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キーワード「三光作戦」を含む投稿一覧

  • 地域別・日本国内、沖縄

    2020/08/31
    14:24

    軍慰安所は日本の植民地や

    占領地だけにあったのではなく

    国内にもありますし、

    当然の事ながら多くの

    日本女性が慰安婦になっています。

    外国や国内で慰安婦となった日本女性は

    一体どのようにして集められたのでしょうか?

    1. もともとそのような仕事に付いていた女性たち

     ● 内務省の「醜業を目的とする婦女の渡航について」

      を見ると条件は下記のようになっています。

       ◎現在内地において娼妓その他

        事実上の醜業を営んでいる者

       ◎満21歳以上であること

       ◎花柳病その他の伝染性疾患の無い者

      この基準で九州遠賀川沿い、大阪飛田、松島、

      神戸福原等の遊郭にいた女性たちが徴集されました。

    2. 人身売買された女性たち

     貧しい農山村の娘たちが生活苦や

     口減らしのために身売りされた例です。

     特に天草や東北の娘たちが女衒や

     業者によって人身売買されました。

     身売りされた本人たちは

     従軍慰安婦になることを知らなかったとの

     手記が沢山あります。

    3. 騙されて慰安婦にさせられた女性たち

     これには色々なケ-スがあります。

      ◎兵隊さんの身の回りの世話をする

      ◎軍の事務員やタイピストになる

      ◎慰問団の募集

      ◎従軍看護婦が慰安婦にさせられた

    いずれの日本人慰安婦でも、

    この辛い仕事をするには、

    「国家や天皇のため」という

    「忠君愛国」思想が必要でした。

     

    「手記」

    ● 味坂ミリ子 さん 

     天皇陛下は万が一の場合は

     全日本国民とともに

     自決なされるという話でした。

     私はこの話を町の人々から聞いた時、

     悲壮になって、私どもに出来ることなら

     なんでもやろうと一大決心をしました。

     私たちは本当に純真な気持ちで、

     そして、私たちの肉体を捧げることによって

     御国を勝利に導く事が出来るとすれば、

     この小さい肉体を、粉々に砕いても

     捧げたい気持ちだったのです。

    ● 中里チヨ さんの話

       (海南島で従軍看護婦をしていて、

       その時慰安婦から聞いた話として)

     (日本人慰安婦の話は)私がもし死んだら

     戦死の広報が家族に届くのよ。

     軍属だから遺骨は靖国に祭ってもらえるんですって

     (と、嬉しそうに話した)

    ● Y さんの話 

       (芸者をしていて18歳でトラック島で慰安婦になった)

     ・・・・軍属だから、

     死ねば軍人さんと同じに

     靖国神社へ入れてもらえるということでした。

     あの頃の私たちは愛国心に燃え、

     若さもあり、日本のため、

     陛下のためと頑張りました。

     

    このような気持ちで慰安婦になった日本人女性たちは、

    戦後「英霊」として靖国神社に祭られることも、

    恩給の対象にもなりませんでした。

    逆に日本の聖戦の恥部として無視され続けてきたのです。

     

    日本国内にあった慰安所について分かる範囲で書きます。

     

    ● 千葉県木更津の第2海軍航空隊と

        木更津航空隊にあった慰安所

     1942年、航空隊で憲兵隊長、総務課長、

     業者の会合が開かれ、

     軍の慰安所設置構想が提案されました。

     (内容)

      1. 慰安所は航空隊と航空廠から

       直線3キロを隔て、民家の付近を離れる事

      2. 建物は2階建て30坪余り、15軒、最低3畳が7部屋

      3. 夜具用品は特配する

      4. 1戸に7人の慰安婦を置いて

       平均常時100名を維持しなくてはならない

      5. 出入りの場所には憲兵ボックスを設ける

      6. 業者は客の所属、階級、年齢を届け出る

      7. この届け出には泊まりと時間を明らかにし、

       収受の金額を明示する

      8. 衛生用品と用具を備える事

      9. 1942年6月までに竣工すること

      10. 泊り7円50銭、1時間3円とする

     これらの命令は、経営者や所有の一切は

     民間の責任にあり、軍には関係ないとされました。

     工事は遅れ、結局1943年2月に

     6軒の慰安所が竣工しました。

     

