同じ軍属の柴田と岡野の3名で

     ネズミ輸送の命令を受けました。

     飛行機に乗り、サイゴン、台北に1泊ずつして、

     10月24日に東京の立川飛行場に到着しました。

     そして新宿の陸軍軍医学校に行きました。

     休暇をもらい・・・・

     帰途につくために立川飛行場に行ったときには、

     すでに731部隊の専用機3機、

     これは97Ⅱ式重爆撃機でしたが,

     これにネズミ数万匹が積み込まれていました・・・・

     ネズミは縦40センチ、横30センチ、高さ30センチ、

     ぐらいの金網の篭にギュウギュウ詰めに入れられて、

     重爆の胴体部分に積み込まれたわけです。

     1機に5000匹ぐらい、

     3機で15000匹を運びました・・・・

     結局シンガポ-ルに着いたときには、

     3分の1は死んでいました。

     こうして運んできたネズミは、

     本部とジョホ-ルバルの梅岡部隊、

     クアラピラの飼育場にトラックで運んでいきました。

     このようにしてわたしは

     10月から11月にかけて2回のネズミ輸送に従事しました。

     計画では5万匹を輸送するつもりでしたが、

     結果は3万匹ぐらいだったわけです。

     これらのネズミは、

     埼玉県などの農家に依頼して生産していました。

     本部に戻ってからは春日部から

     空輸したネズミを飼育するので、

     マレ-半島中央にある小さな街

     クアラピラと言う所の英国の中学校を接収し、

     ネズミ数万匹を飼育したのです。

     私は動物の餌を作るための

     大きな山を開墾し、農園を始めました。

     クアラピラ飼育場は隊長が

     衛生大尉高具安三郎、衛生曹長星子、

     飼育係りは獣医の村井技手と

     稲葉通訳技手等でした。・・・

     南方最前線で米国本土攻撃のため、

     あらゆる努力と準備をしていたのでした。・・・・

     ノミを養う石油缶などを5万個位購入して

     グランドに積んでありました。

     ネズミを使って生産した細菌は、

     アメリカ軍に対して使う予定でした・・・・

     結局、南方軍防疫給水部隊は

     細菌戦の準備はしていたものの、

     私が知っている限りでは

     実戦に使用したことはなかったのではないかと思います・・・・


    ●オツマン・ウオク

    17歳の頃、岡9420部隊で2年以上勤務

    戦後スンガパ-ル社会問題大臣

     実験場で働いていた中国人、

     インド人、マレ-人の少年7人は、

     ネズミにたかっているノミを捕らえて

     容器に入れる役割を与えられていた。

     日本人およそ40人がシンガポ-ル中の

     ネズミを捜しまわり、獲物を実験場に持込んだ。

     次にネズミにクロロホルム麻酔をかけ、

     少年たちがピンセットでノミを集めた。

     その後の作業は日本人スタッフが引き継いだ。・・・・

     ペスト菌に汚染されたノミを、

     砂、馬の乾燥血液、未確認の化学物質を入れた

     石油缶に移し、およそ2週間繁殖させた。

     繁殖したペスト汚染ノミは、

     シンガポ-ルから出されて、

     タイに送られたとのことです。


    ● 上記 オツマン氏新聞のインタビュ-記事 

    (上記内容と重複している可能性もあります)

    シンガポ-ルのストレ-ツ・タイムス1991年9月19日

     1942年半ば、当時17歳だったオツマン氏は

     職探し中に叔父に紹介され、

     市内のカレッジ・ロ-ドにある

     古い医科大学の建物の中の、

     秘密の研究所に勤めることになった。

     そこでは、ネズミにペスト菌が注入され、

     そのネズミにノミをたからせて

     ペストノミを「生産」する作業に従事させられていた。

     不注意から、ネズミに指をかまれた日本人職員が発病した例を挙げ、

     同所が細菌戦準備のための組織だったことは

     間違いないとしている。

     

    こうした点について同誌の記者は松村高夫

    慶応大学教授に照会して、確認したと書かれている。

     

    ここまで731を初めとした

    日本の5つの細菌戦部隊について個別に書きました。

    次に全体として、今まで述べなかった細菌戦に付いて書きます。

     

    つづきを読む

  • 細菌戦の目的と手段

    2020/08/07
    15:45

    [ 731部隊の目的 ]
    731部隊は世界に類のないほど

    残酷な生体実験を繰り返しました。

    しかし実験そのものは目的ではなく単なる手段でした。

    目的は   

     1.細菌兵器の細菌培養や用剤の研究   

     2.使用方法の研究   

     3.細菌からの防衛研究

     