    ● 千葉県には銚子、成東、茂原にも

     本土決戦に備えた沿岸防御部隊用の

     慰安所が設置されていたようです。

     ◎茂原 7軒 ほとんどが10代の女性

     

    [沖縄]

    沖縄防衛にあたった第32軍の主力部隊は

    中国から移動してきた部隊です。

    第24師団(通称 山部隊)は安東から、

    第62師団(石部隊)は中国から、

    第28師団は満州からです。

    中国大陸から来た部隊ですから多くの虐殺や強姦を

    思いのままに行なってきた部隊です。

    その上にもともとあった沖縄蔑視もあって、

    中国大陸で中国人に接したような

    行動を沖縄でも取ろうとして問題になったようです。

     

    ● 石兵団(第62師団)会報 第49号 

         1944年(原文カナ、意訳)

     強姦は軍人の威信を失墜し

     民心離反もしくは反軍思想誘発の

     有力なる訴因となるは

     過去の苦き経験の示す所なり・・・・

     県人中には他府県人に比べ

     思想的に忘恩功利傾向大なる・・・・

     当地域には貞操観念弛緩しある所あり、

     これの誘惑に乗ぜられ知らずの間に・・・・

     姦通略取誘拐住居侵入等の犯罪を犯す事なかれ・・・・

    注:中国での苦い経験があった事、

      沖縄人と沖縄女性に対する蔑視がみられます。

     

    ● 石兵団 会報  1944年9月14日 

        仲間(注:沖縄の地名です 原文カナ、意訳)

     ・・・・民家に立ち入る者未だ多数あり・・・・

     性的犯罪防止厳守の事・・・・

     強姦に対しては極刑に処す、

     関係直属上官に至るまで処分する軍司令官の決心なり

     

    ● 石兵団 会報  1944年10月26日 

           浦添国民学校 (原文カナ、意訳)

     性的犯行の発生にかんがみ

     各隊はこの種の犯行を厳に取り締られたし

     

    ● 軍並びに旅団に於ける副官会同会報事項 

       南地区司令部 1945年1月13日(原文カナ)

     焼かず、取らず、犯さずの三原則に徹せよ

    注:中国での三光作戦の様なことを指しています。

     

    日本軍は中国やアジアで行なったような

    民家を強制接収することや、

    慰安婦の強制連行はさすがに

    日本の本土内ではやっていません。

    しかし沖縄は別のようで

    中国大陸と同じように

    慰安所を作ろうとして

    沖縄県知事から拒否されています。

     

    ● 第26代沖縄県知事 泉守紀の返事

      (軍が慰安所設置の指示を出した事に対して)

     ・・・・ここは満州や南方ではない。

     少なくとも皇土の一部である。

     皇土の中に、そのような施設を作ることは出来ない

     注:皇土以外の場所なら作っても良いと言うことです。

     

    結局、沖縄は現地自活・自給自足の方針から、

    南方や中国と同じように

    人や物資の現地徴発を強行しました。

     

    慰安所設営の方針は下記の通りでした。

     1. 軍が新たに設営する

     2. 公共施設の接収

     3. 商工業施設の接収

     4. 料亭の接収

     5. 旅館の接収

     6. 民家の強制接収

     7. 空き家の接収

     

     

    ● 沖縄県史・沖縄戦記録2 から 小浜島の例

     ・・・・各家庭から畳2枚出せと命令が出され、

     学校の床板を剥ぎ取って完成した・・・・

     

    沖縄の慰安婦は遊郭(那覇の辻遊郭)から

    転売や強制された女性が多かったようですが、

    朝鮮人女性や地元の一般女性が

    誘拐された例も多くあります。

     

    ● 沖縄県警察史 第2巻から 

         八重山警察署 桃原用知氏の話

     慰安婦の件でも問題があった。

     当時慰安婦は軍が直接扱うのではなく、

     業者が経営していた。

     ある女性の母親から「娘がいなくなって

     捜していたが、娘から連絡があり、

     西表島にいることがわかった。

     毎日大変な事をさせられているので、

     帰してくれと言っても

     軍の命令だから帰さないと言っている。

     どうにかして下さい」ということだ。

     業者に注意すると「軍の命令でやっている」と言う。

     「軍の誰がやっていると言ったか?

     君達は軍の命令でやっているのか?

     慰安婦を軍がどうこうするという法律はない。

     直ちに帰せ」言った。

     すると業者は司令官(下永憲次大佐)へ

     そのことを報告したが、

     「そんな者は帰せ」と言ったようだ。

     

     

    つづきを読む

  • 中国全土における毒ガス使用地点と回数

    2020/08/03
    10:36

    毒ガスの被害者がどれだけいるのかも調査困難です。

    戦争中のため国民政府軍との正面戦や

    八路軍(共産軍)との戦いで調査統計がバラバラです。

    三光作戦等の毒ガスによる

    捕虜や一般住民の虐殺もあります。

    また関東軍化学戦部516部隊の毒ガス実験もあります。

    それらを分かる範囲で集計した数字はあります。

    ただし毒薬を空から撒いたり、水に投入したり、

    食料に入れたりした例は集計に入っていません。

    中毒者は少なくとも    94,000人以上

    中毒死者数        10,000人以上

    注:死者はガスによる死者です。

      日本軍は証拠隠滅のため

    中毒者を刺殺しましたが、

    その数は含まれていません。

    使用例から毒ガスの使い方を整理すると次のようになります。

     ◎密室に住民を集めて毒ガスで殺害する

     ◎洞窟に逃げ込んだ住民や兵士を毒ガスで燻り出す

     ◎飛行機から毒ガスを散布する

     ◎戦闘中に毒ガス弾や毒ガス筒を発射する

     ◎水や家などの生活の場に毒を撒く

     

    毒ガスの被害者の証言は数え切れないほどあります。

    地下鉄サリン事件を思い出していただければ分かります。

    あのような状態が起きたのです。

    さらに戦争が終わったと

    日本軍は毒ガス弾を現地に

    放置したままにしたまま、現在に至っています。

    そのため何も知らない一般住民や子供たちに

    現在でも被害が出ています。

    中国全土ではどのような使用分布になるのか地図を掲載します。

    SCN_0090 中国全土の毒ガス

     

    次は各地区で何回毒ガスが使用されたのかの表です。

    中国側資料資料でわかっている範囲です。

     

    ●毒ガスを使用した地点の分布(1241例)

    「化学戦史付録事例集」1990年から

    紀学仁「日本軍の化学戦」論文

    番号

    地域

    1937

     年

    1938

     年

    1939

    年

    1940

     年

    1941

     年

    1942

     年

    1943

     年

    1944

     年

    1945

     年

    合計

    1

    河北

    2

    10

    11

    26

    22

    23

    8

    11

    4

    117

    2

    山西

    7

    60

    71

    48

    33

    20

    22

    7

    2

    270

    3

    内蒙古

      

    6

    12

    4

    14

    4

      

    40

    4

    山東

     

    8

    1

    12

    22

    16

    11

    7

    1

    78

    5

    河南

     

    29

    16

    3

    23

    7

    4

    10

    2

    94

    6

    陜西

       

    1

    1

    4

     

    1

     

    7

    7

    安徽

     

    26

    13

    4

    3

    1

    2

     

    1

    50

    8

    江蘇

    3

    2

    6

    5

    10

    4

    7

    2

     

    39

    9

    上海

    10

    1

    2

          

    13

    10

    浙江

    1

     

    5

    9

     

    17

       

    32

    11

    湖北

     

    39

    22

    34

    19

    9

    55

    4

    4

    186

    12

    湖南

      

    16

    1

    5

    2

    32

    13

     

    69

    13

    江西

     