    これらの目的のために

    人体実験を必要としたのです。

    その結果細菌戦に使用する微生物は12種類となり、

    18種類のワクチンを開発したと言われています。

     

    [ 細菌攻撃の手段 ]
    細菌を使って敵を攻撃する手段は

    色々と考えられました。

    実験を繰り返し、成功したり失敗したりで、

    そのつど罪もない中国人が犠牲になりました。

    1.砲弾の研究  

     先端に細菌の液が詰まった75ミリの砲弾を

     開発したが実用性がなく、用されなかった

    2.爆弾

     イ型 鉄製

     ロ型 鉄製

     ハ弾 

      外側が薄い鋼性の爆弾で、

      中に1500の小片が炭疽菌液に浸されていた。

      爆弾が破裂して1500の小片が

      人を傷つけて炭疽病を感染させる目的で開発された。

     ニ型

     ウ型

     宇治型爆弾 

      鋼の外膜の爆弾で中に細菌を詰め込んだが、

      落下と爆発時の発熱で

      細菌が死んでしまうためうまくいかず、

      改良を重ね陶磁器を使った宇治型爆弾となった。   

      長さ70センチ、直径18センチで

      約10リットルの菌液を内蔵できた。     

      旧式宇治型、宇治50型、宇治70型、

      宇治100型と改良されていった

     RO爆弾  

      高度投下用爆弾だがうまく出来なくて中止

     母と娘達爆弾 

      落下中の発熱を防ぐため、

      地面すれすれで爆発するように開発された。    

      母爆弾を先に落とし

      細菌液を抱えた娘爆弾が後から落とされ、    

      母爆弾の爆発の信号で娘達爆弾が爆発する仕組みだった。    

      コストがかかりすぎて実用化されなかった。

    3.スプレ-   

      細菌を霧状にしてスプレ-する方法。   

      農薬の空中散布と同じ万年筆や

      杖の形をしたものまで暗殺用に開発した。

    4.人力で撒く  

      川や井戸に入れたり、汚染された食料を配る

    5.風船爆弾    

      今でも名前が残っているくらい有名です。    

      かなり高度を飛ぶため細菌が死んでしまい、

      改良が重ねられました。


    細菌戦や生体実験について

    軍の参謀本部はかなり細かく把握していました。

     

    ●医事課長大塚文郎大佐備忘禄第6巻から

      1944年5月23日、満洲に出張した小出中佐の報告

      (原文カナ、不明な字は?)

    チフス保菌者治療

    胆嚢部超短波 サルバルサン注射が効果あり

    サルバルサン、注射ワクチン-着手せんとす、

    手術的治療-マルタ実験 胆嚢?-縮、膿菌を入れる、

    効果あり(中略)

    ウジ弾(注:陶磁器製爆弾)-製作の希望あり、

    宮田参謀に申せり、予算を申出よとの事なり

    ホ号(注:細菌戦)高々度よりする集中攻撃 

    命中及濃度構成ありしが、

    現在効果をあげる見込みなき如し

    Px(注:ペストノミ)生産 田中少佐の研究  

    餅(注:ネズミ)の使用1/12となる  

    丸太(注:中国人)500名

    局長、餅を犬にしては如何 犬を使用し実施し在り

    今冬より春にかけ演習成果

    ペストの液菌は弾でやる(破片より入る)

    傷者の10-30%発症、

    弾子につれていくウジ弾 弾子20の中1割発症

    乾燥ペスト菌成功せず、

    1立米4ミリの濃度を必要とするとの見込

    混菌 寒い所で凍って発症せず

    将来関東軍は面に乾燥菌で

    耐寒耐熱膠着性を考えいかんとす

    脾脱疽 

    食道感染は疑問なりしが効果あり、

    ウジ弾で行かんとす

    局長-消化器からは入りしならん

    辰見大尉及部下2名感染す、

    皮膚より入る、生命はとりとめた、

    第2攻撃に参加する若い将校は良くやって居る

    脾脱疽 消毒薬はない、之が製造も研究の要あり(中略)

    ◎丸太使用実験は中央として

     多いに全軍的に重要な事を解決せしむる為也

     Pxは弾丸の有効性の問題 

     草知参謀 秘密事項今発表せんで可ならん 

     高山参謀 有功章をやる如く連絡す、発表の方法を考慮しようと
      (中略)
    発疹チフス予防施療液

    5万人分を有す 

    関東軍は労務者に使用し在り、

    効果ある如し

    ワクチンを作る時の残滓は

    ワイルフェリックス反応のみ明瞭に反応するとの事、

    軍隊にも使用して可ならん

    大連衛研 第4性病の診断液良好なる?たり

     

     

     

     

     

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