    80

    80

    26

    8

    1

    2

    1

     

    198

    14

    広東

     

    1

    4

    10

     

    2

    3

      

    20

    15

    広西

      

    2

    10

       

    3

     

    15

    16

    福建

        

    2

        

    2

    17

    黒竜江

       

    2

    1

      

    2

    2

    7

    18

    吉林

      

    1

         

    1

    2

    19

    遼寧

      

    1

     

    1

        

    2

    合計

    23

    256

    257

    203

    154

    120

    150

    61

    17

    1241

    敵後方戦場

     

    55

    70

    85

    76

    65

    33

    28

    11

    423

    正面戦場

    23

    201

    187

    118

    78

    55

    117

    33

    6

    818

      注:毒ガスの数ではなく使用した回数です。

        1回で何発も使用しています。

        敵後方戦場とは一般人に使用した回数です。

        正面戦場戦闘とは戦闘で使用した回数です。

     

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  • 始めに

    2020/07/14
    11:34

    通常、国同士の戦争は政府と政府の戦いですから、

    一方の政府が降伏すれば終わります。

    中国への日本の侵略では当然日本軍と国民政府軍の戦いでした。

    南京を占領された国民政府は首都を重慶に移転しましたので、

    日本としては後は重慶攻撃に成功すれば一段落で、

    むしろ占領した土地の安定に力を注ぐ必要がありました。

    しかし中国では、国民党と言う中央政府はあったものの

    まだ地方には沢山の軍閥があり

    小さな政府のようなものが各地にあったのです。

    共産党のゲリラ組織もありました。

    国民政府軍を追い出して安心して

    占領していた地域から多発的にゲリラによる攻勢が始まりました。

    その内、次第に中国共産党が力をつけてくると

    各地のゲリラ組織や国民政府軍の

    敗残兵を集め組織化し軍隊として再編成してきました。

    新四軍、第一路軍、第二路軍、第三路軍、・・・・第八路軍などです。

     

    ●日本では八路軍が有名です。

     正式には国民革命軍第八路軍といい、

     三個師(師団)で編成されました。

      総司令     朱徳

      第115師長   林彪

      第120師長 賀龍

      第129師長 劉伯承

    中央政府(国民政府)に管理されない

    自主的な人民軍が日本軍と戦うようになったのです。

    このような戦争では、たとえ政府が降伏しても

    国民全部が自主的に戦うのですから、

    勝ち負けという概念がなくなります。

    行く先々でそこに住んでいる住民を

    次々と敵に変えていく占領の仕方をしたのですから、

    勝利はありません。

    攻撃をすればゲリラはいなくなり、

    日本兵がいなくなるとゲリラの村になる。

    しかもゲリラ兵と村人の区別が一切つかないのです。

    戦っても戦っても暖簾に腕押し、

    むしろゲリラの襲撃で日本軍が

    負けることが多くなり泥沼の戦争に入りました。

    日本兵の手記にはゲリラに対する恐怖心でビクビクし、

    襲撃されて逃げる場面が多く見られます。

    せっかく占領してもゲリラのために

    点と線しか確保できない状態になってきたのです。

    しかし日本軍中央の見方は甘く、

    共産軍を軽視し、

    あくまで敵は国民政府と考えていたのです。

     

    ●北支那方面軍作戦課高級参謀 吉原矩大佐(のち中将)の述懐       

    戦史叢書・北支の治安戦 1 から

     治安粛清の対象としての中国共産党に対する

     認識は不十分であった。

     当時は中共軍を必ずしも重視せず、

     わが占領地域に残存潜在する蒋系(注:国民政府系)

     敗残部隊とほぼ同様の残敵、

     または抗日匪賊程度に見て・・・・

     たいした事はなかろうと軽視していた。

     

    1940年8月共産軍の「百団作戦」と呼ばれる一斉攻撃を受け

    大きな損害とショックを受けた日本軍は作戦を変更しました。

    それ以降三光作戦と呼ばれる

    歴史上稀に見る残酷な作戦が始まったのです。

     

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